セックスには、その人の「生き方」が滲み出る


僕はセックスの中には
その人の精神の成熟度や人生観が
滲み出ると思っています。

だからセックスと向き合うということは、
自分の人生やメンタリティ、
これまでの生き方と向き合うことに
リンクしているんですよね。

特にベッドの上というのは、
服を脱ぐだけではありません。

自分の肩書きや役職、地位といったものも
全て取っ払ってしまいます。

年収も学歴も、年齢や立場も関係ないですし
父親や母親であることすら関係なくなり、

何にも囚われないその瞬間だからこそ、
あらゆるものを差し引いた
自分自身の人間性が一番出るんです。

全てを脱ぎ捨てた時に、
自分がどう相手と関わり、
どう向き合うか…

それが露骨に表れます。

だからこそ、
セックスと本気で向き合うことで
自分を見つめ直すこともできますし
相手を深く理解することもできるんですよね。

これは単なるエロの話ではなく、
人の本質に触れる凄く大事なことだと
考えています。

今回は
いかに生き方とセックスが関連しているかを
知ってもらって、
一人でも多くの人が新たな視点で
性と向き合うきっかけになればなと思ってます。

精神が成熟した人のセックスは「共有」が先に来る


色々な話を聞いていても、
精神が成熟しているほど
幸せなセックスをする傾向にあります。

逆に、
精神が未熟な時ほど
不安や不満が多くなる傾向にあります。

冷静に考えれば当然のことなんですよね。

精神が成熟してくると、
普段から自分の心が満たされているから、
今ある幸せを感じられたり、
自分のことを肯定できたりします。

そうして自分の中に余裕があるからこそ、
人と繋がる時も「共有したい」という気持ちが
湧きやすくなるんです。

足りないものを補って満足しようとするより
周りと喜びを共有し、
一体感を味わうことに幸せを感じる
メンタリティになっていきます。

日常でも「与える」場面が増えますし
それがセックスにもそのまま表れます。

相手を思いやったり、理解しようとしたり、
喜びや感情を共有したいという気持ちが
先に出やすくなるんです。

結局のところ、セックスで
ただ自分の欲を満たすだけだったり、
寂しさを補うだけだと、虚しくなるんですよね。

一時的に満足はするかもしれないけど、
それを繰り返していても

「だから何なのだろう…」

という虚無感が出てきます。

経験人数が三桁超えの人達の話を
何人も聞いたことがありますが、
みんなどこか寂しそうでした。

体では繋がったことがあっても、
心を通わせたことが無いので、
寂しさや虚しさは消えないんですよね。

ここから「本当に大切なことって何か」と、
自分と徹底的に向き合っていくと、
「体で繋がるより、心を通わせる」という
方向に進んでいきます。

そうして自分を信頼し、他者を信頼し、
自分の心をさらけ出して、
相手の本音を引き出して、
その上で繋がれるようになると、
一体感を得て幸せを感じやすくなります。

そしてそれができるようになった時には、
自分の精神も成熟しているわけです。

精神が未熟な時のセックス は「穴を埋める」ために相手を使う


その一方で、精神的に未熟で
自分の中に満たされないものがある時は、
どうしても「愛されたい」という
もらう側の視点になってしまいます。

普段の人間関係の中でも、

・不安を埋めてほしい
・必要とされたい
・見捨てられたくない
・ガッカリされたくない
・認めてほしい
・負けたくない

などの、
自分の中の穴を埋めることに必死で、
相手に与える余裕がなくなってしまうんです。

すると恋愛の繋がり方も、
そのぽっかり空いた穴を埋めるためのものに
なってしまうんですよね。

その穴を埋めて
自分が満足したり安心したりすることに
喜びを覚えるような楽しみ方になります。

成熟していると、
すでに自分が満たされているから、
自分から色んなものを差し出して
「感情や感覚を共有したい」
という部分が主に出てきますが、

自分に穴が空いている時は、
共有ではなく
「埋めて満足したい、安心したい」
という欲求が先に来るんです。

この姿勢はセックスにもそのまま表れます。

セックスを通して
自分の心の穴を埋めてほしい、埋めたい
と、なるわけです。

そうすると、
なかなか心が通わないということが
起こるんですよね。

なぜ「穴埋め」のセックスでは心が通わないのか


特に女性は「寂しさ」「不安」があると
身体による繋がりで補うことがよくあります。

男性よりも遥かにセックスを通して
人と繋がりやすいですし、
求められる実感を得やすいので、
セックスで寂しさを補おうとするんですよね。

この時のセックスは
心の穴を埋め合わせるためになるため
場合によっては相手を激しく求めるし、
気持ちも盛り上がるかもしれません。

でも、その根底にあるのは
「嫌われたくない」「見捨てられたくない」
という保身や自己防衛です。

それが前提にあると、
本当の意味で自分を表現することが
できなくなってしまい、
感情の交流が起こらなくなります。

人間関係でも同じですよね。

嫌われないように、
がっかりされないようにと振る舞うと、
自分の本当の気持ちや感情が言えなくなって、
自分自身が出せなくなりますから。

それがセックスにも直結します。

穴を埋めるために
相手のことは凄く求めるけれど、
自分のことは出せない…

そうなると、
お互いに共有できる想いが無いんです。

その結果、相手も虚しくなったり
疲れたりしてしまうんですよね。

感情の共有が起こらないと
つまんなくなる理由については
