オーガニック食品は身体にいいのか
自分のため、あるいはお子さんのためにオーガニック食材しか食べない/食べさせないという主義の方をよく見かけます。
発達障害/精神疾患の界隈では特に多いです。
オーガニックの定義を「無農薬有機栽培(動物の飼料含む)・遺伝子組み換えをしていない」として、心身の健康について有効性を考えてみます。
(※あくまで有効性の話なので、単にそういう思想に共感しているとか、好きでやってます、みたいな人にはあまり関係ありません。ごめんなさい。)
健康にいいのは一部の人だけ

結論からいうと、こうなります。
無農薬有機栽培の食材のメリットは何か?
農薬や食品添加物など、特定の化学物質を回避できることです。
これらが原因で発達障害/精神疾患を含めた心身の不調を引き起こすことはあります。
昔、アメリカの企業農場で空から撒かれた大量の農薬に暴露した子どもが、発達障害の症状を持つようになったという事例もあり、精神疾患系の病気の一因には十分なり得ます。
が、下記の記事でも書いたように、発達障害/精神疾患の原因がたった一つであることはほぼあり得ません。
みんな同じ原因を潰せばいいのなら、標準医療の内科医がとっくに治療法を提案しています。
なので、オーガニック食品による治療や健康維持を考える人は、
・化学物質は自分の抱える疾患の原因になっているか?
・原因は化学物質だけなのか?
という2点をきちんと見極めなければいけません。
でなければオーガニック食というのはとてもコスパの悪い食生活になるだけです。
化学物質が疾患の原因になっているか
農薬や食品添加物系の化学物質が脳内・体内で悪さをしている、というケースは、アメリカの農場の例のような短期間・大量の暴露をのぞけば、「消化吸収のプロセスで体内への侵入を許し、かつ容易に排出できない状況」を作っているということです。
なぜなら、毎日ファストフードやコンビニ弁当を食べていても特に健康を害さない人は、いくらでも存在するからです。
なので、まず腸の状態を確認しましょう。
人間である以上、誰でも同じ人体を持っているので、「危険な物質・そうでもない物質」というのはある程度線引きができ、農薬や一部の食品添加物は間違いなく危険なほうに該当します。
が、人体はそのようなものを容易に侵入させない仕組みが備わっています。
それらの侵入を許してしまう人は、リーキーガット症候群等で腸管のバリアがザルになっている可能性が高いです。
気になる人は下記の記事を参考にしてください。
そして、食品添加物ですが、国内で使用が許可されている物質は500種近いものの、スーパーやコンビニで売られている食材・加工食品・調味料によく使われるものは30種程度だと思います。
そして、「危険な物質・そうでもない物質」の線引きははっきりしています。
人工甘味料のアスパルテームが有害(発がん性等)なのは有名ですね。
ただしそれも、どのくらいの量を摂っているか、体内への侵入をどの程度回避できているか、無害な物質に変化させてきちんと排出できているかは酵素の働きによるので、個人差があります。
それらをすべてしらみつぶしに調べていては時間もお金もかかりすぎるのですが、一般的に何が有害で何がそうでもないのかを把握することで、化学物質の影響はかなり回避できます。
僕自身、特に該当しないのでリストを探したことはないのですが、各食品添加物が有害かそうでもないのかについて判断することは、大した難易度ではありません。
ある程度知識のある統合医療(オーソモレキュラー)系の医師に相談すれば避けた方がいい添加物リストは手に入るかと思います。
東京葛飾にある宮澤医院はこのあたりの権威でもあります。
オーガニック食品を食べる目的が治療や健康維持であるならば、こういった方法で有害な物質のみを避けていけば、問題ないかと思います。
僕が年金一級から社会復帰するまでの試行錯誤で、オーガニック食に手を出さなかった理由は、高いから、というのもありますが、「合理的でないから」の一言に尽きます。
原因は化学物質だけなのか
化学物質の害に関してだけでも、次のような問題があります。
特定の物質が脳に侵入し神経伝達物質の邪魔をしていたとしても、同じものをこれ以上入れなければ治療できるのでしょうか?
本来、人体には有害物を自然に排出する能力が備わっていますが、一定量の侵入を許した時点で、「その物質自体が自然排出のための酵素の働きを邪魔し、排出ができなくなる」というのは、発達障害/精神疾患あるあるです。
僕が今てこずっている水銀などが代表例です。
そして、発達障害/精神疾患の根本治療は、他の原因も含めてきちんと推測・検査をして、ひとつひとつ順に潰していくことです。
依然として執筆中のもの多いですが、根本原因として何が考えられるかは以下の記事に、
どういう順番で潰していくか、治療の計画立案のセオリーについては以下の記事に書いています。
精神科以外のさまざまな医師を頼りに僕はここまで(グレーゾーン・クローズド就労)来たわけですが、その過程で学んだのは、「自分の疾患についてしっかり考える姿勢がないと医師も診察費以上のことは考えてくれない」ということです。
そのために本マガジンの記事を一通り読んで基礎的な知識を身に着けて主治医選びに臨むことをお勧めします。
また、治療とは直接に関係ないのですが、オーガニック食品、またはオーガニックという思想そのものについて、僕の意見を以下の記事に書いてみました。
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昔の自分のようにお金がない人が多いと思いますので、無理はしなくて結構です。