体の相性って何なのか
セックスの「相性」って、結局何なのか
「あの人とは相性が良かった」
「あの人はイマイチだった」
経験が増えて比較対象ができてくると、
こういう記憶って生まれてきますよね。
でも、その「良かった」と感じた時、
具体的に何をもって相性が良かったと
言えるのでしょうか。
また、
「付き合う前に体の相性を確かめたい」
という声もよく聞きますが、
そもそも「相性が良い」とは何なのか。
その基準は何なのかという部分は、
意外と曖昧になっている気がします。
実はこの相性の基準というのは、
その人の欲求段階によって
大きく変わるものなんです。
欲求の段階で「相性の基準」が変わる
人は成長とともに、
欲求が変化していきます。
「自分が愛されたい欲求」
↓
「独立欲求」
↓
「人を愛したい欲求」
まず「愛されたい欲求」の段階の時。
根底にあるのは
「自分が満たされること」です。
だからセックスにおいても、
「自分の足りないものを
いかに満たしてくれるか」
が相性の判断基準になります。
例えば、
・自分の寂しさや心の穴を埋めてくれる。
・欲しい言葉をくれる。
・自分を強く求めてくれる。
・自分の承認欲求を満たすような、
都合の良い反応をしてくれる。
これらの要素に加えて、身体的な快楽が伴うと、
「相性が良い」と感じやすくなります。
このように、
相手が「〇〇してくれる」ことで
自分の心が満たされることに幸せを感じるのが、
この段階の相性です。
一方で、
「愛したい欲求」の段階に入ると、
基準は「心の繋がり」という要素が強くなります。
この段階では
自分が与えたものを相手が受け取ってくれ、
「気持ちや思いの循環」が生まれることに
幸せを感じるようになります。
だから、
単に「自分の心の穴が埋まるか」や
「自分の思い通りに反応してくれるか」
といったことは重要ではなくなるんですよね。
むしろ、心の穴を埋めるだけの関係は
「相性が良くない」と感じて
悲しくなってしまいます。
・なかなか心を開いてくれない。
・素をさらけ出してくれない。
・相手を疑って愛情を受け取らない。
・こちらが与えても、
喜ばずに申し訳なさそうにしている。
こういう相手には
「相性が良くない」と感じます。
想いや感情が循環しないセックスは、
たとえ身体的な快楽があっても、
どれほど相手のテクニックが
優れていたとしても、
「何かが違う」という違和感が
伝わってきてしまいます。
愛情を大切にする人にとっての
「相性の良さ」とは、
スキルやテクニック以外の部分で
いかに繋がれるか、という点が重要です、
激しく求め合っても「循環しない」セックスがある
ここからは少し踏み込んだ話をします。
これは体感すると不思議なものなんですが、
例えば、
お互いに凄く激しく求め合うセックスが
あったとします。
端から見ると、お互いに求め合っていて
「想いのある良いセックス」
に見えますよね。
でも、
中身は全然想いが無いことがあるんです。
実際に僕が感じたことがあるのは、
お互い求め合ってセックスをした後の
疲労感でした。
求め合っているように見えて、
その中身をよく見ていくと、
相手は凄く寂しくて、
凄く不安で、
だから凄く会いたくて、
ようやく会って体で繋がった…
という感じです。
確かに向こうは激しく求めてくるし、
求められている感じはします。
けれど、それって彼女側の
「不安や寂しさ」に根ざした欲求なんですよね。
不安で仕方なくなっていて、
「会いたかった」
「寂しかった」
「不安だった」
という思いが溢れているわけです。
だから、
たとえ彼女がこちらを激しく求めたとしても、
それは「自分の心の穴が埋まる喜び」
なんです。
・寂しさが満たされて嬉しい
・私の心の穴が埋まって嬉しい
そうやって激しく求めます。
この時のセックスは、
自分の心の穴が埋まった喜びを
表現しているのであって、
僕に対する愛情や気持ちが
溢れているわけではありません。
こういう相手とのセックスって、
その瞬間は盛り上がった気がするんですが、
終わった後にめちゃくちゃ疲れるんですよね。
体力も精神も凄く消耗します。
根っこにあるのが
「穴を埋めたい」という、
どちらかと言えば「奪うエネルギー」だから、
底無しで求められるんだけど、
「もっと、もっと」と永遠に埋まらなくて
循環することがないわけです。
僕に対する思いや愛情ではなくて、
「自分の寂しさが埋まること」
に対する欲求だから、
一緒にいても凄く疲れます。
一方で、
心の穴を埋めたいとか
寂しさや不安からではなく、
シンプルに目の前の相手に対する思いが
湧いている時は、奪う感じじゃないから、
同じように求め合ったとしても循環します。
「今あるこの気持ちや思いを相手に伝えたい」
「この気持ち共有したい」
という思いで繋がるから、
ちゃんと循環するんですよね。
自分の心の穴埋めに消費されないから、
こちらがたくさん愛情表現をした時、
それは穴埋めに吸い取られるんじゃなくて、
ちゃんと「ありがとう」と受け取って
返ってきます。
そういう循環が起きるから、
その時のセックスって
終わった後に心が満たされているんです。
女性も何となく分かると思うのですが、
例えば、
✔︎女性をイカせて自分が満足したい
承認欲求ベースの男のセックス
✔︎目の前の彼女へ想いが溢れる
愛情ベースのセックス
これは全く違いますよね?
たとえ、承認欲求ベースの男の方が
テクニックが優れていて、
愛情ベースの方が
ぎこちなく不器用さがあったとしても、
心が満たされるのは愛情ベースです。
それと似たようなもんで、
女性の不安な寂しさベースのセックスより、
愛情ベースのセックスの方が、
心が満たされます。
そして、
本当に「相性がいい」と感じるのは
エネルギーが循環して、
心が満たされる方なんです。
いくら激しく求め合ったって、
どこか「心の穴埋めに利用されている」とか、
どこか「承認欲求の養分にされている」とか
そんな感覚があったとしたら、
それは相性が良くないんです。
「体の相性」の正体は何か
では、相性とは結局何なのか。
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