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thinkfeeldraw
周回遅れの果て | ショートショート
いくら君たちの後を追いかけても、
距離は縮まらず追いつかない。
必死にもがいて走り続けても、
先は遠く引き離されてしまう。
はじめから勝負は決まっていたのに、
それでも盤面は僕らを走らせようとする。
こちらの息が上がって足が軋んだりしても、
「その時」が来ない限り針は止まりはしない。
先頭を走っていたであろう君たちが、
哀れと化した僕を二度追い抜いた瞬間、
すれ違いの眼は何を語っていたのだろうか。
「遅いんだよ、おまえ」
「別の道を行けば?」
「ペース配分間違ってるぞ」
「いつまでここを走っているつもりだい?」
まともに会話していないはずなのに、
視線が合った途端に様々な憶測が飛び交う。
息が乱れる。
脈が上がる。
頭上に舞った憶測は、
雨が降るように僕を濡らし、
僕をさらに卑屈にさせる。
このままでいいのか?
いや、いいわけがない。
今は濡れ雑巾みたいな僕でも、
僕しか走れない道がきっとあるはずだ。
そう。
ここでくすぶるわけにはいかない。
僕は僕の道を行こう。
(410文字)
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