【つくったもの、続いていること~ZINE編~】ツドイの編集学校、卒業生のアウトプット
受講生の卒業後の活躍は、運営であるわたしたちにとっても、背中を押されるような出来事の連続です。

参加した期を超えて卒業生たちが集まる、3ヶ月に一度の「オープンデー」や年末の忘年会、メッセージアプリ「Discord」の卒業生コミュニティ。そこでは、卒業生たちの新たな挑戦が共有されています。
ツドイの編集学校を巣立った後、卒業生たちはどんな新しい一歩を踏み出しているのか。この記事では、その一部をご紹介します。受講を検討されている方にとって、卒業後の姿をイメージするひとつの参考になれば幸いです。
1. 白瀬世奈さん(東京2期生)
まずご紹介するのは、白瀬世奈さん。昨年11月に開催された「文学フリマ東京41」に向けて、はじめてのZINE制作に挑戦し、エッセイ集『良い子でいたら幸せになれるんじゃなかったのかよ』を発表しました。

「本当の自分がわからない」「自分のことが好きだと思えない」
「いつも孤独だ」 そんな自分に気がついて、悩んで悩んで。
急に涙が止まらなくなって、30歳で無職になった。
ここ数年で振り返ってきたこれまでの人生のこと、トラウマ、家族関係、新しい出会い、変化した人生観、これからどう生きたいか。
どん底からの人生の振り返りとここからの人生のための宣言エッセイ!
編集を務めたのは、ツドイの編集者/編集学校 事務局スタッフの野路学。
制作に取りくんだ日々を、白瀬さん自身が声で記録したポッドキャスト『空白ラジオ ―私が本を作るまで―」では、ZINEが完成するまでの過程がありのままに語られています。

青い表紙が目を引くブースは、文学フリマで多くの人が立ち寄り、その後、祖師ヶ谷大蔵「BOOKSHOP TRAVELLER」や福岡「本と羊」など、全国各地の書店での取り扱いも始まりました。発売から2ヶ月足らずで、販売部数は1,000冊を突破。
【🚗1,000冊突破しました🌵】
— 白瀬世奈 (@sn_yoonsul) January 20, 2026
『良い子でいたら幸せになれるんじゃなかったのかよ』受注受付含みますが、1,000冊が私の元から飛び立つことが決まりました!ありがとうございます!
取り急ぎ!ご報告です!!! https://t.co/3jo1rcX8QU
📘通販サイトはこちら
また、「ツドイの編集学校 2026」のゲスト講師としてお招きする、ライター・田中裕子さんも本作について感想を寄せています。
先日の文学フリマ東京にて、白瀬世奈さんのZINE『良い子でいたら幸せになれるんじゃなかったのかよ』を購入した。SNSでの発信を見ていて、メンタルダウンした彼女は何を抱えて生きてきたのか、自分とどう向き合ってきたのかを知りたいと思ったのだ。叫ぶようなタイトルも軽やかな装丁もよかった。
読んでみると、白瀬さんの区切りと納得のためにも本づくりは必要だったのだなと感じた。正直なことばが並び、「地方の良い子」として目線が重なる箇所も多い。それは彼女がぎりぎりまで自己開示してくれているからで、とにかくふたたび歩みだそうとしている今しかつくれないエネルギーの詰まった本だった。
📝田中さんによる感想の全文はこちら
さらに、編集学校の同期・ヒラノさんとのポッドキャスト『世界の雑談:GOOD LIGHT MEDIA』も昨年11月にスタート。世界各地のニュースを、本や映画を参照しながら対話する番組で、こちらも今後がたのしみです。
2. 鈴希のんさん(ライター・編集者、東京1期生)
次にご紹介するの、鈴希のんさん。昨年は「ZINE創作元年」だったと語り、3冊のZINEを制作しました。
「未熟で、ままならない日々を書く」をモットーに、2021年からnoteマガジン「半熟日和」の更新をつづけている鈴希さん。いまでは、1,100本を超える記事が公開されています。
noteの日記やエッセイから生まれた『半熟生活 出会って、暮らして。』をはじめ、どのZINEも、なにげない日々のあたたかさが感じられる内容です。

900日以上の連続更新noteから生まれた、日記とエッセイ集。2024年の日記と、6編のエッセイを収録しています。noteでアップしてきた日記やエッセイに、大幅な加筆修正を加えて再構成した1冊です。2024年から始まったパートナーとの暮らしの記録を中心にまとめました。

ほぼ毎朝つくってきた丼ぶりの中から、お気に入りの10個をセレクトして、ちょっとした文章と一緒にまとめました。文庫本サイズの手のひらZINEです。

2025年4月〜10月の日記を収録した日記本です。引っ越しも、転職も、別れもない、なんてことない日々ばかりですが、きっと大切になると思う日をまとめました。文フリに初めて出店した頃や、この日記本の制作期間のこともたっぷり入っています。
おいしそうな丼ぶりの写真が並ぶ『丼コレ vol.1』は、手のひらに収まるかわいらしいサイズも魅力。パラパラとながめるだけで心がおどります。
昨年5月の「文学フリマ東京40」を皮切りに、さまざまな即売会に出店している鈴希さん。あたたかみのある装丁と、やわらかな色使いのブースも印象的です。

