LINEスタンプの収益はいくら?分配の仕組みと1個42円のリアル、稼ぐ人の工夫・確定申告まで
「自分のイラストやキャラクターで、LINEスタンプを作って収益にできたら楽しそう」——そう思って調べ始めたものの、出てくる情報は「未経験から月◯万円」という景気のいい話か、逆に「ぜんぜん売れない、やめとけ」という極端な体験談ばかり。これ、本当に多いんですよね。
知りたいのはもっと手前のこと。「1個売れたら実際いくら入るの?」「現実的にどれくらい稼げるの?」「絵が得意じゃなくても始められる?」「税金はどうなるの?」——この肝心なところが、意外ときちんと整理されていません。分配率の数字すら、解説記事によって「35%」「手数料65%」などバラバラで、何が正しいのか分かりづらいのが現状です。
この記事では、収益を煽らずに、①お金の仕組み(1個売れていくら入るか)②収益の現実的なレンジ ③絵が苦手でも始める手順 ④道具とアプリ ⑤売れている人の工夫 ⑥AIスタンプの規約と著作権 ⑦確定申告 ⑧向いている人・いない人を、公式ヘルプや一次情報をもとにできるだけ正確に、そして丁寧に整理しました。読み終わるころには、「夢と現実の両方が分かったうえで、自分はやるかどうか決められる」状態になっているはずです🌷
⚠️ この記事は2026年6月時点の情報を、これから始める方向けに整理したノートです。分配率・送金ルール・審査ガイドライン・税制は変わることがあるので、最新の数字はLINE Creators Marketの公式ヘルプや国税庁・お住まいの自治体の案内で確認しつつ、ご自身の判断で進めてくださいね。
① LINEスタンプの収益のリアル|「稼げる」の前に知っておきたい全体像

まず、いちばん大事な現実からお伝えします。LINEスタンプは「夢はあるけれど、大多数はほとんど売れていない」世界です。ここを最初に知っておくだけで、変な情報商材にだまされにくくなります。
📊 登録クリエイター500万人・約9割は「1個も売れていない」
LINE Creators Marketに登録しているクリエイターは、すでに500万人を突破していると言われています。そして衝撃的なのが、そのうち約9割は、スタンプが1個も売れたことがないというデータが各所で紹介されている点です。
つまり前提として、「出せば売れる」ものではまったくない。これはがっかりさせたいのではなく、最初に期待値を正しく設定しておくためです。💡 ここを誤解したまま「高額講座に申し込めば月10万円」といった話に乗ってしまうのが、いちばん危ないパターンなんですよね。
一方で、登録も販売も完全に無料で、在庫を抱えるリスクもありません。だからこそ、「当たれば大きい宝くじ」ではなく「小さく長く育てる創作」として向き合うのが、現実的なスタンスになります。
🎯 それでも始める価値があるのはなぜか
「9割売れない」と聞くと心が折れそうになりますが、LINEスタンプにはお金以外の価値もあります。
初期費用がほぼゼロ:スマホ1台と無料アプリだけでも作れるので、失敗しても金銭的な痛手がない
創作の発表・練習の場になる:自分のキャラクターを世に出す経験そのものが財産になる
名刺がわりになる:イラストの仕事やSNS発信につなげる「実績」として使える
少額でも"自分の作品でお金が入る"体験:金額より、この体験のインパクトが大きい
📝 メモしておきたいのは、「LINEスタンプ単体で生活費を稼ぐ」のは超上級者の世界だということ。多くの人にとっては、お小遣い+創作の楽しさ+他の活動への入り口と捉えるほうが、満足度も継続率も高くなります。
⚠️ この記事のゴール=「夢と現実の両方を知って判断できる」
ネット上の情報は、「めちゃくちゃ稼げる」か「絶対やめとけ」かの両極端に振れがちです。でも本当に必要なのは、仕組みと数字を正しく理解したうえで、自分に合うかを冷静に判断すること。
次の章から、まずはいちばん気になる「お金の仕組み」から、ごまかさずに見ていきましょう。
