盛岡の七夕まつりと三色おにぎりと【真夏の岩手おにぎり探し旅➀】
【1586むすび】ココラスク(盛岡)三色おにぎり
《連続2586日目》
日本全国のおにぎりを巡る旅を続けている。
夏のおにぎり探しはめちゃくちゃ暑い。
炎天下の中、歩いて、汗をかいて。
その中で見つけたおにぎりは、本当に愛おしいものである。

盛岡駅の改札を抜けると、ぬけるような青空が広がっていた。
さあ。真夏の岩手おにぎり探し旅、はじまりだ。

駅から市街地へ向かって、中津川を渡る。
川べりの草が青々と伸びて、その真ん中を細い流れがきらきらと走っていた。 向こう岸にはビルが並び、そのさらに奥に、うっすらと山の稜線も見える。
街と、川と、山。 それが一枚の絵の中に全部おさまっている。
盛岡という街のことを、自分はまだあまり知らない。 けれど、この橋の上に立っただけで、なんとなくわかる気がした。
橋を渡ると、じりじりと日差しが強くなる。 気温は35度を越えているらしい。 汗をぬぐいながら、それでも足は前へ進む。 おにぎりを探しにきたのだから、歩くしかないのだ。

しばらく歩くと、アーケードの入口が見えてきた。
七夕まつりをやっている肴町商店街だ。
盛岡の七夕まつりは、仙台などと同じで8月に行われるらしい。
天井から、色とりどりの吹き流しが、端から端まで垂れ下っている。盛岡の七夕まつりは、この吹き流しが主役らしい。

人通りも多く、とても賑やかだ。
歩いていて、思わず足が止まった飾りがある。

サッカーゴールだ。シュートを打つ選手、そして横っ跳びでボールを止めるキーパーがいる。 下には緑の吹き流しで再現されたピッチ。
赤色のユニフォームがちょっと浦和レッズっぽい。

飾りばかり見上げて歩いていたら、視線の先に青い看板があった。
手作り味工房 彩彩(さい さい)
地元の野菜なども売っているようだ。ちょっと覗いてみよう。
もしかしたら、おにぎりなんかもあったりして。笑
ビンゴーー!!!

本当におにぎりがあった!!!
お惣菜やお弁当を売っているコーナの横。
赤い盆の上に、手むすびのおにぎりが並んでいる。
明太子。ごま。すじこなんかもある。

その奥に、明らかにサイズの違うものがいた。
三色おにぎり。
手に取ると、ずしり。
まんまるで、大きい。 袋ごしにも、白いご飯の中に何かがゴロゴロと入っているのが見える。
どうやら、3つの具が入っている大きなおにぎりらしい。
これは、楽しそう。
おにぎりの後ろに書いてあった製造者の欄を見て、おや、と思った。
製造者:下河原商店 ココラスク
ココラスク。
調べると、洋菓子をつくっていたお店らしい。なんだか不思議だ。

せっかくなので、三色の吹き流しが並んで下がっている、その真下で食べることにした。
三色の飾りの下で、三色おにぎりを食べる。 しょうもないこだわりだけれど、旅というのは、たぶんこういう時間のためにあるのだ。

袋を開けると、海苔の香りと、佃煮の甘じょっぱい匂いが立ちのぼった。
さっそく、いっただきまーす!
がぶっ。
ほうぉ。
まず、驚いたのは軽さだった。あれだけずしりときたのに、口の中ではふわりとほどける。 ぎゅうぎゅうに握られていない。 紫波町産のひとめぼれが、一粒ずつ立ったまま、ほろほろと崩れていく。
そこへ、三つの味が順番にやってくる。
最初は、こんぶ佃煮。 むちっとした歯ごたえのあとに、甘じょっぱさがじゅわりと広がる。 ご飯の相棒として、間違いのない味。
次に、大根のなんばん漬け。 ぽりっ。 ここで急に食感が変わる。酸味と、ほんの少しの辛み。 夏の盛りに歩いてきた身体に、これがよく効いた。
最後に、しょうがみそ漬け。 生姜のすっとした香りと、味噌のこっくりが、口の中を静かに締めてくれる。
甘い、酸っぱい、香ばしい。 ひと口ごとに景色が変わるので、大きいのにまったく飽きがこない。見上げれば、頭上いっぱいの吹き流し。 紙の花が、風でゆっくりと揺れている。
うまい。 これは、間違いなくうまい。

旅先のおにぎりが旨いのは、たぶん米や具のせいだけではない。 歩いて、見て、迷って、そうしてようやくたどり着いた一個だからだ。 そしてその一個の裏には、必ず誰かの手がある。
盛岡の七夕まつりの下で食べた、ふわふわの三色おにぎり。最高の旅のスタートになった。
ご馳走たまでした!
岩手県の岩泉町の講演会で、noteでかいてきたことをいっぱい話してきました。
#日記 #エッセイ #フードエッセイ #グルメ#料理#おむすび#おにぎり#毎日更新#1000日チャレンジ#コラム#フード#1000のおむすびを食す男#地域創生 #岩手県 #岩泉町 #講演 #盛岡 #七夕まつり #盛岡七夕まつり
いいなと思ったら応援しよう!
ファンベースデザイナー、地域創生プロデューサーなどしてます。
おむすびnoteを毎日書いてたり、浦和レッズを応援したり…
みんなが、好きなこと、応援したいことを素直に言える世の中にしたいなあ。
皆さんと、いろいろなコラボをしたいです!
ぜひぜひご連絡ください!
