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沼を見つけよう。妖怪になれ。《6月25日の占いライティング》


人生を「迷路」と呼ぶ人がいます。その言葉を聞くたびに、私は体育館の隅で忘れられたフラフープみたいな顔になる。

迷路なんて、そんな整備された娯楽施設みたいなものじゃありません。出口が用意されていて、俯瞰図があって、時間をかければゴールにたどり着ける。そんな親切設計ではないでしょう。人生はもっと野蛮です。もっと雑で、もっと笑えます。

私に言わせれば、人生は「コンビニで温めすぎて爆発したミートソースパスタの蓋を、平静を装いながらそっと開ける瞬間」に近い。

開けた途端、赤い宇宙が点描画のように内側へ広がります。あ、終わった、と思う。けど同時に、なぜかちょっと笑える。店員さんの「大丈夫ですか」という声も遠くに聞こえます。

その絶望とユーモアが同時着火するあの感じ。あれが人生の正体です。

世の中はやたらと整列を求めてきます。効率、最短距離、勝ちパターン、再現性。まるで全員が同じフォントで印刷された取扱説明書になれと言われているみたい。

でも現実はどうでしょう。深夜2時、布団の中で「私はこの星に必要なのか」なんていう壮大すぎる議題を一人で開催し、5分後には冷蔵庫のプリンの存在を思い出して議長が辞任する。それが人間です。意志はゼリー状。覚悟は三日坊主の化石。それでも朝は来ます。容赦なくアラームは鳴る。スヌーズを押してもまた鳴ります。

6月の湿度が髪を膨張させ、カレンダーが「今年、もう半分ね」って無慈悲に囁くころ。私たちは、やり残しという小石を靴の中に入れたまま歩いてる。その違和感を「向上心」と言い換えるのが大人の技術なんだけど、本音を言えばただ落ち着かないだけで。

占いとは何か。それは未来予知ではありません。散らかった机の上に転がる消しゴムのカスを指で集め、「これ、星の形に見えなくもないですよ」と言い切る勇気の芸術。

つまり、解釈の錬金術。

事実を希望に翻訳する同時通訳。科学ではなく詩です。信じるか信じないかではなく、おもしろがれるかどうか。それが占いの正しい使い方なんです。

今日はその翻訳機を一度、あなたの手に渡したいんです。深刻さという鉄のコートを脱ぎ捨て、自分という奇妙な装置をおもしろがるために。重くなりすぎた肩を、少しだけ軽くするために。

あなたという存在は、静かな顔をして実は内部で雷雲を飼っているタイプでして。

脳内には同時に2つの天候が走っています。冷静な観測所と、突風を待ち構える滑走路。空気を読む速度が速すぎて、他人の言葉の句読点の癖まで把握してしまう。

しかも正義感が強い。強すぎる。強火のフライパンくらい強い。テフロン加工が死ぬ。悪を見ると黙っていられません。

同時に、「ここではないどこか」への憧れをポケットに忍ばせています。安全圏にいながら、常に非常口を探している瞳。優しいです。

だけどね、退屈は嫌いです。思慮深いんだねど刺激を食べないと死にます。矛盾だって?ええ矛盾です。でも、それがあなたなんです。矛盾こそが、あなたの燃料です。

あなたは人のおもしろさを見つける天才です。会話という即席ラジオ番組を始めれば、相手は勝手に主役になります。質問が上手いんですよ。相手から物語を引き出す、釣り人のような技術がある。

けど愚鈍な空気に触れると、内側のアラームが鳴ります。「これは低解像度だ」って。その苛立ちは才能の副作用で。

月光のような感受性は、光も影も増幅するんです。明るいものは眩しく、暗いものはより深く。

注意してください。好奇心はガソリンですけどね、注ぎ続けると火柱になりますから。

あれもこれもと飛び回れば、成果は霧散しちゃう。成功は、広さではなく深さです。あなたが本当に強いのは、ある一点に潜ったとき。

だから沼を見つけてください。底まで行ってください。妖怪と呼ばれるまで潜伏してください。そうすれば、あなたのエネルギーは湯気ではなく蒸気機関になるから。湯気は消えますが、蒸気機関は世界を動かします。

