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「もう治らない」と言われた乳房のしこりが改善した日

〜母乳育児を頑張りすぎていたお母さんへ〜

「このしこりは、もう治らないと思います」

そんな言葉を言われたら、
きっと多くのお母さんが絶望してしまうと思います。

今回、ひだまり助産院に来院されたのは、
生後5か月の男の子を育てる初産婦さんでした。

実はこのお母さん、
産後すぐから乳房トラブルを繰り返していました。

最初は、友人から紹介された助産院で乳房ケアを受けたことがきっかけだったそうです。

けれど、
指導された授乳方法がご自身には合わず、
そこから徐々にトラブルを繰り返すようになっていきました。

別の助産院にも通い、
毎月1〜2回、
ひどい時には週に3〜4回もケアを受けていたそうです。

それでも、

「ケアを受けた時は少し良くなる気がする。でも、また悪くなる」

そんな状態がずっと続いていました。

さらに、

「もともとの乳腺組織の問題だから、治らない」

とも言われていたそうです。


ある日、突然悪化した乳房トラブル

乳房トラブルは一進一退だったそうですが、
ある日、突然悪化しました。

右乳房の半分以上が硬いしこりになり、
脇へ向かって筋状のしこりも出現。

強い痛みで、
腕を上げることもできず、
赤ちゃんを抱っこするのもつらい状態でした。

それでも、
通院していた助産院では、

「授乳しながら様子を見ましょう」

と言われただけだったそうです。

「もうどうしたらいいか分からない」

そんな思いの中、
インターネットで検索し、
ひだまり助産院を見つけてくださいました。

口コミを見て、

「ここなら何とかなるかもしれない」

そう思って、
勇気を出して連絡をくださったそうです。


お母さんは、ものすごく頑張っていました

このお母さんは、
乳房トラブルを治したい一心で、
言われたことを本当に真面目に守っていました。

  • 食事制限をする

  • 食べたいものを我慢する

  • 抱っこ紐を使わない

  • 常におっぱいを優先する

毎日の授乳も必死。

赤ちゃんが乳首を引っ張ると、

「ちゃんと飲んで!」
「引っ張らないで!」

とイライラしてしまい、
ご主人に当たってしまうこともあったそうです。

でも、
お母さんは悪くありません。

ずっと、
「治したい」
「母乳を続けたい」
と必死だったのです。


触診で見えてきた「本当の原因」

実際に触診をすると、

  • 右乳房上部全体の強いしこり

  • 乳輪から脇へ続く筋状のしこり

  • 複数の乳管の狭窄

  • うっすらとした白斑

が確認できました。

まずは丁寧に触診を行い、

「どこの乳管が詰まっているのか」

を予測しながらケアを開始。

射乳の瞬間を確認しながら、
閉塞している乳管を特定していきました。

原因となっている乳管が分かると、
そこから丁寧に排乳を続けることで、
少しずつしこりが縮小していきました。


ケア後、お母さんが涙ぐみながら…

ケア後には、

  • 右乳房の硬さが大きく改善

  • 左乳房はふわふわの状態に

  • 腕が上がるように

  • 赤ちゃんもスムーズに授乳

という変化が見られました。

そして、
お母さんはご自身のおっぱいを触れながら、

「こんなに柔らかくなったの、初めてです…!」

と、とても驚かれていました。

その表情が、
本当に印象的でした。


今回のケースで伝えたいこと

今回の乳房トラブルは、
決して“特別難しいケース”ではありませんでした。

原因となる乳管を見つけ、
そこから適切に排乳していく。

基本的なケアです。

ただ、
乳房ケアでとても大切なのは、

「どこの乳管が原因になっているのか」

を正確に見極めることです。

原因にアプローチできなければ、
何度ケアを受けても、
根本改善につながらないことがあります。


「自分の乳房が悪い」と思わないでください

私は、
母乳育児で悩んでいるお母さんたちに、
どうしても伝えたいことがあります。

もし乳房ケアを受けても改善しない時、

「自分の乳房が悪いんだ」
「もう治らないんだ」

と思わないでください。

そして、

「この助産院でダメだったから、もう無理」

とも思わないでください。

助産師によって、
触診の考え方も、
ケアの方法も、
技術も違います。

だからこそ、
どうか諦めず、
別の助産師に相談してみてください。

真摯に向き合い、
一緒に悩み、
寄り添ってくれる助産師は、
必ずいます。

お母さんが、
笑顔で授乳できる毎日を取り戻せますように。

皆さんの育児を応援しています(#^.^#)

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