恋愛の真髄から文章を学んだ
大学のとき。男の友だち同士が一人の女の子を取り合ったのを思い出した。
仲が良かった二人なのに、一方は友だちの悪いところをめっちゃ女の子に吹き込むんだ。いやいや、悪手だろ、それ。と思ったけど言わなかった。案の定、悪口男は嫌われて、もう一方と付き合ったんだ。ん?それって友だちとか言っててヤスの話でしょ? いや、違います。だってその女の子は元カノだもん。……あぶね。「なんのはなしですか」で締めかけた。
◆
書けば読んでもらえる。そんなありがたい環境に慣れてやしないか。いやー、ちょっと怖いね。たった一人にでも読んでもらえるのは、めちゃくちゃ大変なんですよ。すごいことよ。
読まれる文章で例に出されるのが手紙です。
「記事は手紙のように書く」と言われるのは、手紙は宛先の人が必ず読んでくれるからです。そういう気持ち・内容で書くのがいい。
文章を書く。
読んでくれる人がいる。
まるで恋仲のようじゃあございやせんかねぇ。人を好きになる。好きな人が好きになってくれる。そんな状態に近い感覚があるんだ。ねぇ。奇跡かもしれん。
いくら手紙を書いても読んでもらえない場合があるよね。「なんか無理な人」が書いた恋文は、即ゴミ箱な可能性がある。うーわ。むりむり。生理的に受け付けない。いくら好きな思いが強くても、それが叶うとは限らない。
どうして思いが伝わらないんだ?
いやいや、伝わってるけど無理なものは無理なのよ。これは文章にも起こる。なーんか好きじゃない文ってのがあるんです。読みやすいしおもしろい。けどしっくり来ないというか。まぁ、好みですね。
でも時が経てば趣味は変わります。本でそういうのがあるのです。前に読んだ時はぜんぜんだったのに、なんかめっちゃおもしろく感じる。逆もあるな。好きだったのに、そうでもなくなる。
この人の書く文は、なんか好きだわ〜。そんな人を見つけられるのは奇跡かもしれない。恋愛関係と違って、何人も好きになっていいしさ。浮気?失礼だね、全員本気だよ。
だから読んでもらいたいなら、私たち書き手はおもいっきり自分を表現していいんだ。恋愛はその相手にしか見せない自分を見せたときに、お互いがハマる。秘密の共有は絆を強くします。ほら、「二人だけの思い出だね」なんて言うでしょ。
自分を出す。好かれるためって、いやらしいけどさ。いや、好かれないと読まれないでしょ。
誰かを陥れて自分を優位に見せなくていい。嫉妬にかられて噛み付かなくてもいい。マウントを取る必要はない。「私を見て!認めて!褒めて!」な承認欲求に悩まなくていい。恋愛に置き換えてみてください。相手に自分をよく見せるためにそんな行動をとったら……ね、嫌われちゃうゾ?
今日も読みにきてくれてありがとうございます。毎回最後にこう書くのは、本音です。
◆66日ライティング×ランニング〜シーズン2 《23日目》

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[画像協力:さちわ]
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