若い頃は感情がジェットコースターでしょう。だけどある時期。27歳くらい。ふっと視界が変わります。「私が主役で何が悪い」という静かな王座感覚が芽生えます。さらに年を重ねれば、散らかった人生のレシートを一枚ずつ分類できる冷静さが育ちます。

混沌を抱えたまま、整える。それがあなたの完成形。

誠実さとは消耗ではなく、自分の歪さを認めたうえで、なお笑えることです。

完璧な人間になることではなく、不完全な自分を受け入れること。それが本当の誠実さです。

ここから先は、あなたの物語です。深刻に読む必要はないからね。どうぞおもしろがってください。

自分という未完成の装置を誇らしげに再起動してください。世界はまだあなたを使いこなせていません。あなた自身も、まだ自分を使いこなせていません。

それでいいんです。使いこなせていないということは、まだ伸びしろがあるということだから。

ミートソースパスタの蓋を開けて、赤い宇宙が広がっても、笑ってください。拭けばいいだけだよ。服が汚れても、洗えばいいんす。

人生も同じ。失敗しても、笑って、拭いて、また始めればいい。それだけ。​​​​​​​​​​​​

ということで、もう少し具体的に、占いライティングという形を使ってあなたを分解してみます。6月25日生まれのあなたに言葉を贈ります。

※占いライティングは『放課後ライティング倶楽部』メンバーになると、無料であなたの誕生日記事を執筆して、すべてお読みいただけます!
※メンバーじゃなくても、生まれた月日を教えてもらえれば、特別価格500円で購入いただけます。(有料記事でアップします)

【あなたの誕生日、教えてください】

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◆これまでの誕生日記事

◆体験者さまの感想

note記事を投稿してくださった方は、上記マガジンに収録させてもらっています。

うわあ……鳥肌立った。言い当てられた、というよりも、自分の中にあった感覚に言葉を贈って貰えたような。有料の部分が泣けます。最初占い信じていなかったけど、これは最高すぎます。泣けますこれは。もう何度も読み返しています。いやあ、鳥肌立ちました。怖い。やばい。すごい。の、語彙力しか出てきません(笑)最高のプレゼントです。(Sさん)

流れるようなストーリー仕立ての鑑定。かなりの文章量にもかかわらず、スルッと登場人物になったように世界観に溶け込めました♪問いかけられるような文に対話している感覚になってしまい、おもわず「そうそう!こういうとこあるよ」って答えたり、「もしかして全世界のこの日生まれの中で、私はちょっと変わってる?」と聞き返したり、最後まで一気に読み進めてしまいました。(Tさん)

占いとか基本信じないんですけど、申し込んだのには訳があって。ヤスさんの占いが始まった当初、懐疑的な目で見てました(ごめんなさい)。というのも、占いって『誰にでも当てはまることをそれっぽく言ってるんでしょ?』というひねくれた考え方があって(ごめんなさい)。それで占いの結果を「どれどれ?」と見てたわけです。(めっちゃ嫌なやつ)そしたらね、他の方の結果が、全然私に当てはまらなかったんです。違うなー違うなーと。でもお誕生日の人は「すごーい!めっっちゃ当たってる!」と言うじゃないですか。(そりゃそうだ)。ってことはつまり、そういうことかと思ってお願いしました。その結果がこちらです。わ た し ま ん ま🤣🤣🤣ちょっと気をつけよう?ってところも柔らかく教えてくださったのでこれからは気をつけつつこのまま生まれつきの性分で花火ぶち上げていこうと思います!(Hさん)

流れるように美しい文章で、一つの映画を見ているようでした。あれ?私こんなに素敵な人生送っていたっけ?みたいな!そして表現者というより、○○というのが1番しっくり来ました。私は自分を、リアリストだと思うんだよね!すごく丁寧に鑑定してくださっていて、胸熱です✨また何度も読み直したいと思ってます✨(Mさん)

