LUNASEA ドラマー 真矢さんへ
訃報のニュースから2週間が経ち、
ようやくあなたのことを
落ち着いて話すことができるようになりました。
私が初めてLUNASEAを知ったのは1996年の5月頃。
アルバム「STYLE」発売に合わせて特集が組まれたMTVでした。
MVが次々と流されていた中、食い入るように見つめたのはモノクロの画面の中で激しく演奏される曲。
「DESIRE」
掻き鳴らされるギター。
低く響くベース。
ややハイトーンの歌声。
その中でリズムを刻む重いスネア。時折響くハイハット。
感情を乗せるように身体中でドラムを叩くあなたの音はとても力強かった。
バンド音楽をちゃんと聴いたことがない私は
雷に打たれたような衝撃が走ったのを覚えています。
どうしても生で聴きたくて
ツアーのチケットをプレイガイドに並んで購入しました。
何もかもが初めての世界。
2階席から眺めた私の目に映ったのは、
ステージと客席が一体となったグルーヴでした。
すごい。すごい。すごい。
圧倒されているなか、始まったのが真矢さんのドラムソロ。
シンバルを思いきり鳴らす。
一瞬の間のあと、会場に響きわたる『真矢』コール。
何度も繰り返されるうちに、私も一緒になって叫んでいた。
『真矢!!』
ボルテージが上がっていく中、あなたはさらに求める。
「もっと来いやー!」
『真矢!!!!!』
あんなに一体感を感じたライブは初めてでした。
あれから30年が経ちました。
あなたを最後に見たのは2025年11月9日のLUNATIC FEST. 2025。
ドラムを叩くことはなかったけれど、リハビリ中にも関わらず
「1小節だけかもしれないけれど、叩けるように頑張ってる」
と声を届けてくれましたね。
INORANがステージ袖を見てずっと嬉しそうに笑っていたのも、きっとあなたが2日とも会場のみんなに会いに来れたのが嬉しかったからだと思います。
゛胸に抱いた夢が叶うまで いつまでも変わらないこの愛を゛
本編ラストの「UP TO YOU」は
まるで祈るように歌われていました。
会場にいたみんなが願っていた。信じてた。
結局祈りは届かなかったけれど。
高い高い空の上へ行ってしまった真矢さん。
私たちは星空の下で、今夜も月をみつめます。
ありがとう、真矢さん。
きっとずっとあなたのことは忘れません。
