歪みペダルの源流を知り、わざわざ改造する理由はシグネチャートーンを目指すと言う、ただの惡足掻き。
みんな大好きな黄色に黒文字

ビールの蓋のやつが弄り倒したメイン機
distortion +
小文字表記が実に渋い
デザインもシンプルで最高

我ながら仕上がりは良好
中はラフですがワールドツアーでも2周くらいは余裕な筈
10数年前からコレ系回路のペダルが好きになり
distortion+の他に似た回路のDOD250も好きです
ライブでも使っていた自分で改造した90's 250の調子が悪くなり、コレも何かの啓示かなとdistortion+に手を出しました

大体同じ年代ですがたまに変なのが混ざっている
90年代前半〜中期のもの
ディストーションペダルの原点
僕が若い頃からビンテージと呼ばれていた70'sの最初期に近いdistortion+を弾いた事もありますが
現行品もそれ以外の時代の製品も同様に
2ノブなのにこんなにカッコいいのかと…、
その説得力のあるサウンドに感動します
そんな初期のディストーションサウンドの原点もMXRが倒産して市場から消えてしまうのですが、Jim Dunlop(通称 ジムダン)が買収して復活させます
当時 高校生くらいの頃にその再発したシリーズが日本国内でも流通しており、MXR期の最後の頃に近いと感じるそれを使いやすくする為の自分用改造を施しています
-----True Bypassの部-----
先ずはJim dunlop社が頑なに守り抜いているdistortion+の昔バイパス方式(と呼ばせてください)をtruebypassへ変更します
本来のdistortion+の持ち味を発揮する方法になりますが、基本はON 掛けっぱなし
楽器本体のボリュームで入力感度を操作
クリーン〜クランチ〜ディストーションまで豊かな音質調整ができます
FUZZ FACEなどのそれと同じくな方法ですね
これについては老舗が昔ながらのレシピを変えずに味を守り抜くスタイルに近いと思っており、ジムダン側も多くは語らずにそれを推奨されていると思うので、視認LEDは搭載したものの昔バイパス方式を頑なに守っているんだろうなと
そんなメーカー側が大事にしているクラシックな部分をわざわざtruebypassにしたい理由ですが、オフにした際デフォよりも音質変化が少なく緩やかなので、その後の音作りが実に快適になります
演奏スタイルも足元でon/offを繰り返す感じであれば、この変更は良い選択スイッチャーやループを組んでしまう人はそのままでも良いのかもしれません
今回のdistortion+はLED付きで2回路フットスイッチなので、定番の3回路のフットスイッチへ交換します
[フットスイッチは高耐久と謳われているものが理想ですが、足で踏む様なパーツの場合は品質が保証されていないと頭の片隅に思っておいた方が良いでしょう
初めての自作作業にて全てのパーツが最悪な状態というのも考えられます
コレが嫌なら信頼のおけるお店や有識者にメンテしてもらった方が精神衛生的にはベストです]なので、万が一の不具合に納得が行かない時に返品しやすいお店なども視野に入れましょう
truebypassの際には配線も組み替えます
その際にデフォのままだと配線材の長さが足りなくなったりもしますので、使えない長さの線材は交換なのですが
この時に色々とハイパーな電線にしないのが無難
-----オペアンプの部-----
カスタム屋やガレージブランドの煽り文句の影響もあり、心臓部のオペアンプに拘った時期もあります
実際手軽かつ見た目もわかりやすく、改造したぜ!というフォトジェニックな部分だし付加価値がつけやすい部分とも感じます
自分がメインで使っているdistortion+は色々実験していた流れもあり、オペアンプはデフォからさらに古い年代のモノに載せ変えています
当時からオペアンプ部をソケット化して取っ替え引っ換えしてはデフォのオペアンプの良さもあるなと思っていたので、ゲインの幅に違和感が特になければデフォも十分にアリと判断しています
明らかに変えたい意思がある!
のであれば、いじり倒せば良し!