② お金の仕組み|1個売れて実際いくら入る?分配と手取りの正体

ここがこの記事の核心です。「LINEスタンプ 収益」で検索すると分配率の説明がバラバラで混乱しますが、公式ヘルプの情報をもとに整理すると、実はシンプルなんですよね。
💴 「販売価格の約35%」がクリエイターの手取り
LINEスタンプが売れたとき、その代金はまるごとクリエイターに入るわけではありません。流れはこうです。
まず販売価格から、AppleやGoogleなどのプラットフォーム手数料(約30%)が引かれます。 そして、残った金額(売上)の50%がクリエイターに分配されます。残りの50%はLINE側の取り分です。
計算すると、最終的にクリエイターの手取りは、販売価格のおよそ35%になります。式にすると次のとおりです。
販売価格 120円 のスタンプが1個売れる
プラットフォーム手数料30% → 36円が引かれ、売上は 84円
その50%がクリエイター分配 → 約42円
💡 ポイントは、「分配率50%」と「手取り35%」はどちらも正しいということ。"手数料を引く前の売上に対して50%"で、"販売価格に対しては約35%"なんですよね。解説記事で数字が割れて見えるのは、この「どこを基準にするか」の違いが原因です。
🛒 買われた場所で手取りが変わる(42円と31円)
さらに細かい話ですが、同じスタンプでも「どこで買われたか」で手取りが変わります。これは意外と知られていません。
LINE STORE(ブラウザ版)で購入 → 120円のスタンプで手取り 約42円
LINEアプリ内のスタンプショップ(コイン購入) → コイン換算(1コイン≒1.76円)の関係で、同じ価格帯でも手取り 約31円
つまり、アプリ内で買われるほうが、クリエイターの取り分はやや少なくなる傾向があります。📊 「思ったより少ない」と感じるかもしれませんが、これが現実の数字。1個売れて数十円という単価を、まず正確に頭に入れておくことが大切です。
🏦 見落としがちな「1,000円の壁」|売上は1,000円超えないと受け取れない
そしてもう一つ、初心者がつまずく落とし穴が送金のルールです。
LINEスタンプの売上は、分配額の合計が1,000円を超えて初めて、送金(出金)申請ができる仕組みになっています。⚠️ つまり、数百円しか売れていないうちは、その売上を受け取ることすらできないんですよね。
42円のスタンプなら、24個ほど売れてようやく1,000円ライン。送金時には所定の手続きも必要で、過去には送金手数料が話題になったこともあります。「売れたのにお金が引き出せない」と慌てないよう、1,000円の壁があることは最初に知っておきたいポイントです。
③ いくら稼げる?収益の現実的なレンジを正直に整理

仕組みが分かったところで、いちばん気になる「で、結局いくら稼げるの?」に正直に答えます。盛らずにいきますね。
📉 「月3,000円売れれば良いほう」という世界
各クリエイターの体験談や解説をならべて見えてくる相場感は、かなりシビアです。
1つのスタンプで月3,000円の売上になれば、かなり良いほうと言われている
新規参入で月数百円をクリアするのも簡単ではないのが実情
1億円以上を売り上げたクリエイターは198名=上位約0.004%という極端なロングテール構造
つまり、ごく一部の超人気クリエイターが売上の大半を占め、残りの大多数はお小遣い未満。これがLINEスタンプ市場の正直な姿です。💡 「平均◯円」という数字にあまり意味がないのは、上位と下位の差が大きすぎるからなんですよね。
🧮 現実的な収入モデル3タイプ
イメージしやすいように、ざっくりした収入モデルを整理してみます(あくまで一般的な目安で、保証される数字ではありません)。
趣味・お試し層:1〜数セット販売。月0〜数百円。送金の1,000円ラインに届くまで数ヶ月〜というケースも多い
コツコツ継続層:数十セットを出し、SNSでも告知。月数百〜3,000円程度。「自分の作品でお小遣いが入る」を実感できるライン
