【郷土史・番外編】天正遣欧少年使節を巡る旅|前編・千々石ミゲルの墓
やきものの町・波佐見の郷土史と世界史をつなぐノート。
今日は番外編、「天正遣欧少年使節」ゆかりの地を巡る旅です。
私が日ごろから書いている郷土史のノートを読んでくださった先輩の郷土史家の方が、
波佐見史談会の「町外研修」に誘ってくださいました。

波佐見町総合文化会館からスタート
メインは、天正遣欧少年使節のひとり
千々石(ちぢわ)ミゲルの墓。
なんと、発掘調査を牽引し、千々石ミゲルが棄教していなかったことを突き止めた
大石一久先生が現地で解説してくださるとのこと。
行かないわけにはいきません。

発掘に関するエピソードや研究の過程など、
様々なお話をお伺いすることができましたが、
何より一番強く感じたのは、
・スペインやポルトガルが日本を植民地にしようとした
・豊臣秀吉がキリスト教を弾圧した
・千々石ミゲルがイエズス会を脱会した
といった、教科書的な出来事の裏にある
「歴史はそんなに単純なものではない」ということです。


ミゲルの墓発見につながったとのこと(筆者撮影)
そして、もう一つ驚いたのは会員の皆さんの知識の深さです。
戦国時代の西暦と元号を対応させ、
町内の墓跡の内容まで暗記されている様子で、
その豊富な知識から様々な事実の繋がり、
面白い仮説も飛び出します。
大石先生、学芸員さん、そして会員の皆さんの質疑応答は白熱そのものでした。
波佐見の郷土史研究のレベルの高さに、
圧倒されっぱなしのバスの旅。
後編は、諫早・大村のキリシタンゆかりの地を訪ねます。
おまけ