最近はデフォのパーツの持ち味を活かしつつやれたらなとも思う様になりました
なので今回の改造した物はオペアンプは今の所はそのままです
-----クリッピングの部-----
歪みの波形
ディストーションの醍醐味ですかね
これもストレートな感じからウネリがある感じに変えます
今回はクリッピングを対称→非対称に変えました
distortion+のクリッピング部分はゲルマニウムダイオードが2本設置されており、その片方を別の種類のダイオードへ変えます
シリコン、LED、整流用、など色々あるのでオペアンプなどと同様に変えると楽しい部分です
両方シリコンにするとDOD250になるという部分も嘘では無い様な気もしますね
ディストーションの荒々しい波形を聞き分ける時、GAINをフルアップすると高域のバイト感に耳が持っていかれがちです
繊細なチリつき
ザクッ、ズクン、ジャーン、ジュワ、ジー、ズザー、ゾンゾン
などや、アンプの音量を上げて激しくフィードバックした際の音像
そういった様々な音を聞き分けるには記憶力と集中力が問われます
一瞬では聞き取り難い倍音や残り香みたいな部分までリラックスして注意深く聞く意識が大事だと思います
第3の目が開眼した時
黄と黒の衣を纏ったディストーションの神または悪魔が自分の元へ降りてくる事でしょう
今すぐシグネチャートーンへの悟りを開く準備をしましょう🛸
演奏した時にフィットするかみたいなのが一番大事なので、気持ちいいなと思えばそれが1つの答えだと思います
細かい確認をするリスニング環境はヘッドホンアンプなどと共に純粋なライン出力もあるとマジ最高
-----定数変更など含む、パーツの変更-----
ここでやっとコンデンサーと抵抗などに着目
基盤の中でパーツ点数が多いのがこの二つです
帯域の補正についてもコンデンサーと抵抗の各数値、または素材の種類の変更だけでも大きく変わります
バイト感、粘り、枯れ、箱鳴り感など
色んな要素が凸凹してきます
拘り始めるとなかなか上がれない沼なので注意⚠️
回路を眺め、聴き比べながら
自分なりのデータをコツコツ貯めて
じっくり楽しんで欲しい所です
その場の発想やノリで色々試して楽しむのも良いと思いますが、迷ったらデフォの良さを思い出して元に戻せる勇気も大事です
今回はコンデンサーを3ヶ所変更
抵抗は試しに2ヶ所を某カーボンコンポジットへ変更したけど好みに合わず、デフォの音の良さに気がついたので戻しました
結果、抵抗は全てデフォのままです
-----音質調整の着地点-----
前述の通りベース演奏にて
ライブ中に手元のボリューム操作もしたり
何度もon/offを繰り返す事も多く
普通にフレーズを弾く以外に、大音量を必要とするフィードバックをしたり
・音量の最大値の余裕を確保
・デフォよりも低音を感じる様に微調整
・大きく鳴らした時に野生味のある荒々しさ
・バイパス時の音質の向上
・ペダルボード内の治安維持
・弾いていてとにかく楽しい
コレが出来たらゴールと言って良いでしょう
-----あとがき-----
実はやっとサブ機が用意出来そうな予感がしたので、今後の自分の改造作業確認用に書き記しました(読んだら脳内に工程表や設計図が広がる感じで)もっと具体的にどこをどう変えたかとか説明してくれって思った方も居るかと思いますが、きっと自分用の改造は他人には通じない部分が多い気がしており、詳しく話すよりも開発者以外の人間の場合は夢物語だけ語ればとも思います
元々改造に興味を持ったのは20代の頃に中野のF-sugar や広尾時代のHonda sound worksに出入りしたり、analog.manとコラボしていたRe-J/大林さんにTS-9を改造してもらったのがセルフカスタマイズの発端だと思います
analog Mike氏はmodified pedalの始祖と言っても良いのでしょうかね?クラシックなサウンドを取り戻すスタイルもカッコよくて彼は僕の中では巨匠です

超々嬉しかった!!!
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感謝‼️ありがとうございます😊