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櫻坂クリエイティブチーム分裂問題の極致「死んだふり」。いっぽうで欅坂曲を今後は解禁するつもりなの?と予測させる内容【楽曲MVレビュー】

評価 ★★★
(楽曲は★★、MVは★★★★ってかんじ)

うすうす感じていたが、完全にクリエイティブチームが分裂してる状態なのを確信に変えるMV。

先行配信された楽曲がネガティブなタイトルにも関わらず明るい曲調・・・ってか、明るいのはいいけどなんかクオリティが低いのが気になってた。納品まで2時間もないなかつくってるまである。

歌詞も欅坂、櫻坂的物語性に則ってるのは確かだけど粗く映像が思い浮かばんというか、やすすにありがちな命令形の歌詞なのが物語性を落としてる。

歌詞が最良のときって歌詞の主人公が主観でみてる世界なので、ドラマを演じさせるものになるけどやる気やグループからの距離はなれてると遠くからおじさんが若い子への命令形になってる気がするな。

ポピュラーミュージックの制作現場って昔から用意されてる時間ぜんぜんないというのは各種インタビューで伝え聞くが、これは特にそう。

一方でMV制作や振り付け、衣装、フォーメーションみたいな、目で見るほうのクリエイティブはすごく統一感ある。音楽や歌詞とバラバラな中で、やっぱいまの櫻坂の要はTakahiroさん&インフィニティたちなのかなあと。

まずMVはどう考えても意図して欅坂を露骨に思い出させるように作ってるよね。

教室の中で各々が荒れていく展開は「エキセントリック」、後半の衣装チェンジ後は「アンビバレント」のMVっぽい。

似てるというか欅坂要素ということでは、愛桜ちゃんがプールにだーって行くの「10月のプールに飛び込んだ」だよね。First Showcaseで振り付けをみたところ、全員で走り回るそれもエキセントリックを思い出したなー。

ももみちゃんセンターというのは意外とたしかに思った。でも、一曲のなかに欅坂の誕生から末期までを凝縮してそのまま櫻坂に合流させようと考えたら、"2017年の平手友梨奈"みたいな泰然さが年齢と雰囲気があるももみちゃんにおのずと決まっていったんだろうなーと思う。

あとはファンのみなさんにもグループの歴史的文脈のうえに4期生ちゃんたちが存在し、いまの櫻坂にジョインしてるんだよーと理解させる意図もありそう。

3期生の「夏の近道」が一切として欅坂の要素を見せなかったし、続く「静寂の暴力」ではシリアスに振ったが欅坂らしさとは違う方向に行ったとおもう。総じてうまく欅を忘れる方向だったというか。そしてそれは全員が基本的によくできた明るい大人な3期生だからこそというかんじ。

そんな3期生と比較すると、「死んだふり」のMVや振り付けでここまで欅坂再訪を4期生にやらせるというのはどういうことなのかと。

2023年当時は「どこまで過去に触れてかまわないか」とおっかなびっくりだったが、すでに欅坂トラウマへの向き合いを2年のうちに終えたいまは、あからさまに「エキセントリック」を再生することに躊躇がないみたいだ。

と、いう扱いを見てると4期生のドームライブ登場とは、「いきなりの大舞台で新人のお披露目」ではなく「最初から挫折を抱えた、末期欅坂のようなブルージーさを持つメンバー」として、なんか登場から意外な楽曲をぶちこんできそうな気もする。

本当に欅坂の曲がセトリ中盤でぶちこまれそうな。しかもゆっかー卒コンのアンコールでやったやつじゃなく、いまの櫻坂になじむかたちの起用で。なんか「新人のお披露目」じゃなくて「実はジョーカーのカードが切られる」期待あるというか。


そしてなにより、いちばんももみちゃんでへんな信頼おけるのは、櫻坂は知っててもたぶん欅坂のことは知らんし思い入れもあんまない状態からスタートしてそうなとこ。平手さんも名前だけ知ってるレベル。みたいな。

なんも知らん人が実はいちばん本質に近づいてしまうことってしばしばある。や、京大で坂道コピーサークル楠坂46やってた勝又さんはぜんぶ歴史しってると思うが。平手さんの「ガラスを割れ!」花道ソロダンス暴走転落事故の話とか早口でももみちゃんに説明してたりするんだろうか。

話はこのまま「4期生の持つ独特のトーン」の雑語りにつづきます・・・