占いに興味はあるけど上手く全ての人に当てはまる言い回しがあるんだろうなぁと思っていた。ヤスさんの占いは褒めてくれるので、ちょっとこそばゆいけど「もっと言って〜」。悪い感じがしない。正直言い回しの問題じゃなくて当たってる⁉︎人の顔色をみて「明るそうにしてるけど何かあったに違いない」あとで聞いてみると当たるコトがよくある。知らずに言った言葉に感謝されて何十年も会ってない同級生に感謝されたこともある。追及しないと理解出来ずに何に使うかわからない資格もたくさん持っている。語り出したらまだあるのですが、長文になるのでこの辺で。ヤスさんの文章は愛情を感じてます。入り口の掴みと終わりといい、最高の文章ですね!私もこんな愛情ある文章を書いてみたいです♡(Rさん)

びっくりしました。これだけの長文で表現するだけでも大変ですが、一文一文に、「あ、そうそう」「まじで?なんでわかるの?」が入り込み続けていて。占いってなんとなくどちらとも取れるような言い方をして、当たらずとも遠からず、そう言われればそうかもしれないを繰り返して、なんとなくあっているような気がする、という戦法で書かれているんじゃないかと勝手に思っていました。が、この占いライティングは、そういう意味ではかなり尖ってます(笑)なので、その上で自分が気づいていないかもしれない、弱点やアドバイスが沁みてきます。いや、シンプルにやってもらったら元気出ました。自分が迷ったときにもう一度読み返したい、そんな宝物のような文章をいただきました。ありがとうございました!(Lさん)

私の私生活覗かれてるみたいです😂なんでこんな言い当てられてるの?しかも文章全部面白くて、クスリと笑いつつも泣ける。文章からみえる優しさに泣いて、比喩の面白さに笑って、明日へ向けてまた頑張れる。“「気持ちを冷蔵庫に入れる前に、一口味見する」こと。”これ、本当に大切にしなきゃって気付いたのつい最近です😂そして成層圏へ行きかけてちょっと燃えて帰ってきました🤣いや、これが“ちょっと”なら、これからだいぶ勝つはず😏もっと自分の直感を信じて生きていってもいいのかもなぁ…と思い始めていたところなので、背中を押してもらえました✨(Nさん)

ちょっと長いですって、3000字近いんですけど!めっちゃびびりました。あんまりにもボリューミーで。こんなにいっぱい、ありがとうございます。めっちゃ当たってるんですけど。誕生日の数字だけで、なんでこんなに的確なんですか?あ、もしかして、ヤスさん能力者だったりします?なにより文章が優しくて、占いというより、カウンセリングを受けてる気分。迷える子羊(!?)の背中をそっと押していただきました。10代、30代、50代はじめまでについて書いていただいて、それが『そっかー、そういうことだったんだー』と妙に納得感。50代はじめを抜けたいま、再開される冒険がどんな世界なのか楽しみです。『ほんとのところのあなたって』がどんぴしゃで、ちょっと泣きそうになりました。どこもかしこも、いただいた文章すべてが、何度も読みたいお守りです。ありがとうございます。とても素敵なリーディング結果でした。(Hさん)

いやぁ、本当に読み応えあって!ゆっくりじっくり味わって読みましたよ!何度も!2000文字にも及ぶ鑑定結果、ゆっくりじっくりと文章を味わいながら読ませていただきました。(うんうん、たしかにね、私そういうとこあるわよね…)。言い当てられて、占いはここで終わるのが一般的だと思うのですが。ヤスさんの頭の中には文章のストックがたくさんあるのですよ。弱点だと思っていたことも言葉を変えていい感じに変換してくれました。自分らしく生きていくヒントをたくさんもらえました。ありがとうございました。(Sさん)