本格・人気層:シリーズ化+強いファン+拡散力。月数万円〜。ここまで来るのはごく一部で、相応の継続と工夫が必要
📝 大事なのは、「いきなり本格層を目指さない」こと。まずは1,000円の壁を越えて初送金を体験するを最初のゴールにすると、挫折しにくくなります。
⚠️ 「誰でも月◯万円」をうたう情報には要注意
収益のリアルを知っておくと、怪しい誘い文句のフィルターになります。
「誰でも簡単に月10万円」「AIで量産すれば不労所得」といったうたい文句は、ここまで見てきた現実(9割が0円・月3,000円で良いほう)とはかけ離れています。⚠️ こうした言葉とセットで高額な講座やサロンへ勧誘してくる場合は、いったん立ち止まるのが安全です。本来、LINEスタンプは無料で始められるのですから。
④ 絵が苦手でも始められる?収益までの5ステップ

「絵心がないから無理かも」とあきらめる方が多いのですが、LINEスタンプは必ずしも画力勝負ではありません。文字スタンプや写真スタンプという選択肢もあります。ここでは登録から初収益までの流れを5ステップで整理します。
🪜 登録から販売・送金までの5ステップ
難しく考えなくて大丈夫。順番はこうです。
ステップ①|LINE Creators Marketに登録する。 無料で、その日のうちに始められます。特別な資格も審査(人物の)も不要です。
ステップ②|スタンプを作る。 1セット最低8個から販売できます。手描き・デジタル・写真・文字など方法は自由。後述のアプリを使えばスマホだけでも作れます。
ステップ③|申請して審査を受ける。 ガイドラインに沿っているかをLINEが確認します。標準的な審査期間は3〜5営業日(平日)が目安です。
ステップ④|販売開始。 審査を通ると販売がスタート。価格は規定の中から選べます(よくあるのは120円〜)。
ステップ⑤|売上を受け取る。 ②でお伝えしたとおり、分配額が1,000円を超えたら送金申請ができます。
👉 まずは「8個の1セットを完成させて申請する」ところまで一周してみると、収益化の全体像が一気にクリアになりますよ。
✍️ 「画力がいらない」3つのアプローチ
絵に自信がなくても作れる方法を整理しておきます。
文字スタンプ:「了解」「ありがとう」など、よく使う言葉をデザイン化するタイプ。シンプルなほど実用的で、意外と需要があります
写真スタンプ:自分で撮った写真を加工して作る方法。ペットや風景など、絵を描かなくても素材を活かせます
テンプレート活用:CanvaなどのツールやLINE公式アプリの素材を使えば、ゼロから描かなくても形にできる
💡 とはいえ、写真スタンプは人物の写り込みや他者の著作物に注意が必要です(後述⑥の著作権とあわせて確認を)。「描けないから無理」ではなく、「描かない作り方」もあると知っておくと、入り口がぐっと広がります。
⑤ 何で作る?道具とアプリ|スマホ1台から、ペンタブまで

「高い機材をそろえないと」と身構える必要はありません。最初はスマホ1台+無料アプリで十分。慣れてきたら、描き心地を上げる道具を足していく、という順番が無駄がないんですよね。
📱 無料アプリでまず作ってみる
最初の1セットは、お金をかけずに作るのがおすすめです。
ibisPaint(アイビスペイント):スマホで使える定番のお絵描きアプリ。無料でも十分な機能があり、初心者の利用例が非常に多いです
LINE Creators Studio:LINE公式のスタンプ制作アプリ。スマホで描いて、そのまま申請までできるのが手軽
Canva:テンプレートや素材が豊富で、イラストを描かずにデザインしたい人に向いています
📝 まずは無料ツールで「8個1セット」を完成させてみる。続けられそうかを見極めてから、有料の道具に投資するのが、お金を無駄にしないコツです。
🖊️ 描き心地を上げるなら「ペンタブ」か「タブレット+ペン」
「指で描くのが限界……」と感じてきたら、ペン入力の導入を検討するタイミングです。
