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スーパーの値引きお弁当で贅沢をする

結婚して何年目だろう? 
えーっと、計算機、計算機。
ポチポチっとなと。 はー、27年ですかー。

若い頃は、毎日甲斐甲斐しくスーパーに通い、
少ない予算ながら
特売品やお安い食材を駆使して美味しい食事を作り、
お腹が空いても食べずに 残業で帰りの遅い夫を待つ。

私:「おかえりなさーい。おつかれさまー。
   ご飯にする? お風呂にする?」
夫:「じゃあ、お風呂先に入ろうかな。」
私:「はーい」

あれから、27年。

私:「お腹空いた~、今日のご飯は何?」
  在宅でリモートワークになった夫が食事係。
夫:「できたよ~」
私:「はーい」

と、綾小路きみまろさんの漫談に近い我が家。

夫婦二人で、子供は無し。
溺愛した愛犬を数年前に天国に見送り、今は二人と、金魚二匹。
お互いに50代に入り、私は 絶賛更年期中。
私より少し年下の夫は 絶賛50肩中。

手取りが200,000円あるかないかの 新婚当時は
とてもお金の管理に気を使っていましたし、貯金も頑張っていました。
年月を重ね、だんだん貯金もたまり、手取りも増え、
お金のゆとりは生まれました。

一方、夫婦の会話は少なくなり、いつしか私は
寂しさを埋めるために お金を使うようになっていました。
といっても、100円ショップで爆買いとか、趣味の手作りの材料を買うといったものでしたが、チリツモで今考えると勿体ない使い方をしていました。

そんなどこか虚しく、分かり合えない夫婦関係に
ずいぶん苦しみ、
紆余曲折あり、山あり谷あり、転覆もしかけ、
どうにかこうにか持ち直して今に至ります。

そんな昨今、夫の定年や 老後 のことがだんだん
そう遠くない将来だと感じるようになってきました。

会社の社宅制度で今は安く住めているこのマンションも
家賃補助が、このまま転勤がなければ、減額され
定年前には補助がなくなり、
一気に家計負担が大きくなる状態です。

シニア雇用になれば、お給料も減ります。
ねんきん定期便で将来の支給見込み額を見て、
そこから色々引かれて、
手取り年金はもっと少ない値だということも知り、
「うわっ、マジっすかー!」と、目が覚めました。

そこで1週間くらいかけて、
家計簿や過去のクレジット明細をチェックして、
今のくらしで使っている
生活費や ふるさと納税などの 特別出費を洗い出し、

家賃補助がなくなり
シニア雇用でガクンと手取りが減ると想定した状態で
やっていけるかを計算しました。


その結果・・・・



今のままでは


・・・(ゴクっ)・・・




ハイ、無理でしたーーー。((( ゚Д゚))) 



定年前から、アウトー! です。




そこで、ジムを解約! 

サプリメント、サブスク見直し!


車の維持費 や 電気・ガス・水道代、
携帯やネットの通信費といった固定費をのぞいた
毎月の家計予算を割り出しました。

固定費の削減は、
昔からの節約習慣で最安値のものにしているので
後のやりくりは それをのぞいた
食費、衣服費、雑費です。


若い頃のように 自転車で安い食材を買って
すべて手作り・・・
ううっ、うーーっ、

出来れば、
したくない ( ;一 一)

っていうか
そもそも今、 

私は

料理をしていない。


夫が食事係なので、

負担が大きい のは 心苦しい・・のだ。



そう思いながら、食費の予算を出したところ、

今まで通りでも食費予算は
大丈夫だと判明しました。
ほーーー、セーフ  (*´з`)

しかーし、 
外食するのは、まだまだ恐ろしい。

というわけで、夫の負担も減らしつつ、
外食という手軽さも何となく味わえる
スーパーのお弁当で、代用することに
夫婦会議で決定しました。


世の中でよく聞く、リタイヤ後の
先輩夫婦 のスタイルのように
今の私たちは

それぞれ 好きなことを楽しみ、
それぞれ 思い思いの時間を過ごして、
時々いっしょに行動する という生活をしていて、
休みの日も含めて互いに忙しくしています。

そんなこんなで、週末に食料をまとめて買いに行くのに
いつもより遅くなって出かけたある日のこと、

お弁当に値引きシールが張られて、
思いがけず
お安く大量ゲットできました。

それからというもの、この夫婦は
あえて遅い時間に買い出しに出かけることにし、
毎週、美味しいお弁当をお安くゲットしてるとさ。
めでたし、めでたし。

と、

思っていたの で・す・が、

先日、YouTube のおすすめ動画に
定年後の ねんきん生活に入った独身男性の苦悩
といった 内容のものがありました。
アニメで作られたフィクションのお話でしたが
そのなかで、主人公の男性が
思いのほか少ない年金で生きなければならない現実に、

「“スーパーで値引きシールの貼られた惣菜を
 人目を気にしながら買う惨めさ” を
この歳で味わうとは 思いもしなかった…」と
悲哀に満ちた感じで語っていました。

...


あのー、

なにゆえー、 

惨めなのでしょうかー・・・? 


あのですねー、

“人目を気にして” って

そこにいる人たちはー 
みんな ー
値引きシールのお惣菜を買いたい人だと
思うのですがー・・・。

と、その動画を作った人に
現場の声を届けたくなりました。

というわけで、

もし、リポーターが来て、

「こちら、値引きシールが張られたお惣菜コーナーですー。
いま、お買い物をされているこの女性のお客さんに
インタビューしたいと思いますー。
お惣菜が30%引きになってますねー、
これを見ていかかですか?」

と、私にマイクを向けられたら

「いやー、めっちゃラッキーです。 ありがたいですー!」 
と ウキウキで話すでしょう。
なーんて 想像しました。

卑屈になる選択肢のない私には、
あの動画の主人公は、
なんか人生、自分でつまらなくして
ご苦労様だな思いました。

正規のお値段で売れる方が お店にとっても
経済の活性化においても良いことです。

しかし、売れ残って食品ロスを出してしまうより
安い値段でさばいてしまうこともまた、意味あることです。

その恩恵に有難く預かり、
美味しいお弁当を
自分達でそのおかず一つ一つを手作りするより安く
頂けるのです。

わたしにとっては、そんなお弁当を
お値打ち価格で思いっきり買えること自体に、
大変な贅沢を感じます。

お金がない=みじめ でなく、
お金がない=なんとかやるぞー! 
の 思考回路が
私には標準搭載されているようです。

みなさんは、どうでしょうか?


私は 子供のころから

もし、かつかつの生活費になったら
もし、住むところがなくなったら

想像しては

ここなら暑さ寒さをしのげそうとか、
この店のこの食材なら何とか食べつなげられる!
なんて考えてサバイバルを妄想するようなタイプでした。

それって、マイノリティーなのでしょうか?

なにはともあれ、

今、我が家では
スーパーの値引きお弁当で贅沢することに
幸せを感じているというお話でした。


それでは、また。




 













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