絵本100booksチャレンジ|私が書くために必要なのは「読むこと」だった
絵本テキストの公募で落選がつづいて心が沈んでいた時に、1冊のノートと出会った。

(購入後に知ったのだが、フライングタイガーで人気の“100シリーズ“と呼ばれているノートらしい)
パラパラと中をめくってみると、どうやら読書日記用のノートだということが分かった。

これだ。
絵本を100冊読んで記録しよう。
理由は、絵本テキスト作家になるため。
落ち込む暇があるなら、今の自分にできることを何でもしたい。学びたい。吸収したい。活かしたい。1歩ずつでいいから絵本テキスト作家に近づきたい。
そんな想いで、絵本100冊の記録を始めた。
【記録を始める前に】
英語表記はおしゃれで可愛いのだけれど、何を書き込めばいいのかが読めない・分からない。ということでまずは各項目をLINEの翻訳機能を使って理解することから始めた。

とっっってもありがたい
以下が、翻訳した項目。
(⑤・⑧・⑩・⑪・⑫は、本来の項目ではなく、私にとって必要な項目に変えて記入していくことにした)
①本orオーディオブックの選択
②タイトル
③作者
④主人公や好きなキャラクター
⑤読み始めた日→書き出しの一文
⑥作者について(他にも出版していれば本のタイトルなど)
⑦心に残った一文
⑧
ジャンル→出版社
⑨初版発行日
⑩どんな人におすすめしたいか→対象年齢や、どんな時に読むのがオススメかなど
⑪読み終えた日→書き終わりの一文
⑫あらすじ・内容→メモ(主に場面構成)
【絵本の選定方針】
1.自宅にある絵本(ピンクシール)
→ 子ども達のリアルな「好き」×ロングセラー本から学ぶ
・現在小学1・2年生の男女の年子である我が子達が、1歳〜6歳の間に毎月選んできた絵本を中心に記録
(子どもが選んだ本に口を出さないというマイルールのもと、6年間毎月1冊ずつ子ども達が選んだ絵本を購入していた)
・保育士時代に活用していた絵本や、私が幼い頃からのお気に入り絵本も含む
2.図書館で借りた絵本(みどりシール)
→ 公募受賞作やオススメ本を中心に
・日本絵本賞、MOE絵本屋さん大賞など様々な受賞作品をピックアップ
・各出版社・自治体主催の絵本テキスト公募受賞作から学ぶ
3.絵本ナビプレミアム(有料会員)で読んだ絵本(きいろシール)
→ 幅広いジャンル・新作絵本と出会い、自分の「引き出し」を増やす
・タイトルや表紙の印象、気になるテーマから自由に選ぶ
・新着や話題作の「試し読み」、読み放題対象作品を活用
【100booksチャレンジ開始】
・実際の記録ページ

(作・香山美子 絵・柿本幸造 ひさかたチャイルド)

項目ごとに記入していきました
・各項目に記入して気づいたこと
②(タイトル)
→タイトルが活きる表紙の魅力

、そらの100かいだでのいえ/いわいとしお/偕成社)
※掲載されている絵本の表紙写真について
本ページに掲載しているすべての絵本の写真につきましては、事前に著作権の確認を行った上で掲載しております。著作権者の皆様に深く感謝申し上げます。
どうぞのいす→うさぎが作ったイスのように、木っぽくなっている!
わにさんどきっはいしゃさんどきっ→わにとはいしゃそれぞれのセリフによりフォントが違う!
ゆきがふるとき→物語にでてくる“うちゅうの木“の色にもみえるし、雪の結晶が美しい!
ぞうくんのさんぽ→たてがきのタイトルは珍しい!
めがねがね→濁点がめがねに!
そらの100かいだてのいえ→雲のようにふわふわ浮かんでいてもう楽しい!
「自分の作品だったら、タイトルはどうなるだろう?」と、想像を膨らませていくと、わくわくがとまらなくなった。
そんなふうに、実際に絵本の表紙が並んだときの見え方まで思い描きながらタイトルを考えるというのは、私にとって新しい創作方法となった。(“濁音”がかわいくアレンジされているものが多かったので、私の新しい目標として「濁音の入ったタイトルの絵本をつくりたい!」も追加となった!)
⑤⑪(始まりの一文/終わりの一文)
→物語の入り口と出口は繋がっている

