英検1級 二次、24点→39点・合格8回になるまでにやったこと
はじめまして、マカロニと申します。
英検1級の二次試験をこれまでに合計10回受験して、8回合格してきました。2024年度第2回からは毎回受験し、6回連続合格中です。
と言うと、「もともと英語が得意だったんでしょう?」と思われるかもしれません。でも、実際はその逆でした。
英検1級に挑戦しようと思った最初の回は、「どうせ落ちる」と怖くなってしまい、一次試験の会場にすら行けませんでした。
しかも私は留学経験がなく、オンライン英会話も長続きせず、市販の二次対策本も買ってみたものの難しすぎて、あっという間に挫折しました。普段の生活で英語を話す機会は全くありません。さらに、小学校低学年の子どもを育てながらフルタイムで働いているため、勉強時間を確保できるのは朝や夜のわずかな時間だけです。
この記事では、私が実際に続けている勉強法や、何度も受験する中で見つけたコツを、できるだけ具体的にまとめたつもりです。
「仕事や子育てで忙しく、思うように勉強時間が取れない。」「英検1級二次試験に何をどう準備すればいいのか分からない。」そんな方に、「これなら試してみようかな」と思っていただける内容になればうれしいです。
8回合格の中身
これまでの二次試験のスコアを公開します。(Short Speech/Interaction/Grammar and Vocabulary/Pronunciationの順、合計40点満点中)。

見ていただくとわかる通り、スコアが伸び始めたのは2023年度第3回から。ちょうどこの回から勉強法を根本的に見直し、今の方法に落ち着きました。だからこそ、これからお伝えする方法は、少なくとも自分にとっては再現性のあるやり方だったと言えるのではないかと思っています。
そもそも二次試験ってどんな流れ?
会場による多少の違いはあると思いますが、基本的な流れはこんな感じです。
集合時間までに会場へ入る
開始時間までにマークシート2枚へ必要事項を記入。電子機器は電源を切る必要があるので、待ち時間は事前に準備したノートや参考書に目を通す
時間になったら呼ばれ、入室前に氏名確認などを受ける
入室し、簡単な自己紹介のあとカードを1枚渡される
1分間でトピックを選び、2分間でスピーチ、そのあと4分間の質疑応答(試験中はカードを見ることができます)
退室
トータルにすると10分にも満たない試験ですが、正直、何回受けても緊張します。私はいつも「今日の私は女優。自信満々に振る舞って、ちょっとおしゃべりして帰るだけ。大丈夫」と、自分に暗示をかけるようにしています。
スピーチで意識している3つのこと
二次試験のスピーチをする際、いつも意識しているのは次の3点です。
語彙レベルはCEFR B2で考える
フィラーはできる限り減らす、「言わない」という意識を持つ
表現はチャンク(かたまり)で覚えて、チャンクのまま出す
この3つを意識するようになってから、スコアが目に見えて上がってきたように感じています。ひとつずつ掘り下げてみます。
① 語彙レベルはCEFR B2程度を意識する
以前は英検1級の語彙問題に出てきそうな難しい単語や表現を散りばめることこそが、Grammar & Vocabularyのスコアを伸ばす近道だと思い込んでいました。
でも、ある日ふと思いました。スラスラ話せるわけでもなく、全体の英語もまだぎこちないのに、そこへ無理やり1級レベルの難しい単語だけを入れても、あまり意味がないのではないか、と。むしろ、その単語だけが浮いてしまい、スピーチ全体としてはちぐはぐな印象になっていたのではないか。そう考えるようになってから、「難しい単語を使わなければ」という背伸びをやめました。
もちろん、完璧に使いこなせるのであれば、難しい単語を使うこと自体はまったく問題ないと思います。実際、それが自然にできる方もいるでしょう。
ただ、私自身はそこまでのレベルではありませんでしたし、今でもそのレベルではありません。
また、個人的には、英作文で評価される表現と、二次試験で自然に話せる表現は、ある程度切り分けて考えたほうがうまくいくと感じています。スピーチでは、「知っている難しい単語」を並べることよりも、「自分の言葉で、無理なく最後まで話し切れること」のほうが、結果的に評価につながる場面が多いように思います。
② フィラーはできる限り減らす
自分のスピーチを録音して聞き返したとき、"Well..." "Let me see..."、「あー」「えー」といった言葉を、無意識に何度も口にしていませんか?
「フィラー」という言葉には少し柔らかい響きがありますが、多すぎるフィラーは、聞き手にとって内容を追いづらくする原因になりがちです。たった2分間のスピーチで10回、20回と繰り返されると、それだけで話の内容が頭に入りにくくなってしまいます。日本語でも、一文の中で何度も「えー」「あー」が入ると、少し聞きづらく感じることがありますよね。英語のスピーチでも、それは同じなのだと思います。
もちろん、フィラーを絶対に入れてはいけない訳ではありませんし、自分も完全になくすのは無理です。それでも、面接官に内容を伝えることを考えて「フィラーで繋ごう」から「フィラーはできるだけ減らそう」という意識をはっきり持つだけで、話し方は少しずつ変わるように感じています。
③ 表現はチャンクで覚えて、チャンクで出す
表現は単語単位ではなく、かたまり(チャンク)として覚え、そのまま口から出せるようにする。これが、個人的にはかなり効果があったと感じています。
理由はシンプルです。チャンクで覚えておくと、一から英文を組み立てる必要がないので、考える時間を減らせます。その分、スピーチにも余裕が生まれますし、文法ミスも少なくなります。
さらに、面接官にとっても意味を汲み取りやすくなり、結果としてスコアにもつながりやすいのではないか、と考えています。
ここまで書いてきたのは、いわば土台となる考え方です。もちろん、これはあくまで私個人の経験からたどり着いた考え方なので、「いや、それは違う」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。それでも、10回受験してきた中で、私自身が一番しっくりきている考え方です。
では、二次試験で24点・不合格だった私が、どのようにして39点を取り、合計8回合格できるようになったのか。
一番変わったのは「AIの使い方」でした。
ここから先は、私が毎日実践しているAIを使った勉強法を、実際のプロンプトやスピーチ作成の流れも含めて具体的にご紹介します。
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