ぬいぐるみ文章術※最後まで是非お読みください
人を惹きつけてやまない「ぬいぐるみ」。アンディに可愛がられるために必死なぬいぐるみ(トイスト※リー)。小さいころの思い出が詰まっているぬいぐるみ。人から愛される「ぬいぐるみのような文章」を書くためのコツをお伝えします。
◆綿ではなく体験談を詰めろ
ぬいぐるみといえば、小さいころに添い寝をし、不安な時に抱きしめ、一人遊びのときの語り相手だ。
自分の人生を共有しているというわけで。同じ時を生き、同じ感情を共有し、辛い時も嬉しい時も気持ちを分かち合う関係性をもつ。
ということは、読者の人生に片足をつっこみ、無理やり自分の考えを共有してもらうのが、ぬいぐるみのような文章ってわけ。読者が「あ、これ、自分のことだ」と思ってもらえるような自身の経験談を書いてみよう。共通項は、距離を一気に縮める。
◆寄り添う
月曜日がダルくて仕事に行きたくない。そんなエピソードを書いてあげると、同じような思いを持つ人に共感されるわけだ。ああ、あの人は自分とおなじ体験をしているんだな、と。
不安な事柄があり、夜も眠れないとき。なにを解決してくれるわけでもなく、ただそこにいる(毎日更新をして、いつも記事がある)。それだけで安心感をもってもらえるんだ。
ダルイならダルイ。
ネガティブならネガティブで。
無理やり「この気持ちはプラスの見方をしないと!」と思う必要はない。あなたのマイナスは共感をよぶ。あなたはいるだけでいいのだから。
◆なんだかかわいらしい
にくめない。いるだけでホンワカな気分にさせてくれる。役に立つわけじゃないけど、いればそれでいい。インテリアでもいい。それがぬいぐるみ。
私たちは余計なことをしようとしていないか。書いている文は読者に媚びていないだろうか。
クリスマス時期になると、しゃべるぬいぐるみなんてのが発売される。おそらく、あの手のぬいぐるみは子どもに飽きられるのが早いだろう。すぐに電池を替えてもらえなくなると推察する。単一電池だし。
余計な機能は必要ないのだ。いればいい。常にほほえみ、アホヅラさげてそこにいつもいる。いてもいなくてもいいんだけど、いたほうがいい。
そういうスタンスで記事を書いてみてはどうだろう。意味がある記事を書かないとだって? 意味なんて読者が勝手にみつけてくれるさ。乱暴に放り投げてしまえ。失恋した時、ぬいぐるみをベッドに放り投げるように。
◆ちょっと派手
ぬいぐるみの色はだいたい奇抜だ。ピンク色の熊なんて存在しないはずなのに認められてしまっている。黄色い熊もそうだ。ハチミツよりシャケが似合うでしょ。青い狸なんて実在したら気持ち悪いだろう。あれは耳のない猫型ロボットだけども。きみはほんとに馬鹿だなあ。
私たちが書いている文は地味な色をしていないか。ありきたりな日常エピソードも色付けしてあげれば奇抜になる。むりやり嘘を書くのではなく、ありきたりの中に奇抜さを忍ばせる。
「買い物にスーパーに行きました」と書けばふつう。おもしろみもなにもない。「スーパーに買い物へ行くため『超(スーパー)買い物モード』に変身しバチバチオーラを出しながら自転車をこぎました」ならちょっと奇抜。「昨日はとうとう『超買い物モードゴッド』になりました」なんて。嘘ではない。気持ちの問題である。
……というわけで『ぬいぐるみ文章論』でした。インチキ文章術ですから騙されないように。シャレのわかる人だけどうぞ。
根拠も理論もありゃしません。ツッコまれれば崩れる机上の空論、砂上の楼閣です。口先ならぬ指先だけで書いた記事です。まともに受けとらないでくださいませ。
今日も読みにきてくれてありがとうございます。ライティング術や文章術をSNSで語る人はたくさんいます。なんか増えている気がします。
「お役立ち記事」があふれかえっているので、まったく役に立たない記事はいかがかしら? それっぽい理屈をつけて、それっぽく書いています。文章術をアホほどインプットしてきたからこそシャレが書けるかも。でも「嘘から出た真」を拾えるかもしれません。
[画像協力:さちわ]
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