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週3日オープンな文章論

 
タワマンの最上階に住んでそうで、実は長屋の2階なヤスです、こんばんは。

先日、近所の手作りシフォンケーキ屋さんに初めて入りました。「毎週金・土・日オープン!」と立て看板に書いてある。週の半分以上は寝てる店。うらやましい。

でも、開いてる3日間はたしかにすごい。ちょっとした行列ができてる。
ふわっふわのシフォンケーキに、丁寧にラッピングされた保冷剤が添えられていて、なんかこう、おいしさへの気遣いって、包み紙からもう始まってるんだな、って思ったんですよ。

そのときいつものように例のごとく思う。文章も、こういうことだよなって。

どういうこと?って思いましたよね。安心してください。私も思ってます。

聞いてほしいのはここから。

おっと、全部無料で読める記事だから安心して読み進めてね。

で、文章を書くって、保冷剤を入れる作業にちょっと似てる。

中身(シフォンケーキ)がふわふわしてても、それだけじゃダメなんですよ。
ちゃんとクールさ(保冷剤)を添えておかないと、読む人のバッグの中でドロドロに溶ける。

どれだけ熱い思いで書いたとしても、読者が手に取ったとき、温度管理されてなかったら「うわ、べちゃべちゃやん」で終わるんです。悲しいけど、シフォンも文章も冷静さが命。

そして「毎週金・土・日オープン」。
あれ、書く側から見たらめちゃくちゃ重要なヒントかもしれない。
つまり、自分のコンディションが整ったときだけ、しっかり開ければいいんです。
月・火・水・木は、材料を仕込んだり、空を見たり、ひたすら寝たり、マンガを読んだりしていていい。

でも金・土・日には開ける。
堂々と、しっかりと、サボらずに。

毎日無理やりオープンして、干からびたスポンジ出してたら、客(読者)は来なくなる。
自分の「言葉のゴールデンタイム」を見極めて、その時間にだけ勝負すればいいんです。

で、タワーマンション。
私の文章論では「盛る象徴」なんです。
「実は一階の話なのに、さも最上階の眺望から見てますけど?」みたいな顔して書く。

つまり文章って、ある種の詐欺です。いや、詐欺って言い方が悪ければ、演出。
団地の5階からでも、いい感じの角度で眺めれば夜景は輝く。書き手のタワマンパワーって、その演出力なんで。

文章は、保冷剤を添えて、金土日だけオープンして、団地の5階からタワマンのふりをする遊びだ。だから面白いし、だからたまに嘘くさくて、でも、たまらなく書きたくなる。

《今週の三題噺》
1.タワーマンション
2.保冷剤
3.毎週金・土・日オープン

#木曜日は3ースデイ
 

[画像協力:さちわ]

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