パソコンで描くなら板タブ・液タブ(ペンタブレット)、タブレットで描くならスタイラスペンが候補になります。線がなめらかになり、細かい表情も描きやすくなるので、制作のストレスがぐっと減ります。
入門用のペンタブは数千円台から手に入り、「まず試す」価格帯のものも豊富です。いきなり高価な液タブを買うより、手ごろな板タブから始める人が多いと紹介されています。
iPadなどのタブレットで手軽に描きたい場合は、対応するスタイラスペンが1本あると描き心地が変わります。純正ペンより手ごろな価格で、まず試すには十分なものも多いと紹介されています。
📘 体系的に学びたいなら入門書を1冊
独学でもできますが、「最初につまずく順番」を1冊で見渡せる本があると遠回りが減ります。本文で紹介したアイビスペイントは利用者が多く、入門講座を1冊持っておくと操作で迷いにくいと言われています。
⑥ 売れている人がやっている工夫|「数」と「共感」と「拡散」

9割が売れない世界で、それでも収益を出している人には共通点があります。ここは、稼ぐ人の解説記事や上位クリエイターの発信から見えてくる「工夫」を整理します。
💬 「言いにくい一言」を代弁するスタンプが強い
よく売れていると紹介されるのは、かわいさ重視のスタンプより、"使い勝手"のあるスタンプです。
たとえば、「文字で送るとちょっと重いな」という気持ちを、ゆるく代弁してくれるスタンプ。謝罪・お願い・ねぎらいなど、言葉にしづらい場面で使える一言は、日常的に繰り返し使われます。
💡 つまり、「自分が描きたいもの」より「相手が使いたい場面」から逆算するのがコツ。実用性のあるスタンプほど、リピート購入や友だちへの波及につながりやすいんですよね。
なお、「ゆるくてかわいい」絵柄は、毎日くり返し使われるスタンプと相性が良いと言われています。肩の力を抜いた描き方を1冊持っておくと、使ってもらえるキャラづくりのヒントになりますよ。
🔁 「シリーズ化」と「数を出す」で見つかる確率を上げる
上位クリエイターの工夫として繰り返し挙げられるのが、シリーズ化と継続的な投下です。
シリーズ化:同じキャラで第2弾・第3弾と展開し、ファンが「次も買う」状態をつくる
数を出す:1セットで当てようとせず、複数セットを出して"当たり"の確率を上げる
季節・行事に合わせる:年末年始やイベント時期は需要が伸びやすく、タイミングを狙う
⚠️ ただし、「量産すれば誰でも稼げる」わけではない点に注意。中身の薄いスタンプを大量に出しても埋もれるだけです。「使われる場面」を考えた質×継続的な数の両輪が大事、と整理できます。
📣 SNSでの拡散と「カスタムスタンプ」という選択肢
LINEスタンプは、待っているだけでは見つけてもらえません。
売れている人の多くは、X(旧Twitter)やInstagramで自分のスタンプを告知し、作品の世界観を発信しています。SNSで応援してくれるファンがいると、発売初動が変わってくるんですよね。スキルを売る発信のコツは、ココナラ副業のガイドでも整理しているので、あわせて読んでみてください。
また、名前を差し込める「カスタムスタンプ」は、プレゼント需要があり一定の人気ジャンルとして紹介されています。📝 「自分の絵柄×実用シーン×届け方(SNS)」——この3つを意識するだけで、ただ出品するより見つけてもらえる確率は上がります。
⑦ AIでLINEスタンプは稼げる?規約と著作権の落とし穴

「AIでスタンプを量産して稼ぐ」という話をよく見かけますが、ここは規約と著作権の理解がとても重要です。知らずにやると、審査落ちや最悪アカウント停止につながりかねません。
🤖 「AI自動生成だけ」は審査対象外になる可能性
LINE Creators Marketのガイドラインに関する情報を整理すると、AIスタンプには明確な注意点があります。
AIによって自動生成されたコンテンツのみで制作されたものは、審査対象外になる可能性があるとされています
