門前払いの先に
今日は妻と一緒に、約320kmの小さな旅に出た。
まずは太宰府天満宮で文化芸術の向上を祈願し、その奥にある天開稲荷社では商売繁盛を願った。
その後、春日市のギャラリーへ。
そこで、一人の画家さんとお話しする機会があった。その方は15年前、「自称画家」と名乗るところから始めたそうだ。
絵は独学。
そして、ありとあらゆる画廊を訪ね歩いた。けれど、そのほとんどが門前払いだったという。それでも諦めず、人に作品を見てもらえる場所を探し続けた。
その画家さんが言っていた。
「とにかく、人に見てもらう機会を作ること。」
もし即興の似顔絵が難しいなら、宇佐神宮のような場所で手描きのポストカードを置いてもらうのも一つの方法だと。
そうすれば、お店にとっても「ここにしかない作品」になる。
その話を聞きながら、最近出会ってきた画家さんたちのことを思い出した。
海外で作品を販売している人。ギャラリーを経営している人。「自分の描き方を見つけなさい」と教えてくれた人。そして今日の画家さん。
方法はみんな違う。
でも、一つだけ共通していることがある。
誰も待っていない。
自分から動き、自分から作品を届けようとしている。
最近の僕も、ギャラリーを訪ね、画家さんに会いに行くようになった。正直、これが正解かは分からない。
でも今日、画家さんの話を聞いて思った。
少なくとも、立ち止まって待つよりは、一歩外へ出る方が自分には合っている。
320kmの移動は決して短くはなかった。
でも、その距離以上に大きな学びを持ち帰ることができた一日だった。
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