終わりの一文がアンサーになっているもの

たった一文に、全体のトーン・設計・読者への意図が詰まっているのを改めて感じた。だからこそ、自分が創作するときにも「その一文で何を伝えたいか」をしっかり持つことが大切だと思った。
そして一文一文に“目的”をもって書くこと。「なんとなく」の一文はひとつもなくて、「始まりは読者を引き込み、終わりは心に残す」という役割を今まで以上に意識して書いていこうと強く思った。
⑥(作者について)
→バックストーリーを知り唯一無二の表現を探る
【“どうぞのイス“の香山美子さんの場合】

香山さんは童謡の詩人作家でもあり、普段何気なく口ずさんでいる歌の作詞者であることを知って驚いた。
詩人作家さんであるからこその言葉のリズム感の良さが、絵本の読みやすさにも繋がっているんだろうなと感じた。「あとのひとにおきのどく」「どうぞならばえんりょなくいただこう」なども、子ども達だけでなく大人の耳にもすっと入ってくる心地良さがある。
【“むれ“のひろたあきらさんの場合】

ひろたさんはお笑いタレント・芸人でもあり、発想力と構成力はそこからきているのかなと感じた。初めは動物の群れの中から一つの異なる存在を探すことから始まり、わくわくするページ展開の中で子どもたちに笑いと発見を、また大人にも考えるきっかけを届けてくれる。
この作者だからこその魅力に気づいたことで、私も私にしか書けない表現って何があるだろうと、自分自身と再度向き合い直すきっかけとなった。
⑦(お気に入りの一文)
→心にひっかかった一文を自分の引き出しに
印象に残った一文や気になった一文を書き留めることで、それまで自分の中になかった言葉が新たな引き出しとして追加された感覚になった。語尾の違いだけでも、受け取る側のニュアンスが大きく変わったりするので、たくさんの言葉や表現に触れて自分の引き出しを増やしていきたい。


子どもたちが真似したくなるようなセリフ
⑧⑨(初版発行日/出版社)
→絵本の“誕生日”と“育ての親”
出版社と初版発行日を記録することで、その絵本が「いつ、どこから生まれたのか」が見えてきた。同じ年にどんな作品が出版されたのかを知ることで、時代背景や流行も感じられる。
また、出版社ごとの傾向や特徴にも気づけるようになり、「このテーマならこの出版社」という視点も持てるようになった。
ただ読むのではなく、“本の履歴”を知ることは、創作を志す自分にとって大切な学びのひとつだと実感した。
また、出版社と初版発行日を記録する際に必ず目を通すのが奥付け。ここの魅力もすごかった。
(著作権の関係で写真は載せられないのが残念だが、手元にある絵本があれば是非確認してみてほしい!)
しろくまのパンツ
→替えパンツのご案内が粋すぎる!

ゆきがふるとき
→XのQRコードが載っていて現代的!

みけねこマンション
→日本新薬こども文学賞の最優秀受賞作なので、公募の作品募集やサイトのQRコードが載っているのが印象的!
(この時に私の作品は優秀賞を受賞させていただいたものの、絵本化は最優秀のみなので悔しい思いを、、!必ずリベンジしたい!)

⑩(対象年齢やどんな時に読むのがおすすめか)
→読者を具体的に想像して“あなた“へ向けてかく
対象年齢やどんな場面でこの本を読みたくなるのか。具体的な読者をしぼることで、テキストの表現方法や文字数なども大きく変わってくるので、この項目は必ず考えて創作している。既存の絵本を読みながら対象者や場面を想像することで、だからこのセリフなんだな、だからこの語尾なんだな、と紐解ける部分があって、より深くテキストを読み込むことができて良かった。