すごいです……「こうありたい」自分に向けてすごく心強いメッセージをいただいたのに、「既にこうである」自分を見つけていただいてもいて(と言うのはおこがましい気がして気が引けたんですがそこもちゃんと見られていて笑)、こうである自分、こうありたい自分に向かって一直線に進んでいこう!って勇気をもらえました。ヤスさんの占いを読んでいたら、きっと肯定できる道があるって希望が持てました。「ほんとのところのあなた」胸に刻みます。天職と才能の話は、心が躍ってしまいました。本当にそんな自分だったらどんなに素敵だろうと。信じます!これからも自分を大事に頑張ります。(Kさん)

まず、たくさん褒めてもらえるので、気分が上がります。大人になってこんなに褒められることって滅多にないから、それだけでまず前向きになれます。褒められたい人は、占いをお願いしてみましょう。とても楽しい気持ちになれます。また、占い部分が結構当たっていることに驚きました。私の人生をどこから見てたの?って正直思いました。軽い気持ちで依頼した人ほど、占いの精度に驚くでしょう。そして何より、背中をポンと押してくれるようなポジティブさがあります。人生真っ直ぐ進めることばかりじゃないから、迷った時こそ占ってもらった言葉に立ち返ろうと思えます。指針になるような占いを、ありがとうございました!(Yさん)

「魅力は締め切りギリギリの奇跡でできている」というタイトルから、すでに心を掴まれました。読み進めるうちに、「あ、これ完全に私のことだ…」と何度苦笑いしたかわかりません。締め切り間際に突然“神モード”になるところや、本番にだけ異様に強いところ、「信頼」にだけは妥協できないところ――どれも図星すぎて、思わず姿勢を正しました。占いというより、「私というキャラクターを深堀りした長編エッセイ」を読んでいる感覚に近いです。ネガティブに感じていた「ギリギリ癖」や心配性なところも、「優しさや誠実さの裏返し」と言ってもらえたことで、少し好きになれそうだと思いました。20歳・21歳・51歳…と、人生の節目ごとの変化まで言語化してもらえたのも新鮮で、「後半戦の私、楽しみかもしれない」と未来へのワクワクが生まれました。年末のラスボス的に「最後に笑う側の人間だよ」と背中を押してもらえたことが、なにより心強かったです。(Kさん)

「占いライティングはじめます」。放課後ライティング倶楽部リーダーがまた面白いことを始めたぞ、と思った。占い? ライティング?生まれ年月から出てきた占いの結果は、暗闇で揺れるランタンの光みたいなものだった。気をつけたいこと、強み……ヤスさんオリジナルの言葉で照らされたワタシ。書く勇気を頂きました。よし!(Tさん)

ヤスさんが相手のことを思い、幸せになってほしい気持ちを込めて書いてもらっているのがわかる。これぞラブレター!しかも、ライティング技術を駆使して読みやすい工夫が随所にされている。そこに私の過去と未来が語られている。食い入るように読んだのは言うまでもありません。こういう文章を書いてみたい!占ってもらえるだけではなく、ライティングも学べちゃう。放課後ライティング倶楽部⁈マジで⁈やらな損、損、孫悟空ってなもんですよ!(Aさん)

自分の人生において、「占い」の持つ比重は多くても3%。そう思ってたんです。この日までは。占いで大阪から埼玉へ引っ越した年がピタリと当たるなんて思わないでしょう。それまで楽しく友人に囲まれ笑顔で過ごしていた私が、転校した途端に周りとそりが合わず、部活なんか嫌いだというまでになった。それがやっと最近、周りとの交流を大事に思えるようになりました。そんな変化が数字で書いてある。怖。心の変化から気にしていた弱点までぴたりと言い当ててくるもんだから、読むのにめっちゃドキドキします。だけど、そんな中でもお守りになるようなキーワードが見つかるから、心が揺れる日は何度も読み返したくなるんですよね。求めている言葉が必ず見つかる不思議な占いだなぁと思いました。(Aさん)

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