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【日記:ユリシーズ篇】2026年1月26日

 6時30分、起床。5時に目覚ましをかけたつもりだったが、鳴らなかった。止めた記憶がないので、セットし忘れたのだろう。時々、寝坊するが、不思議と目覚めは良いほうだと思う。ベッドから体を起こして、すぐに、椅子に座り、机に向かう。6畳ほどの広さの部屋の中に、ベッドと机と本棚がある。部屋が狭いというのは、読書するのにも丁度いい。暖房がききすぎていたせいか、汗をかいている。こらえ性のない蠍座なので、極端な寒さも暑さも苦手。

 ノートが2冊目に入った。第一挿話:テレマコスの終わりも見えてきた。青春を成人儀式と言い換えると、途端に雲行きが怪しくなる。清志郎が歌うように、良いことばかりはありゃしないのである。青春なんて、どちらかというと、嫌なことのほうが多いのではないだろうか。青春という過程を経て、子供は大人になるようだけれども、ずっと青春のまま大人にならない人たちもいるし、一度、大人になったけれど、再び、青春に戻る人たちもいる。突然、「若者」という単語が出てきて、戸惑う。これはいったい、誰が、誰のことを指しているのか。スティーヴンのことか?

 意味を知って、理解することの難しさ。読めることを前提に、本を読むが、実は、細部は分かっていないのではないか。作者は読まれるために、物語を書いているわけではないのだ。彼らは、場面を描いている。その場面に登場する人物の視点で、物語が作られる。彼らが相手をどう呼んでいるか、彼らの背景は? それらを知らないと読めないことが多い。つまり、読むほうは、本の外に出ないと、物語のことが分からない。若者を「若者」と呼ぶものは、若者ではないだろう。ということは、この部分の語り手は、マリガンでもヘインズでもないということだ。では、誰が語っているのか。

 8時20分、出勤。18時、退勤。他のスタッフはみな、在宅勤務らしく、事務所で終日、一人仕事。今度新しく担当することになった利用者の退院が相次ぎ、今日はスケジュール調整に追われる一日となった。昼に、ぶどう蒸しパンと、くるみ蒸しパンを食べる。それぞれ、2個入りなので、ぶどう蒸しパンは一つ残して、小腹が減る夕方に回す。

 帰宅後、おでんうどんを食べてから、部屋にこもる。以前、年金事務所に電子申請で提出した、法人の移転届が返戻で戻ってきていたので、その再提出作業を行う。法人の新しい住所を、フリガナ欄に入れてしまっていたらしい。一つ一つ調べながらやっているので、労力がかかる。睡魔に襲われ、1時間ほど仮眠する。

 週末は、倉庫に預けていた本の回収と、PASSAGEの棚主交流会。

 LINE MUSICで歌を聴いているのだけれど、ワイヤレスイヤホンの接続が悪くて、すぐに切れてしまう。冬ソングといって、すぐに思い出すのは、globeの「DEPARTURES」。前奏なしで、♪どこまでも限りなく~って歌い始めるのが、かっこいいね。歌を聴きながら、夏より、冬の恋のほうが、しみじみしていて好きだなあと感じた。雪道を一人歩く老翁トルストイの背中が見える。これは妄想。スマートレターで友達に送った本が、ようやく届いたらしい。よかったよかった。

  

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