新生活が始まるタイミングで読みたい


⑫(メモ:主に場面構成)
→構成と展開で物語の仕組みがみえてくる
構成や展開を記録することで、絵本の中に隠れていた技術や工夫が浮かび上がってきた。
起承転結のリズム、場面転換のタイミング、盛り上がりのつくり方——読むだけでは見落としていた「設計図」が見えるようになった。
そして気づいたのは、絵本には“王道”だけでなく、“転・転・転!”と予想外に展開しながらも心地よく着地する物語もあるということ。
そんな自由な展開が許されるのも、絵本という表現の魅力だと、改めて感じた。



“ところかわって“も秀逸すぎる!
記録した様々な物語の構成とページ割りに自分の物語を当てはめてみたり、真似できる部分はどんどん真似して、自分だけの作品をつくりあげていきたい。
【グラフ化してみる絵本の世界】
せっかく100冊分の記録がとれたので、スプレッドシートにまとめて項目ごとにグラフ化してみることにした。
スプレッドシートには、新たに「ジャンル」「タグ」の項目を設けた。

このデータを元に、集計やグラフ化を行い、それを自分なりに読み解いていくことにする。
・タイトルの構成パターンに注目

今回の記録では、「〇〇の△△」という構文が36冊と圧倒的に多かった。
例えば、「わにわにのおでかけ」「しろくまのパンツ」など、キャラクター+持ち物・場所を組み合わせたタイトルがそれにあたる。

この構文は、誰の物語なのか、何がテーマなのかが一目で伝わる。短いタイトルでも、世界観の入口をつくってくれる。だからこそ、長く愛される絵本の多くがこの型を使っているのかもしれない。
一方で、どの型にもあてはまらない自由なタイトルも目立った。特に「その他」に分類されたタイトルにはインパクトが強いもの、読み手を巻き込むようなセリフ調のものが多かった印象がある。
例えば、「100万回生きたねこ」「オレ、カエルやめるや」などがそれにあたる。


子どもたちにとって“100“という分かりやすくて大きな数字はとても魅力的でわくわくするし、セリフを用いたタイトルは声に出して言ってみたくなる楽しさがある。
タイトルは、物語の入口であり、表紙の顔でもある。だからこそ、「読む」ことで得た気づきを、「書く」につなげていきたい。
・初版発行年数をみてロングセラーの偉大さを実感

読み込んだ絵本100冊の初版発行年を10年ごとに集計してみると、2000年代〜2010年代にかけて発行された絵本を多く読んだことが分かった。
特に2000年代は、公募作品や多様なテーマの絵本が一気に増え始めた時期。創作の参考になるような構成の作品が数多く出版されていたことが分かった。
一方、1960〜1980年代の作品は冊数こそ少ないものの、「いないいないばあ」「どうぞのいす」のように今も読み継がれるロングセラー本が多く含まれており、時代を超えて愛されている力を感じた。

・ジャンル×年代=時代の空気

年代ごとにジャンルをまとめてみたら、絵本の“時代の空気”が見えてきた。
一番目を引いたのは、「ユーモア」ジャンルの多さ。どの年代にも多く、くすっと笑える絵本が愛され続けているのが分かる。
一方で、昔の絵本は「おばけ」「王様」「動物」など、“ファンタジー寄り”のテーマも多かったように感じた。最近は「病院」「お弁当」「誕生日」のように、子どもたちの身近な場面にフォーカスする日常系の絵本も増えている。
「夢」や「空想の世界」も変わらず愛される中、「日常」や「気持ち」に寄り添う絵本や大人も読む機会が増え、幅広いジャンルの絵本が広がってきた印象。
・出版社別に作風を知る

記録を取ってみるまで意識していなかったけれど、知らず知らずのうちに自分が手に取る絵本は「この出版社の絵本が多いなぁ」と気づいたり、出版社によって雰囲気が違ったり今まで知らなかった出版社を知ることができたりもした。
創作を続けるうえでも、「どんな出版社が、どんな作風を大切にしているのか」を知っておくことは、大きなヒントになるはずだ。
それぞれの出版社の作風を知るにはまだまだ冊数が足りないけれど、これからも読んだ絵本の出版社は必ず確認していこうと改めて思った。
・始まりの一文は“5つの扉“

