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【烏の巣】ピーターとなったアタのその後(アタが手紙を送ってくれたよ。)

元気に過ごしてますか?
僕の名前はピーター・サロン。
でも本当はアラン・トーマス。
みんなにはアタと呼ばれていた。
本物のピーターがいなくなってから丸一年。
僕はまだ何も食べれていない。
彼と僕のその後を息抜きがてら、
本編から見守ってくれていた君に話そうと思う。
この手紙を読んだらぜひ一度彼に会いに行ってほしい。
今はここにいるみたい。
→外伝シリーズ
ここではお互いを本名で呼ぶことにする。
じゃあ、早速始めるね。



ピーターの遺体はどこを探しても見つからなかった。
だから最後に彼をみたのは僕ということになる。
そして「ドラゴンの血」も見つからなかった。
僕は最上級世界魔法裁判にかけられた。
ピーターはもう許されてると言っていたけど
そうではなかった。当たり前だ。
僕は最上級生成治療行きになった。
つまり僕を史実から抹消して、
人生の半分を某機関の管理下におかれること。
第38代ピーター・サロンはまだ存在していないことになっている。
僕には子供も兄弟もいないから後継ぎに困ってる。
毎日探しているよ。

僕は調整される。
いつもどこでも銀のワイヤー入りネックレスをつけている。
要するに首輪だ。
真ん中に戒めとしてルビーまでついてる。
その首輪で僕をコントロールしようとしているけど
無理だ。
現にこのネックレスは二代目。
最初のはちょっといじったらすぐにただのアクセサリーになった。
今は連中が学ばないようにこのガラクタでコントロールされている
フリをしている。

さあ、次は何が知りたい?選んで。
A、今から行く僕の定期検診について行く。
B、僕の過去を見る。


Aを選んだ貴方はこちら

そう。わかった。じゃあこの手紙を書きながら行かなきゃ。
これも魔法かな。君の意思は筒抜け。
コートも羽織って、帽子も被るか。
ベレー帽。この羽は僕のだよ。
サヤカ避けのおまじない。
よし、行こう。街の様子も書くよ。

街はすっかり魔法で元通りになった。
みんなは何か生物がが炎で攻撃した、
と思い込んでる。
僕が街を歩けるのはそのおかげ。
電車に乗るよ。ちょっと遠いんだ。
〜🚃
あるトンネルに近づいたらネックレスのルビーが光だす。
いつもトンネルを変えてるらしいけどネックレス無しでもわかる。僕にはね。
着いた。じゃあ、検査してくるね。
手紙は書けないからちょっと待ってて。
〜🩻🔬🧪🧫💉💊

お待たせしました。
じゃあ街見て帰ろ。
ピーターが乗り捨てた飛行機がそこに残ったままだよ。
雲の中心に行くために飛び出して、そのままになってる。
墜落して燃えたけど燃え残ったカケラが山みたいに積み上げられて、
看護婦さんたちがお墓代わりに花をたむけてる。
今も。
彼はみんなのアイドルだったらしい。
看護婦さんの1人がビンタしたまま送り出しちゃったって泣いてた。
遺体さえ見つかれば先生が治せるかもしれないのにって。
悔しそうだった。
火傷を負った人たちはみんな回復して彼以外には
死者は出なかった。

定期検診では、普通の検査とは別に質問に答えたりする時がある。
それが苦手だ。
テスト形式で答えるんだけど部屋は透明で四方八方に人がいる。
なんか気持ち悪いと思う。趣味が悪いというか。

帰ってきた。
家の前の通りだよ。この手紙出さないといけないからここまで。
また送る。      アラン・トーマス

📮

Bを選んだ貴方はこちら

そうか。僕の過去に興味があるのは君だけじゃないみたい。
まずピーターが僕の戸籍を見に行っていたらしい。
そこに書いてあった中で彼が気にしていたのは両親。
僕と彼の父親は同じだった。
違うのは母親。そして僕の母親は僕を産んだ後
政略結婚が控えていた父を脅して金を取ろうととしたところ、
冷酷な父親に殺されたらしい。
つまり、僕は彼の兄だ。
だが君も知っているように僕はピーターと入れ替わった。
だからピーターは無茶してる僕が兄だと知っても
今や自分より年下の外見の僕が弟に見えていたらしい。

呪いのことだけどそれは書けないんだ。
この文字のインクから伝染して君にかかったら大変だからね。
次に、僕は父親の手に渡ったのも束の間、
孤児院に入れられた。
名前はこの時からアタになってた。
ピーター・サロン家の血を引いていたから羽があったらしいけど
父に切り捨てられたらしい。
背中にひどい傷を負って来たと園長が言ってたよ。
で、呪いを発症してからはずーっと病院暮らし。
辛いってもんじゃなかった。同い年くらいの子を見ると
よく落ち込んでたよ。

今一緒に暮らしている両親とは良好な関係だから心配しないでください。
ピーターはたとえ入れ替えて自分に仕立てたとは言え、
僕の適応力に驚いていたようだよ。
日記に書いてあった。
見せるから待ってて。

〜📓
アタ君は僕より立派なピーター・サロンだ。
でも、なんでこんなに羽やら呪文やらを使いこなせるんだろう。
病院にずっといたはずだ。
それにピーター・サロンの血を必要とする場所にも悠々と入れてる。
いくら入れ替えても、こんなにピッタリ僕になれるのかな。
呪いといったある種物体のようなものと遺伝する血は同じように変換できるか。
気になるから今度実験しよう。
あと、アタ君の戸籍も見に行くことにする。  p・s

どう?彼は頭脳系だったみたいだね。
そろそろ便箋が切れてきたらここまでにするね。
また送る。   アラン・トーマス

📮

(バイバイ👋byつるピカ)


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