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156票の意味 ─ 落選の先に見えた、津和野の現実とこれから

はじめに|結果と感謝、そしてお詫び

津和野町議会議員選挙が終わりました。

結果は156票、18人中13位で落選でした。

まず、この選挙期間中に関わってくださったすべての方へ、心から感謝申し上げます。

温かいご声援、ありがとうございました。

そして当選することが出来ず、本当に申し訳ありませんでした。

結果を見たときの気持ち

正直、投票結果を見たとき、すごく驚きました。

そして、がっかりしました。

自分にがっかりしたわけではなく、

数字に表れる町の現状にがっかりしました。

でも、不思議と、悲しさや悔しさはほとんどありませんでした。

それはきっと、

「これ以上できない」と思えるほど、自分なりにやりきったと分かっているからだと思います。

ただ一つ、強く感じたのは、

「これが今の津和野の現状なんだ」ということでした。

私がやりたかった選挙

今回、私はあえて「よくある選挙のやり方」を選びませんでした。

名前の連呼ではなく、

町内各地で立ち止まり、5〜7分の街頭演説を約150回。

誰も聞いてくれていないかも、と感じることもありました。

それでも、やめませんでした。

「当選するため」ではなく、

「この町の未来について話したい、考えたい、考えてほしい」と思っていたからです。

伝え続けたこと

私が伝えたのは、

15年後、人口4,000人になるかもしれない現実。

高齢者の暮らしを支えるために、現役世代がこの町で生きていけることの重要性。

そして、地域ではなく“人”を見て選んでほしいということ。

正直、選挙としては効率のいいやり方ではなかったと思います。

でも、それでも私は、

この伝え方を選びました。

自分の生き方として

私は、あまり器用な人間ではありません。

流れに合わせたり、

強いものに迎合したり、

もっと上手くやる方法もあるのかもしれません。

でも、それを選びたくない。

もし自分を曲げて立場を得たとしても、

結局また同じ違和感と向き合うことになる。

だったら、

自分の信念を曲げずに挑み続ける生き方を選びたい。

これが私の生き方なんだと、再認識できました。

見えた現実

今回の選挙で感じたのは、

津和野町の選挙は「地域の結束」が大きく影響するということです。

個人の能力というよりも、

地域のまとまりや人数が結果につながりやすい。

それは一方で、

・町が一体になりにくいこと

・未来よりも現状が優先されやすいこと

・新しい挑戦が通りにくいこと

にもつながっていると感じました。

それでも感じたこと

選挙が終わったあと、複数の方から言葉をかけていただきました。

「あなたの力不足じゃない。組織や地域の差だよ」

「演説も姿勢も、取り組み方も一番良かった」

「あなたみたいな人に町議になってほしかった」

「こんなに思いが伝わってくる人はいない」

「ジャンヌダルクみたいだね」

そんなふうに言っていただいたとき、

自分の挑戦には確かな意味があったんだと感じました。

その瞬間、

まるで挑戦した自分へのご褒美をもらえたような気がして、

涙があふれました。

挑戦は、やっぱり大変です。

リスクもあるし、しんどいことも多い。

でも、だからこそ、

「自分にしかできないことがある」と思えています。

156票という意味

今回いただいた156票。

この数字をどう捉えるかを、考えました。

前回の町長選でいただいた約1,100票は、

私自身を支持してくださったというよりも、

現職に対する批判の受け皿としての側面が大きかったと思っています。

それに対して今回の156票は、

私の話を聞き、考えに触れ、

その上で「この人に」と選んでくださった方の数です。

しがらみや関係性だけではない、

純粋に「この人がいい」と思ってくださったと受け取っています。

また、今回私に投票していただけなかった方の中にも、

共感も応援もしているけれど、

他の候補とのつながりのほうが強かった、

そんな方もおられたのではないかと感じています。

そう考えると、

私は「選挙に強い人間」ではないのかもしれません。

でも一方で、

人の共感を生み、

未来を描き、

それを言葉にして伝え、動いていく力はあると信じています。

だからこそ、

これまでと同じように、これからも挑み続けることができます。

156票は私にとって人生の宝物になりました。


これから

私は、議員になること、選挙に勝つことを目的に生きているわけではありません。

この町で、どう生きるか。

何を生み出すか。

それが大事です。

その問いに向き合いながら、

これからも動き続けていきます。

すでに、次に向けて動き始めています。

矢上あつこは、諦めません。

この町で生きていく一人として

これからも挑戦し続けます。

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