#561 野々村友紀子さんMC付き講演レポート── 「強く生きるためのヒント」を働く世代へ
先日、クレジットカード会社の労働組合主催のイベントで、野々村友紀子さんとご一緒しました。
今回のテーマは、「強く生きるためのヒント」
前半約60分を野々村さんの一人講演、後半約30分を私とのディスカッションという構成です。
今回は女性を中心に多くの方が参加され、集客も例年以上だったとのこと。さらに、イベント運営にも自ら手を挙げて協力される方が多かったようで、開始前から活気のある会となりました。
Ⅰ.笑いながら考える、仕事・家庭・人間関係
前半の一人講演では、野々村さんご自身の経験をベースに、人間関係や夫婦・パートナーとの関係、家事などについてお話しいただきました。
野々村さんならではのエピソードが次々に出てくるので、会場には笑いもたくさん。
でも、面白いだけではありません。
家事をどう協力し合うのか。夫婦でどうコミュニケーションを取るのか。日々の生活をどう前向きにしていくのか。
誰にとっても身近なテーマだからこそ、笑いながらも「自分だったらどうだろう」と考えさせられる内容です。
Ⅱ.後半は「働く人」に引き寄せて
後半は、私とのディスカッション。
今回ご参加された方々の年代や働く環境も踏まえながら、仕事やキャリア、職場でのコミュニケーション、家庭との両立などへ話を広げていきました。
まず印象的だったのが、仕事への向き合い方。
野々村さんが大切にされているのは、下調べと下準備。その上で、分からないことがあれば躊躇せず周囲に聞く。
非常にシンプルですが、芸人、OL、放送作家、そして現在の幅広い活動へと仕事が変化する中でも、その基本を大切にされてきたというお話には説得力があります。
職場のコミュニケーションについても具体的でした。
上司の立場であれば、相手の背丈に合わせて考える。
例えば入社1年目の社員なら、「1年目ならそうだよな」と相手の立場から考えてみる。
そして何かを伝える時には、褒めることやユーモアを交え、伝えるべきことを伝え、最後はまた前向きな言葉で終える。いわゆる「サンドイッチ法」です。
反対に、部下の立場から上司へ何かを伝える時には、
「相談なんですが……」から入ってみる。
明日からでも使える、コミュニケーションのヒントがたくさんありました。
Ⅲ.不安は、一人で抱え込まない
仕事をしていれば、不安になることもあります。
働き方が変わる。評価の仕組みが変わる。自分に求められる役割が変わる。
そんな時、野々村さんは身近な人に話を聞くそうです。仕事で接するメイクさんや美容師さんなど、いろいろな人から情報を得る。そして誰かに相談することで、自分自身の考えも整理されていく。
ちなみに、今では生成AIに相談することもあるとのこと。このあたりも非常に現代的です。一人ですべての答えを出そうとするのではなく、人にもAIにも聞きながら、自分の考えを整理していく。選択肢の多い今の時代だからこそ、大切な姿勢なのかもしれません。
Ⅳ.家庭の頑張りは「見えにくい」
そして、私自身も特に考えさせられたのが家庭についてのお話でした。
仕事は成果が比較的見えやすいものです。結果が数字になったり、評価されたり、給与に反映されたりすることもあります。
一方、家庭はそうとは限りません。
家事には終わりがない。どれだけ頑張っても、それがいつの間にか「当たり前」になってしまうこともあります。
だからこそ、パートナーと共有する。大変だったことだけではなく、良かったことも共有する。そして、我慢しすぎない。
家庭を持ち、子育てをする中で、私自身も改めて考えさせられるお話でした。
Ⅴ.目先の評価だけを見ない
最後に伺ったのが、自分らしく働き続けるために大切なこと。
そこで出てきたのが、「目先の評価にとらわれない。」というお話でした。これまで自分がやってきたことを信じる。
そして仕事だけではなく、少し先に楽しみをつくっておく。野々村さん自身も、12月に予定されているBIGBANGのツアーを楽しみにされているとのこと。
仕事だけですべてを満たそうとしない。仕事も家庭も、自分自身の楽しみも含めて生活をつくっていく。
「強く生きる」という今回のテーマにもつながるお話だったように感じます。
Ⅵ.講演の外でも感じる自然体
講演内容はもちろんですが、今回ご一緒して改めて感じたのが、野々村さんのサービス精神です。
講演前後には、運営スタッフの皆さまとの写真撮影にも自ら声をかけてくださる場面も。
テレビなどで拝見する明るさがありながら、とても自然体。こうした講演前後の振る舞いも含めて、参加された皆さまにとって満足度の高い時間になったのではないでしょうか。
実際、主催ご担当者からも、終了後の参加者から、
「明日からまた頑張れそうな気持ちになった」
「考え方の参考になった」
「前向きな気持ちになれた」
といった声が聞かれ、非常に有意義な時間になったとのコメントをいただきました。
講演で新しい知識を得ることも大切です。でも、会場を出る時にほんの少し気持ちが軽くなっている。
「明日からまた頑張ろう」と思える。それも講演会が生み出せる、大切な価値だと考えています。
最後に
野々村さんのお話は、決して「こうすべき」と押しつけるものではありません。
ご自身の経験や失敗も笑いに変えながら、仕事。人間関係。夫婦。家庭。
そして自分自身。
それぞれとどう向き合えば、少し楽に、前向きに生きられるのかを考えさせてくれます。
企業や労働組合で、働く世代に向けた講演を検討されている場合には、非常にフィットするテーマだと感じました。
そして野々村さんとは、MCとして今年2回目の登壇。さらにその前にもご一緒させていただく機会があり、こうして何度も同じ現場に立たせていただけることは非常にありがたいことです。
同じ講師でも、主催者や参加者、テーマが変われば、引き出される話も変わります。だからこそ、MCとしてご一緒するたびに新しい発見があります。
今回もたくさん笑いながら、仕事や人間関係、そして家庭について改めて考えさせられた90分。またご一緒できる機会を楽しみにしています。
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