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漁師時代の話【東シナ海でシイラを釣る】

【愛せる自分になるまで】に書けなかった
エピソードを載せていこうと思いまして

運搬船に乗船していた時の話です

灯船の飯炊きをしたあとに
運搬船の飯炊きを新人3人で回していたので
私の順番が来て乗船しました

本船の飯炊きが1番過酷でしたが
本船は師匠みたいなオッさんがいて
その人がほとんどメニューを考え
作っていたのでお手伝いくらいでした

でも網を引いたあとに飯を炊くので
嫌でしたね

その次は灯船(ひぶね)で
1人でやるのですが乗船人数が6名なので
割と楽、網を引くことも無いので
本船よりは遥かに楽

運搬船も1人で飯炊きをやるのですが
厨房も広く綺麗で
網を引くこともなく勤務もゆったりです

そのほかに魚で満船になると
日本の陸(おか)、博多や鹿児島の串木野、枕崎
長崎の松浦などに行くので漁船に乗っているけど
本船や灯船に比べれば天国かってくらい楽で
楽しかったんですよね

こんなに差があっていいのかというくらい
水揚げの都合や時間によっては
街に遊びに行けたりします

博多では長浜の屋台でラーメン食べたり
オッさんと一緒にディスコに行ったり
船長の計らいもあって
少し長めの自由時間が取れる時もありました

本船や灯船に頼まれた買い物リストに従って
買い出ししなければならないのですが
自分の買いたい物買えるって
こんなに幸せなのかと感じていました

何より陸が見える
それだけでもいい


シナ海に戻って
夜眠れなくてなのか
ホームシックだったのか
叱られて落ち込んで?
ふてくされていたのか覚えが無いんですが

船のとも(船尾)のデッキで
ボーっと海面を見ていたら
何やらスーっと泳いでいるんです

まあまあ大きな魚2〜3匹
「お、シイラじゃん」
何かで釣れないかなと考えた時

「そう言えば親父が魚の皮を乾かして
疑似餌にしてたな」と思い出し

「代わりになる物ないかなぁ」…
あった!
これでいけるんじゃない?

デカい釣り針をこれまた太いテグスに結び
その代わりになる物をつけた
雑巾だ

手釣りなので針につけた雑巾を
投げやすいように海水で濡らし
船のヘリでブンブン回して
シイラのいる方に投げる

素早い動きに反応するって何で知ってたんだ?
魚が泳いでいるように見せたかっただけか?

手で素早く手繰る

かかった!えー!本当にかかった
自信はあったけど「えーっ」って
シイラバカなの?

今考えると海の真ん中にいるから
スレる(警戒して喰わなくなる、疑似餌に慣れる)
ことなんてなく
何の疑いもなく喰って来たんだなと思う

そのあともう1匹釣った

なんだか嬉しくて気分が晴れたと記憶しています
単純w

コッチに来てから都会風な釣りをやるように
なったんですがw

釣具屋に行ってルアーを見たりすると
(シイラに効く)とか書いてある

「いやいやシイラは雑巾でも釣れるから
どれでもいいわw」と思ってしまう
ロマンを壊したくないので
言わないですけどね

因みにカサゴやメバルは
チューインガムを細長く伸ばして
ジャコみたいにしたもので釣れますよ

これも言わないですけどね
ロマンを壊すので

刺身でおかずにした
朝になってから血抜きしていたシイラを
刺身で出しました

私の感想は「あんまり美味くない」です
魚は小さな物がうまい
鯵、鯖、鰯など
昔は鰤もあんまり好きじゃなかったけど
今は食べます

オッさん達は普通に食ってましたわw

またふと思い出したら書きます。

お付き合いいただきありがとうございました。

ねこターボ🐈


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