始まりの一文を集計すると、主人公の紹介や動作、場所に関する表現、誰かのセリフ、季節や時間の表現、オノマトペ(リズム音も含む)、この5つに分けることができた。どこから物語を立ち上げて、どの扉から物語の世界に引き込んでいくのか。どの扉が効果的なのかは、絵本の方向性やテーマによってまったく違うように感じた。
例えば、
主人公→「おにゃんこタクシー」

場所→「どろぼうジャンボリ」

セリフ→「しろくまちゃんのほっとけーき」

季節・時間→「もりのあさ」

オノマトペ(リズム音)→くすのきだんちはサン!サン!サン!

自分の物語にはどんな導入が適しているのか。あるいは、次に書くときはどんな始まり方に挑戦してみるか。
自分の物語を創作し始まり方に悩んだ時は、この5つすべての方法を試してみれば自分の物語にぴったりの表現がみつかるのではないかなと思った。すぐに実践していこうと思う。
・終わりの一文で“心にのこす“

終わりの一文を集計すると、誰かのセリフ、物語のオチ、作者メッセージをぎゅっとつめこんだ文章、物語の最初から変化した形、主人公の動作、オノマトペ、この6つに分けることができた。
例えば、
セリフ→「ヨルとよる」

オチ→「ノラネコぐんだんアイスのくに」

メッセージ→「マスク」

変化→「パンどろぼうとなぞのフランスパン」

主人公→「おばけのまよなかアイス」

オノマトペ→「おきにいりのしろいドレスをきてレストランにいきました」

圧倒的に多かったのは誰かのセリフで終わるもの。読者の耳に“声”が残るような終わり方だ。
「またあしたね!」「やったー!」みたいなセリフは、読後に明るさや余韻を残しやすい。これは読み聞かせを想定した設計とも言えるのかなと感じた。
★始まり×終わりの一文ランキング★
タグの組み合わせ別に集計し、TOP10をランキングにしてみた。

