エンタメから考える”少年犯罪”|犯罪学の視点から語る
立正大学教授 丸山泰弘(犯罪学・刑事政策)が、ニュースでは聞けない犯罪学、刑事政策の話について、分かりやすく解説します。過去に配信した回をアップしていきます。今回のテーマは「エンタメから考える”少年犯罪”」です。
ぜひ、spotify、amazon music、apple podcast、もしくはyoutubeで番組のフォローをお願いします。
ツミナハナシの視点で様々なテーマにそったエンタメを紹介するシリーズです。3人それぞれのおすすめポイントをお楽しみいただきたいと思います。
スタッフからひとこと
3月、卒業式の季節ですね。みなさん、卒業式にはどんな想い出があるでしょうか。私は、中学3年生の合唱大会で歌った尾崎豊さんの「卒業」と、なんだかとにかく”大人”にイラつき「こんな大人にはならない」と誓った、若き自分をほろ苦く思い出します。
さて、この時期になると、ニュースなどで少年刑務所の中での卒業式の様子が紹介されることがあります。学びの場を持ち、どんどん表情が変わっていく様子を見て、学生時代、もっと勉強しとけばよかったな…などと思いながら、自分がどれだけ恵まれた環境で生きてきたのかをかみしめながら観ています。そんな「塀の中での学び」をテーマにした番組をツミナハナシでご紹介したことがありました。卒業シーズンの今、改めてご紹介したいと思い、今回アップしました。惜しくも第4位という番外編での紹介でしたが、「塀の中の中学校」2010年TBS系列で放送された、オダギリジョーさん、渡辺謙さん主演の単発スペシャルドラマです。
番組テーマとしては「少年犯罪について考えるおすすめエンタメ」です。 報道される事件の背景に思いをはせ、自分なら道端に佇むこの少年になんて声をかけるのだろう…と考え込む1本、「若さが暴走した」経験自体はきっと誰しもあって…ほんのちょっとのわかれ道が自分にもあったかも、と思う1本、そして、少年といえば絶対外せないよね、の1作です。ツミナハナシ配信2年目からは、おすすめエンタメベスト3!シリーズを始めました。これをぜひとも!と思うもののなかから、できるだけ、観たり読んだりしやすいものからおすすめしています。この機会にご覧になったり、手に取っていただいたり、みなさんのエンタメ生活のイロドリとなれたらいいなと思っています。(み)
こんな話をしています
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※apple podcast、amazon musicでも配信しています。
紹介した作品
『MOTHER マザー』
監督:大森立嗣
出演:長澤まさみ、奥平大兼、阿部サダヲ他
2020年/日本/カラー
実際の事件に着想を得て、その背景を描いた1本。この少年が社会に戻ってきたとき、私は何ができるのでしょうか。
『ヒーローショー』
監督:井筒和幸
出演:後藤淳平(ジャルジャル)、福徳秀介(ジャルジャル)、ちすん他
2010年/日本/カラー
若くて元気で、仲間と”やんちゃ”をしていただけだったはずなのに…立ち止まることができなかった”あの日”を描いています。
漫画『家栽の人』
原作・原案など:毛利甚八
作画:魚戸おさむ
「愛の家庭裁判所」の物語。少年審判・家事事件を通して、人間の心情を描く。「家裁」ではなく「家栽」であることがポイントです。
ドラマ『塀の中の中学校』
出演:オダギリジョー、渡辺謙、大滝秀治、千原せいじ他
2010年10月11日/TBS
実在する刑務所の中にある公立中学校を舞台に描く、「生徒」と先生の来し方と未来の物語。
ツミナハナシを話すヒトたち
丸山泰弘:立正大学法学部 教授/知的エンターテインメント・クリエイター
南口芙美:合同会社黒子サポート 代表
山口裕貴:フリーランス(パラリーガルなど)
※3人とも、一般社団法人 刑事司法未来 理事
出てきた用語・人物
少年法
家庭裁判所
家庭裁判所調査官
もっと知りたい
テーマ別おススメエンタメベスト3
色々なテーマに添ったエンタメを紹介するシリーズ。過去に「法廷エンタメ」「少年犯罪」「被害者問題」を取り上げています。
こどもについて考える
少年犯罪・少年非行についてはテーマとして何度も取り上げています。彼らをとりまく環境の問題とあわせて、一緒に聞いて考えてみて下さい。
(※ #38 2024年7月23日配信)
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