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ASD妻が三姉妹を育てた夫のサポート術

三姉妹育児の夜は、いつもにぎやかだ。

今日もリビングには「ママ見て!」「ママ聞いて!」の声が飛び交い、妻には刺激が強すぎた。

双子の三女と次女が同時にママ見て!と競うように
声をそろえる、長女も負けじと「ママ、これ聞いて!」と声を重ねる。
聴覚過敏の妻にとって、夜のにぎやかさは刺激が強い。

だからこそ、一人で静かに過ごせる時間を作ってあげたい。
その静けさをつくるのは、私の役目だ。

ママ見て!をパパ見て!に変える小さな工夫

私はそっと子どもたちの前に入り、自然に矢印を自分へ向ける。

「ママ見て!」
と言われたら、
「それ、パパにも見せて!どれどれ?」

「ママ聞いて!」
と言われたら、
「パパも聞きたいな。教えて?」

そんなふうに、ママへの一直線の矢印を、パパに分散させる。
すると子どもたちはすぐに乗ってくれる。

「パパ見て!」
「パパ聞いて!」
「パパ、これ一緒にやろう!」

気づけば“ママ見て砲”は“パパ砲”に変わっている。

もちろん、四方向から飛んでくる“パパ砲”を全部100点で返すのは難しい。

でも、子供達の「見てほしい」を雑に扱うと、あとで小さな傷になることも知っている。

だから私は、「かけられた声には必ず返す」を自分のルールにした。

「パパ見てくれた」
「聞いてくれた」
「一緒にやってくれた」

その事実があれば、子どもは満足する。




そしてその満足が、妻の静けさを守る時間にもつながる。

全員が寝静まった深夜
妻がぽつりと言った。

「今日も助かったよ。あなたがいてくれると、本当に安心できる。」

その一言で、私の中の疲れがふっと軽くなる。
妻は多くを求めない。

ただ、自分のペースを大切にできる時間と、安心して任せられる相手がいればいい。
“妻ファースト”って、派手なことじゃない。
こういう小さな積み重ねのことなんだと思う。

三姉妹育児の裏側にあるもの

三姉妹育児は毎日が騒がしくて大変だ。
私は妻の静けさと笑顔を守る“壁”でいられたらいい。

そして、聴覚過敏の妻が静かに過ごせる時間を、これからもそっと守っていきたい。


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