こちらのnoteで解説しています。


ここは本当に誤魔化せません。

男性の場合 は 「力の誇示」がセックスに出る


男性の場合も同じです。

社会に出ている時に
どんなにリーダーシップを発揮して、
社会的に尊敬されていようとも、
セックスの時には
そういう肩書きは関係ありません。

その人そのもののメンタリティが
ベッドの上では現れます。

だから普段はリーダーシップを張って
周りから尊敬されていたとしても、
セックスの仕方は未熟ということも
全然あるんですよね。

例えば、
凄くお金を稼いでいたとしても、
そういった社会的な稼ぐ能力や地位を使って
自分の自信の無さを補っている人がいます。

そもそもビジネスを始めた動機が
コンプレックスだったり、
劣等感があったりする男性が
「舐められてたまるか」という反骨精神や
自分の弱さを克服するために
成功を収めるケースです。

怒りや劣等感を原動力にして
ビジネスで成功することはあります。

その結果「ビジネス」という戦闘力を身につけ、
武器を背負った状況になった時、

確かに社会的にはリーダーシップのある
素晴らしい人間に見えたりしますが、

しかし、いざベッドの上に行った時に、
その人の精神性が見えてしまうんです。

劣等感や反骨精神で
戦闘能力を身につけて
自信を保っている人が
ベッドの中でどうなるかというと、

やはり自分の劣等感を隠したり、
自分の強さを誇示するような
セックスになっていきます。

普段はお金や地位という力で
自分の強さを保っているから、
セックスにおいても
自分の力を誇示したいし、
自分をよく見せたいんです。

でもベッドの上では
地位や年収といった「社会的証明」が
全く使えません。

すると何が起こるかというと
Sになることで女性を支配しようとするとか、

あるいは、
スキルやテクニックを使って
女性をイカせることで「俺は凄いだろう」と
示そうとするんです。

普段からカッコつける鎧をまとっているから、
その鎧を脱げないまま
女性に向かってしまうんですよね。

相手と体を重ねても、根底にあるのは

「自分がよく見られたい」
「自分の弱さは見られたくない」
「力を誇示したい」

という思いです。

女性を感じさせようとしてても
結局は自分のためにやってしまうから、
そこには共有がありません。

目の前の相手と思いや気持ちを
共有したいという欲求がないから、
そういう男性のセックスは
独りよがりになりがちです。

頭の中にあるのは
「自分が下手くそだと思われないこと」や
「自分が凄いと思われること」が
メインになっています。

たとえ女性が感じたとしても、
そこにあるのは男性側が
「自分の力を誇示できた」という満足感だけ。

「思いや感情を共有したい」
という意識がないから、
男性自身も自分をさらけ出すことができません。

気持ちをさらけ出さずに、
ただスキルやテクニックを使って
力を誇示して終わろうとするから、
コミュニケーションが
一方通行になっていくんですよね。

お互いの「足りないもの」を埋め合うセックスの虚しさ


こういうセックスも、
実は凄くつまらなくなってしまいます。

女性は自分の寂しさや不安の埋め合わせに
セックスを利用し、
男性は自分の強さの証明や
自信をつけるためにセックスを利用する。

お互いが自分の足りないものを
補うために相手を利用し合うようになると、
セックスは本当につまらないものに
なってしまうんです。

だからこそ、
ベッドの上での自分を見つめ直すことによって
色んなことが分かっていきます。

「私はドMなんです」…ある女性の話から見えたもの


こういうメンタリティや精神構造が
モロにセックスに出るということを
覚えておいてほしいです。

この視点って凄く大事だなと
感じた出来事が一つありました。

ある女性の話なのですが、
彼女は「私はドMなんです」と言うんですよね。

確かにドMっぽいところはありました。

ただ、僕はその人の精神構造や
中身を見ようとするので、
実際はどういう人なんだろうと思って
彼女のことを掘り下げていきました。

すると見えてきたのは、

ドMというよりも、
自分の意思や感情をあまり出さず、
単に「なされるがまま」だった
ということでした。

ただ主体性が無いだけなんです。

彼女は自己肯定感が低いのでしょう。

日頃から

「がっかりされないようにしなきゃ」
「ちゃんとしなきゃ」
「相手の期待に応えなきゃ」

という気持ちが無意識にあるんです。

だから相手に合わせて、
相手が望むような自分を演じているから、
結局自分が出せていませんでした。

常に受け身で「自分が無い」状態に
なってしまっています。

そういう人は、自分から動いて
がっかりされるのも怖いし、
失敗するのも怖い。

だから相手が望むことをただやるだけの方が、
安心できますし、
そっちの方が正解だと思えてしまうわけです。

それがセックスの場面でも
そのまま出てきていました。

なされるがままになっているだけ。

それで「私はドMです」と言うんです。

「ドM」ではなく「自分の意思がない」だけ


ここでもし、
相手のメンタリティを見ずに
「ああ、ドMなんだ」と思ってしまい、
なされるがままの相手を
好きなように攻めたところで、
何も共有は起きません。

自分を出すのが怖いから、
「なされるがまま」で意思のない人に
好き勝手に攻めたところで、
それってただの人形を相手にしているだけです。

この繋がり方は本質的ではりません。

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