主人公の紹介から始まって、誰かのセリフでおわる。この組み合わせが多いのも納得だ。なぜなら、読み聞かせをするとき、最初に「この子はどんな子なんだろう?」と関心を引き、最後にセリフでしめることで、聞いている子どもたちにも自然と感情が乗り、物語の世界にぐっと引き込まれるからだ。セリフの終わりは、その物語の余韻をやさしく残してくれる。
物語の入口と出口をどう設計するかによって、作品の印象が大きく変わることを、今回の分析で改めて実感した。
組み合わせの種類も自分の中に持っておくことで、今後の創作に活かしていきたい!
ただ読むだけでなく、項目があることでよりこまかく読み込むことができてよかった。
たくさんの絵本を読み込むことで「読む目」が培い、それが「書く力」につながると思うので、これからも続けていこうと思う。
【100冊のタイトルまとめ】
以下が、今回のチャレンジで記録した100冊の絵本たちです。見覚えのあるタイトルも多いのではないでしょうか?
1.どうぞのいす
2.ライオンのくにのネズミ
3.ゆめぎんこう
4.ゆきがふるとき
5.おにゃんこタクシー
6.みけねこマンション
7.パンどろぼう
8.パンどろぼうとなぞのフランスパン
9.いいからいいから
10.わにさんどきっはいしゃさんどきっ
11.おむつのなかみせてみせて!
12.どどどーんぱっ
13.いないいないばあ
14.めがねがね
15.しろくまのパンツ
16.うみの100かいだてのいえ
17.ぬまの100かいだてのいえ
18.そらの100かいだてのいえ
19.ノラねこぐんだんアイスのくに
20.さんかくサンタ
21.おべんとうバス
22.しろくまちゃんのほっとけーき
23.はーくしょい
24.クリスマスのおばけ
25.なにをたべてきたの?
26.だるまさんが
27.バムとケロのそらのたび
28.おしゃべりなたまごやき
29.クリスマスにはおくりもの
30.いっぺんやってみたかってん
31.おばけのてんぷら
32.まどからのおくりもの
33.まえばちゃん
34.ひめちゃんひめ
35.たかこ
36.オオカミがやってきた!
37.ヨルとよる
38.びんにいれたおほしさま
39.おばけのケーキ屋さん
40.つぶつぶつぶてのくのいちご
41.ちょっとだけ
42.パンダせんとう
43.あやしいぶたのたね
44.ぞうくんのさんぽ
45.むれ
46.100円たんけん
47.じゃあじゃあびりびり
48.だーれだだれだ
49.あなたがだいすき
50.ぜったいにおしちゃだめ
51.モーリーのすてきなおいしゃさんバッグ
52.どろぼうジャンボリ
53.ポッケのワンピース
54.せかいいちのおおどろぼう
55.のりものどうなってるの?
56.ごりちゃんあのね
57.そこでええはなさかせてや
58.おちびさんじゃないよ
59.おむすびころりん
60.おさるのジョージ ドーナツこわい
61.はらぺこあおむし
62.ワニくんのながいかお
63.しょくぱんくんとサンドイッチ
64.もりのあさ
65.かぶきやパン
66.おばけのまよなかアイス
67.おもちのきもち
68.おつきさまのおさんぽ
69.せかいでいちばんつよいくに
70.バルバルさん
71.ちいさなあなたへ
72.まいごのモリーとわにのかばん
73.マスク
74.まいごのたまご
75.スイミー
76.すてきな3にんぐみ
77.つまんないつまんない
78.おじさんのかさ
79.おきにいりのしろいドレスをきてレストランにいきました
80.ぶたくんのそーっとそーっと
81.ひみつのおすしやさん
82.100ぴきかぞく すいぞくかんへいく
83.ねこソホテル
84.なんでやねん
85.そらいろのたね
86.おやすみなさいくまくん
87.くすのきだんちへおひっこし
88.さるのせんせいとへびのかんごふさん
89.マシューのゆめ
90.おおきな木
91.よるのおるすばん
92.くすのきだんちはサン!サン!サン!
93.わにわにのおでかけ
94.ぽっかりライトせんせい
95.なめれおん
96.オレ、カエルやめるや
97.かえるのほんや
98.りんごがたべたいねずみくん
99.あのね
100.100万回生きたねこ
【今後の目標】
言葉には力がある。
作家を目指しているからには、言葉の力を信じないわけにはいかない。言霊を信じて、夢や目標はどんどん言葉にしたり、宣言するようにしているので、ここでも宣言したい。
【目標】
・絵本の公募で大賞をとる
・絵本を商業出版する
【どんな絵本がつくりたいのか】
・お遊戯会や劇でつかいたくなるような絵本
・眠れない子が安心できるようなおやすみ絵本
・パパにプレゼントする絵本
(以前noteに投稿したので、是非読んでほしいです!)
【絵本100booksチャレンジを終えて】
チャレンジ前は、公募の落選がつづき、何を書けばいいのか迷っていた。そんな私にとって、このチャレンジはひとつの転機となった。
今は、もっと書きたい!と、改めて創作の意欲を実感できている。
100冊をじっくり、項目ごとに読み込んだことで、自分の“書きたい”が少しずつ輪郭を持ちはじめたのだ。
実際に、チャレンジ後には3本の新作テキストが完成した。たくさんの構成や表現に触れたことで学んだこと、増えた引き出し、またタイトルのパターンやタグの組み合わせなども試すことができたことで、「読む」が「書く」につながる実感を得られたように思う。
以前はやみくもに、少ない引き出しの中からひっぱりだした言葉をどうにか当てはめていたように思う。でも今は、物語ごとに“ぴったりの言葉“が前よりずっとみつけやすくなったのだ。そして、「これもいいな」「あれも試してみたいな」と、言葉を選ぶこと自体を楽しめている自分がいるのだ。
それは、ただ読むだけでは得られなかった大きな収穫だった。
今回のチャレンジで出会った絵本、響いた言葉、惹かれた構成、感動した物語。すべてを、自分の「ことば」に活かしていきたい。
これからも、絵本テキスト作家になるためにできることを全力でチャレンジし続けて、必ず目標を達成したい。する!