そのため、AI生成画像に人的な加工・修正を加えることが推奨されています
LINEの利用規約では、AI生成コンテンツであることをLINEの判断で表示する場合があるとも記載があります
💡 つまり、「AIに丸投げして放置で量産」は通りにくいということ。AIはあくまで下絵やアイデア出しの相棒として使い、最終的に自分の手を入れる前提で考えるのが安全です。
⚖️ 著作権・ライセンスの最低限ルール
AIに限らず、スタンプ制作では著作権が最大の地雷です。審査で却下される代表例を整理します。
第三者の著作権・商標・意匠などを侵害するもの(キャラクター・ロゴ・有名な絵柄の模倣)
二次創作など、権利の所在が明確でないもの
AIツールを使う場合、「商用利用可」「クレジット不要」のライセンスであることが前提
著作権で保護された画像を学習素材にしたモデルからの生成画像は不可とされる
⚠️ 「ネットで拾った画像を加工」「人気キャラに似せる」は完全にアウト。AIスタンプを扱うなら、AI画像・イラスト販売のガイドで整理したライセンス確認の習慣をそのまま持ち込むと安心です。
🔍 審査ガイドラインは「申請前に必ず確認」
スタンプは申請後に審査があり、ガイドライン違反があると却下されます。審査基準は更新されることもあるので、申請前にLINE公式の最新ガイドラインを必ず確認してください(命令形でお伝えするのは、ここが一番トラブルになりやすいからです)。
📝 特にAI・写真・文字を使う場合は、「権利は自分にあるか」「他者のものが写り込んでいないか」を一つずつチェックする。地味ですが、これが長く安全に続けるための土台になります。
⑧ 確定申告とお金のルール|副業でいくらから申告が必要?

収益が出てきたら、避けて通れないのが税金の話です。「数百円でも申告がいるの?」という不安に、整理してお答えします。
📑 「所得20万円超」で確定申告(給与がある人の場合)
会社などから給与をもらっている人がLINEスタンプを副業にする場合、ラインはこうです。
副業の所得(収入−経費)が、年間20万円を超えたら確定申告が必要
ここでいう「所得」は売上そのものではなく、経費を引いたあとの利益
LINEスタンプの収益は、一般的に雑所得として扱われることが多いとされています
つまり、売上が20万円でも、経費を引いた所得が20万円以下なら所得税の申告は不要になるケースがあります。💡 まずは「売上」と「所得(利益)」は別物、と押さえておくのがポイントです。
⚠️ 「20万円以下なら何もしなくていい」は誤解
ここが大きな落とし穴です。「20万円ルール」は所得税の話で、住民税には適用されません。
⚠️ 所得税の確定申告が不要な場合でも、住民税の申告は別途必要になります。金額が小さくても、お住まいの自治体への住民税申告は原則として必要、と整理しておきましょう。「少額だから大丈夫」と放置しないことが大切です。
🧾 経費にできるもの・記録のコツ
申告が必要になったときのために、経費になり得るものを知っておくと安心です。
制作ソフト・アプリの利用料(有料プランなど)
ペンタブ・タブレット・スタイラスペンなどの道具代
参考書籍・講座の受講料
制作に使うパソコン・スマホの費用の一部(家事按分の考え方)
📝 日頃からレシートや購入履歴を残しておくだけで、申告時の手間が大きく減ります。副業の税金まわりを1冊で押さえたいときは、入門書が心強い味方になります。
⑨ 向いている人・向いていない人|中立にチェック

ここまでの内容をふまえて、LINEスタンプ収益が「自分に合うか」を冷静に整理します。どちらが良い・悪いではなく、相性の問題です。
🙆 向いている人
次のような方は、LINEスタンプと相性が良いと言えます。
お金より「自分の作品を世に出す」ことを楽しめる人
コツコツ継続できる人(1セットで当てようとしない)
SNS発信に抵抗が少ない人(見つけてもらう導線を作れる)
"使われる場面"を想像してデザインできる人
