[更新]連載小説『空六六六』五章劫火ノ語リ 忌み子祟り子に祝福を掲載先まとめ(五章完結)
こんにちは、浮草堂です。
いやー、9月14日開催の文学フリマ大阪13にて、『空六六六』を完結させましてね。七巻(七章)飛翔ノ語リ、発売中! 燃え尽き☆症候群!
発売先のリンクはこちらですー。燃え尽きてても食っていかねばならんので、よろしくお願いいたしますね、うふふふ、七巻はkindleアンリミテッド入りしてるよー。
本作の有料版はは一章につき一巻。全七巻構成で、七巻飛翔ノ語リを発行いたしました。
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さて、燃え尽きながらも、今月号のWEB連載は、五章劫火ノ語リ完結です! 一挙公開!? しねえ! 次回作があるんだ! 生活があるんだ!
『空六六六』
異常正義漢の少年と、最上級悪魔【鉄の女王】メフィスト・フェレス。
刀と銃で紡がれる、現代成長ファンタジー。
傷つき迷い間違えて、殺して走って恋をして、友だち作って世界を護る。
大人を目指す物語。
ミッドナイトノベルズ(こちらのみR18)
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pixiv(ミッドナイトノベルズと同内容)
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1951年 京都府
メフィスト・フェレスに連れられて、彼女の家に行った。
焼かれなかった京都の街。たたずむ立派な日本家屋。
軍勢の1人に会わせると言う。
床の間の前に、派手な着物の男がいた。
茶色い長髪に膝を丸出しの荒々しい座り方。じろりとした視線。右手のところに刀がある。
ヤクザだ、と思った。ポケットに入れたチョコレートをにぎって、心を落ち着かせようとした。
無理だった。
「こいつは鏑木一刀斎。大戦中に夫婦で通してごまかしとったんやけど……。ええ家が見つからへんからまだ継続や」
ため息交じりののんきな紹介。
けれども。
カブラギイットウサイ
あの箱に入っていた紙。
センセイ、だ。
僕はこの人の大事な生徒を、殺している。
剣呑な目つきで、男が座っている。
「アメ公か」
焼け跡ですらほとんどなかった、剣呑な目。
僕はチョコレートを握りしめて、「そうだよ」と答えた。
「歳は」
びくりと大きく体が震えた。
「33……」
瞬間。
左手が捕まれていた。3インチ先に剣呑な目があった。
今なら、立って走ってつかんだんだとわかる。けれど、当時は何が起きたかわからずにいた。
左手ににぎっていたチョコレートを、男は床に落とし踏み潰した。
とっさに、反射的に。
男の胸ぐらを掴んだ。
目の色が変わった僕を見て、一刀斎さんの目が落ち着いた。
「なんぞ食わせてやる」
どう返したらいいのかわからなかった。メフィストが念を押すように言った。
「なじみの女かなじみのヤクザがいる店はあかんで」
一刀斎さんが不服げな顔をした。
メフィストは僕に金をにぎらせた。
「支払いはこれでな」
お金払うの一刀斎さんじゃないの? これも当時言えなかったセリフだ。
次回更新は11月7日(金)! 六章新生ノ語リがスタートです! よろしくお願いいたします。ではでは See you!
評価、拍手、ブクマ、ふぁぼ等ありがとうございました!
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