【マスコミに物申す】続・中居正広女性トラブル問題考
インターネットで飛び交う、IT・科学・経済のニュースから、独自の視点で「マスコミに物申す」第7回目は、前回に続いて連日マスコミを賑わせている「中居正広さんと女性とのトラブル問題」についてのマスコミ対応の続報である。
現在この「中居正広さんと女性とのトラブル問題」について、すべての矛先は「フジテレビの対応」に向いている。それも、1月17日に行われたフジテレビの陳謝会見にすべての批判が集中。
このずさんな会見のせいで、フジテレビは80社ちかくのスポンサーが出稿自粛し、いまやフジテレビを見ると、「なかやま、検脈!」くんと「カエルの合唱」が主役を務めている。
なぜテレビカメラを入れずに会見を行ってしまったのか、なぜもっとオープンで行わなかったのか、各局のニュースワイドは十分な時間を費やしてフジテレビ批判を繰り返している。
このことについては、実業家でブロガーの徳力基彦氏の記事で真っ当な意見を述べられているので、こちらをご覧いただければと思う。ここで改めて、今回の「中居正広さんと女性とのトラブル問題」について本来取り上げるべきマスコミ対応について考えてみたい。そこにはいくつかの奇妙な話題が山積している。
(1)中居正広氏の芸能界引退を放置
何が起きたのかさっぱりわからぬまま、事件の張本人が引退し、ある意味雲隠れしてしまった。これに対しマスコミはなにも切り込みをいれてこない。奇妙だ。自民党の裏金問題で役職を退任して真相を闇に葬った議員には夜討ち朝駆けしてつきまとうのに、なぜ中居氏の自宅や渡航先に追っかけて行く記者がいないのか。
(2)被害者とみられている元フジテレビアナも放置
これについては「被害女性のプライバシーを尊重してこれまで公表をひかえていた」と、取り上げ方は正直難しい問題だとは思うが、ネットでは大洪水を起こしている話題である。少なくとも被害者の友人等が週刊誌にリークしたからこの問題が我々の耳に入ったわけで、それをうまく利用して何かを成し遂げようとしている人もいると思われる。そのことも含めて取材して取り上げようとするマスコミがいてもおかしくない。TBSのクレイジージャーニーとかが麻薬地帯のドキュメント風に切り込んでくれたら絶対見たい。被害者関係の放置も奇妙な問題だ。
GACKT氏もこれには何か「裏がある」と言っている。つまりただ単にフジテレビを批判する報道だけしていれば役割を果たしていると思っているいまのマスコミを絶対信用してはいけないのだ。
(3)中居氏が女性とのトラブルを起こした直後に「それを知ったフジテレビの対応がどうだったのか」
そして、中居氏と局アナとのトラブルが起きたことを知った当時の局の責任者は、被害者のプライバシーを第一に考えて公表せず、番組も継続し、さらには文春に記事が出ますよと取材を申し込まれたタイミングでも何も対応しなかった。後から考えたら絶対批判されそうなずさんな対応を続けていたのだろうかという疑問だ。被害者アナや中居氏さえ黙っていれば闇に葬られる話題だと高をくくっていたととも思えずとても奇妙なのだ。国から委託された免許事業であるテレビ局がこんなずさんな対応をしてしまうのでは、今後のネット社会では生きていけないと思ってしまう。
これはジャニーズの性加害問題とほぼ重なる話題である。被害者がいれば被害者家族や被害者友人などもいる。被害者の苦痛が大きければ大きいほど世の中に出てしまう。特にネット社会になってからはそういった流れは加速しているのだ。
そんな重要なことを差し置いて、マスコミ批判のすべてはフジテレビに向いている。港浩一氏を筆頭に、金光修氏、大多亮氏、遠藤龍之介氏など、マスコミ業界にいたら誰でも知っている、フジテレビの黄金期を築いた面々をこんな場面で見てしまうのは、元同僚として淋しい限りである。27日の会見で何が発表されるのか、せめてマスコミを代表するフジテレビらしい会見であってほしい。