『半熟生活 出会って、暮らして。』について、先に紹介した白瀬さんは「誰かと一緒に暮らすこと。その中の喜怒哀楽全てが愛おしい。「愛おしさ」が形になったみたいな本」と感想を寄せています。
誰かと一緒に暮らすこと。その中の喜怒哀楽全てが愛おしい。「愛おしさ」が形になったみたいな本
— 白瀬世奈|1/10 ZINEフェス東京 (@sn_yoonsul) June 4, 2025
半熟生活 出会って、暮らして。/鈴希のん @zzz_302 #読了 #sn本棚 pic.twitter.com/lBNwMG97ZY
3. オギユカさん(エッセイスト・ライター、京都1期生)
最後にご紹介するオギユカさんが執筆したエッセイ記事「あこがれの、ロイホの厚切りワンポンドステーキ」は大きな反響を呼び、2,000以上の「スキ」を集めました。Xへの投稿は、8.8万いいね・2,500万以上のインプレッションを記録しています。
ロイヤルホストで一番高いメニュー「厚切りワンポンドステーキ」6,358円を食べた話 1/5 pic.twitter.com/aARrNI4fD5
— オギユカ (@ogiyuca) January 3, 2025
この記事の編集を務めたのは、編集者のあずまさん(東京1期生)。タイトルから本文の細部まで、二人三脚でつくりあげられた文章からは、ご夫妻の穏やかな空気感がまっすぐに伝わってきます。
読者の心をつかむ本作は、約7万作品の応募の中から、note「創作大賞2025」エッセイ部門に入選しました。
さらに10月には、夏に訪れたフィンランド・ヘルシンキの旅行記『trip to Finland』を発表。こちらは、はじめてのZINE制作だったそうです。

『trip to Finland』は、わたしが2025年の夏にフィンランド・ヘルシンキを旅した記録です。北欧デザインにあこがれ、いつか訪れたいと願っていたその場所で、わたしはたくさんの特別な体験をしました。巨大な図書館Oodiで過ごした時間、にぎやかな蚤の市での出会い、マリメッコの社員食堂でのおいしくかわいい食事、そして森でたき火を囲んだり、ベリーを摘んだり。
このZINEには、旅の出発からフィンランドの自然や文化にふれた感動まで、わたしの旅のハイライトをぎゅっと凝縮しました。フィンランドの旅の魅力が少しでも伝わり、あなたの次の旅のきっかけや、フィンランド気分を楽しむみなもとになればうれしいです。
制作過程をまとめたnote「はじめての旅行記ZINEづくり、制作方法から部数、お金、やってよかったこと、全まとめ」では、デザインや校正、スケジュール管理、お金まわりまで、初めてのZINE制作で得た学びややってよかったことが、細かく共有されています。
📗
この記事でご紹介した白瀬世奈さん、鈴希のんさん、オギユカさんは、1月10日に開催された「ZINEフェス東京」にも一緒に出店したそうです。参加時期はそれぞれ異なりますが、「ツドイの編集学校」の卒業生として、期を超えたつながりが生まれています。

以上、ツドイの編集学校・卒業生の新たな挑戦の一部をご紹介しました。ここで取り上げきれなかった卒業生たちも、それぞれの場所で、仕事や創作、日常に学びを活かしています。
🏫
ここからは、現在受付中の「ツドイの編集学校 2026」についてお知らせです!
\\2026年度の募集を開始します//#ツドイの編集学校 お申し込みの締切は
— ツドイの編集学校 (@tsudoi_school) January 9, 2026
2026年1月30日(金)23:59まで🏫📨
📍「編集者の考え方・もののつくり方」に興味のある方
📍ひとに何か「伝える」、ひとを「動かす」ことが主業務の方
業種・職種問わず、お待ちしております! pic.twitter.com/bdGAFocEMW
2026年春の募集概要
・会場
東京都千代田区(東京メトロ神保町駅、JR御茶ノ水駅周辺)
※詳細は受講される方にのみご連絡いたします。
・開催日時(全8回)
第1回 3/14(土)
第2回 3/21(土)
第3回 4/4(土)
第4回 4/18(土)
第5回 5/16(土)
第6回 5/30(土)
第7回 6/13(土)
第8回 6/27(土)
※講義は全て14:00〜17:00ごろの予定です。
※第1回、第3回、第5回、第6回、第8回の講義後は、懇親会を予定しています。
・定員
最大40名
※応募多数の場合は選考を行います。
・一般受講料
150,000円(税抜)
※ご入金後のキャンセルや返金はできかねますのでご了承ください。
・学生アシスタント割引受講料
75,000円(税抜)
※若干名程度。学生の方向けプランです。
※お振込前に学生証の確認をいたします。会場設営等、会期を通してアシスタント業務を行っていただく分、割引となるプランです。
・お支払い方法
銀行振込のみ
※お申し込みいただいた方へ振込先口座をお伝えいたします。
・申し込み締切
2026年1月30日(金)23:59まで
・受講可否連絡
2月3日(火)中
※メールにて受講可否をご連絡します。
※受講いただく際は、2月13日(金)23:59までに受講料のお支払い手続きをお願いいたします。
・その他
ご登録いただいたメールアドレスは事務局からのお知らせ以外に使用することはございません
・お問合せ
school@tsu-doi.jp
※ご不明な点は上記のアドレスまでお問い合わせください。
📝詳細はこちらの記事をご覧ください
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