初の未婚男性!「前を通り過ぎる」别人と、氷水で凌いだ4時間草野球愚痴耐久レース
これまで「結婚経験があり、子供がいる人」と
いう条件で探してきた私ですが、ふと思い立ち
ました。
「もしかしたら、未婚の人の方が変なこだわりがなくて、柔軟かもしれない」
そんな期待を込めてマッチングしたのは、同じ歳の未婚男性。
趣味は野球で、今も草野球を楽しんでいる
スポーツマン。
写真も好みのタイプで、やり取りもスムーズ。
新しい扉が開く予感がしていました。
ところが、待ち合わせ当日。
その期待は一瞬にして「イライラ」へと
変わります。
約束の場所に到着したものの、どれだけ探しても彼が見当たりません。
「今着きました」と連絡は来る。でも、姿はない。目印を聞いてその前を何度も往復しても、
それらしき人は見つかりません。
「なんで私ばっかり必死に探さなあかんの?
そっちも探して!」
だんだんとイライラが募り、暑さと相まって
「もう帰ろうかな」と思ったその時、彼から一通のメッセージが届きました。
「今、前を通りましたよ」
……。
「ほな声かけろや!!!」
私の心の叫びは、もはやツッコミを通り越して
怒りでした。
イライラど真ん中(マックス)の状態で、
もう一度その目印の前を通ると、一人の男性と
目が合いました。でも、確信が持てない……。
そう、彼は写真とは完全に別人だったのです。
これほど見事な「詐欺」があるのかと、あまりの別人に、イライラを通り越して思わず笑って
しまいました。
きっと彼は、私が会えてうれしくて笑っていると勘違いしたことでしょう。
ちゃうし(笑)。
気を取り直して、ちょっとおしゃれなカフェに
入り、アイスコーヒーを注文。
そこからが、本当の地獄の始まりでした。
なんと約4時間、ぶっ通しで彼の所属する草野球チームの愚痴を聞かされ続けたのです。
私も野球は好きですが、私がプロ野球の話を振ろうものなら、興味なさげな返事。
彼の世界は、自分の草野球チームの不満だけで
完結していました。
お互いのアイスコーヒーは飲み終わり、
グラスには氷だけ。
氷が溶けて水になると、彼はそれを飲みながら
しゃべり続ける。
何か飲みたいけど、溶けた氷水を飲んでいる彼を前に、私も追加注文できず、からっからになったコップを前に、ただただ彼の愚痴に耐えるしか
ありませんでした。
店員さんがお水を注げば、それを飲んでは
また愚痴。
店側も「アイスコーヒー1杯で何時間しゃべん
ねん!」と思っているのではないかと、気が気ではありませんでした。
結局、私の方から「もうそろそろ……」と
切り出し、やっと店を出ることに。
店を出るとすぐに、
「今日はありがとうございました」と告げ、
さっさとその場を立ち去りました。
「ほんま、なんやねん。」
その言葉しか、出てきませんでした。
未婚だから、こだわりがないのかも。
そんな淡い期待は、この
「前を通り過ぎる(声かけない)」「写真別人」
「4時間自分の愚痴」という、不可解な行動の
オンパレードで、跡形もなく崩れ去りました。
50代、お互いの貴重な時間を使う場所で、自分のことしか考えられず、人との向き合い方が
根本的に「受け身」すぎる人とは、この先の人生を歩むことは到底想像できません。
草野球で鍛えたフットワークの軽さはどこへ
行ったのか。
フィールドに立ってボールを追いかける情熱が
あるなら、目の前で自分を探している女性になぜ一歩踏み出せないのか。
やっぱり、これまで独身を貫いてきたのには、
それなりの「理由」があるのだと、身を以て学んだ出会いでした。
