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U.E. Haraの読記帖「南の島のよくカニ食う旧石器人」

「南の島のよくカニ食う旧石器人」藤田祐樹著。この本は本当に素晴らしく面白い。前に「ハトはなぜ首を振って歩くのか」で藤田氏はマニアックな鳥類専門家だと思っていたのが、沖縄の県立博物館に勤務されたからか人類学をやっていた。しかも、私の住んでいる近くのサキタリ洞で、日本いや世界でも有数な旧石器人や石器を掘り当てて研究していた。

前年まで石垣島に住んでいたので、白保竿根田原洞穴遺跡(しらほさおねたばるどうけついせき)の発掘調査の記事を読んで、ワクワクして調査結果を待っていたのだけど、一向に本になる気配もなく、どうなっているんだろうと思っていましたが、考古学の調査が年月がかかるものだと、この本の発掘ドキュメントで納得しました。年代測定でも5年とかかかったり。

で、サキタリ洞は、上の写真の玉泉洞や港川人が発見された場所のすぐ近くで、雄樋川の周辺にある鍾乳洞です。実はサキタリ洞は観光化されていて、地元あるあるでまだ行ったことがないのです(今度絶対行きたいですね)。そのサキタリ洞のケイブカフェの側で著者は地道な発掘作業をしているそうです。今の続いているのかも。余談ですが、私の推しのクラムボンもここでライブをしているのですよね。まだ私がクラムボンを知らないとき(悔しいですね。行きたかった)

で、本題に戻ると、サキタリ洞の住人は雄樋川で釣りをしていたそうです。たまに海でも魚を釣っていた。しかも遺跡からは大量のモクズガニとカワニナが出てきて、人骨が見つかる前に発掘しているときに、なんでこんなにカニが出てくるんだろうと、人骨が出ないのに落胆していた。しかし人骨が出た後では、カニを季節の珍味としてサキタリ洞にやってきて食べていた!という旧石器人のグルメ生活を想像するという笑。

またまた話が逸れますが、「雄樋川で釣り」という旧石器人と同じ行動を私もしていました。私の地元の村は沖縄でも珍しい海に面していない村でした(今は合併で市ですが)。中学生の頃、隣村の友達に誘われて、釣竿を担いで雄樋川まで1時間ぐらいか歩いて釣りに行きました。初めての投げ釣りで、そこそこ釣れましたね。さらに私の門中(沖縄の親戚の大きな繋がりといえばいいのか)の墓は、亀甲墓(かめこうばか)ですが、玉泉洞に近い場所にあります。わが祖先は港川人だったのかもしれません(遺伝子では今の沖縄人と港川人の接続はないか、まだ決まらない。でもね著者も言ってますがつながってほしいですね。沖縄人だと某政党とかの主張とか素戔嗚尊とかピンとこない。出自は卑弥呼でもないし、旧石器の港川人だと言いたい。

と、ネタバレしたくないので、雑言ばかりですが、とにかく面白いです。



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