💡 共通するのは、短期の収益より長期の積み上げを楽しめるタイプ。創作そのものに価値を感じられる人ほど、続けやすく結果的に伸びやすいんですよね。
🙅 向いていない(今は別の道が良い)人
逆に、次のような方は、いったん別の副業のほうが満足度が高いかもしれません。
すぐにまとまった収入が欲しい人(生活費の補填を急ぐ場合)
コツコツ継続や発信が苦手な人
「誰でも簡単に稼げる」を期待している人
⚠️ 特に「今月いくら必要」という切実な状況なら、LINEスタンプは時間軸が合いません。その場合は、より即効性のある働き方や、ハンドメイド作家として作品を売る道など、自分の状況に合う選択肢を比べてみるのがおすすめです。
🧭 迷ったときの判断軸
最後に、判断に迷ったときのシンプルな問いを置いておきます。
「1個42円・最初の数ヶ月は数百円かもしれない。それでも、自分のスタンプが世に出ることにワクワクするか?」
👉 ここに「YES」と思えるなら、始める価値は十分あります。お金は後からついてくるものとして、まずは小さく一歩を踏み出してみてください。
⑩ まとめ|LINEスタンプ収益は「仕組みを知って、小さく長く」

最後に、この記事のポイントを振り返ります。LINEスタンプの収益は、1個売れて手取り約35%(120円なら約42円)、送金は1,000円から、登録者の約9割は0円——これが現実の数字です。
でも、初期費用ほぼゼロで「自分の作品でお金が入る」体験ができるのは、ほかにない魅力。当てにいくのではなく、使われる場面を考えたスタンプを、シリーズで、SNSで届けながら、コツコツ育てる。これが、遠回りのようでいちばん現実的な道なんですよね。
✅ 始める前の5つのチェック
踏み出す前に、これだけ確認しておけば安心です。
① 収益の現実を理解した(9割0円・月3,000円で良いほう・1,000円の壁)
② まずは無料アプリで1セット(8個)作ってみる
③ 「使われる場面」から逆算してデザインする
④ 著作権・AIの規約を申請前に必ず確認する
⑤ 収益が出たら確定申告(所得20万円超)と住民税を意識する
❓ よくある質問(Q&A)
Q. 絵が描けなくても本当に作れますか? A. 作れます。④でお伝えしたとおり、文字スタンプ・写真スタンプ・テンプレート活用という道があります。ただし写真は他者の著作物・写り込みに注意してくださいね。
Q. 1個売れたら結局いくら入りますか? A. 販売価格の約35%が目安です。120円のスタンプなら、LINE STORE経由で約42円、アプリ内のコイン購入で約31円。買われた場所で少し変わります。
Q. 売上はすぐ受け取れますか? A. いいえ。分配額の合計が1,000円を超えてから送金申請ができます。少額のうちは受け取れないので、まずは1,000円ラインを最初の目標にするのがおすすめです。
Q. AIで作ったスタンプは売れますか? A. AIを使うこと自体は可能ですが、「AI自動生成のみ」は審査対象外になる可能性があり、人的な加工が推奨されています。著作権・ライセンスの確認も必須です。⑥を読み返してみてください。
Q. 確定申告は必ず必要ですか? A. 給与がある方は、副業の所得が年20万円を超えたら確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は別途必要なので、「少額だから何もしなくていい」と考えないようにしましょう。
LINEスタンプ収益は、仕組みと現実を正しく知ってから始めれば、こわくありません。盛られた成功談にも、極端な「やめとけ」にも振り回されず、自分のペースで小さく長く。この記事が、その判断のお手伝いになればうれしいです🌷
※本記事は情報提供を目的とした一般的な解説で、特定のサービスの利用や購入を勧めるものではありません。分配率・送金ルール・審査ガイドライン・税制は2026年6月時点の情報に基づきます。最新の内容はLINE Creators Marketの公式ヘルプ・国税庁・所轄官庁の案内を必ず確認してください。
