1月のおさらい会(東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻)
東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻のトランペットパート内で、1ヶ月に1度開催している「ミニおさらい会」。
音楽大学でのおさらい会(試演会)は主に、取り組んでいる曲を人前で披露することが目的で、ただし試験のように点数がついたりはしません。
僕の担当しているトランペットパートの学生を対象としておさらい会は内容自由で、それぞれ自主的にレッスンで取り組んでいるソロ曲の一部を演奏したり、2重奏をしたり、トランペット以外にも副科ピアノの演奏をするなど多岐にわたります。出席も強要しません。

今回は来月上旬に実技試験を控えていることもあり、ほとんどが試験のソロ曲を披露していました。

ピアニストはいませんでしたが、それでも人前で演奏する機会はひとつでも多いほうが良いので、勉強になります。


演奏し終わった後に聴いていた全員からコメントをもらっていて、自分では気づけなかったことや再確認できたこともたくさんあったと思います。


一方で、すでに卒業試験も終えて、門下発表会での演奏を残すのみとなった4年生の堀くんは教員採用試験に現役合格し、来年度から音楽の教員になることが決まっています。

今回のおさらい会では中学校の音楽の授業で取り上げることが多い日本歌曲を数曲、弾き歌いしていました。演奏するだけでなく作品ごとのポイントや、採用試験の時のお話しもしてくれて、後輩たちはとても勉強になったと思います。
また、今回テューバ3年の春原くんが見学に来てくれて、彼からもそれぞれ後輩たちの演奏に対してアドバイスをしてくれました。他の楽器からのアプローチってとても勉強になるので学生たちも良い刺激になったと思います。他の楽器の学生もどんどん見学に来て欲しいです。

ちなみに僕もこのおさらい会には参加していて、最近はずっとオーケストラの移調されたパート譜の読み替え講座をしていました。今回は最終回で、ピッコロトランペットのA管でin Dを読む、というところまでお話ししました。
バッハのクリスマスオラトリオやヘンデルのメサイア、ムソルグスキー(ラヴェル編)の展覧会の絵やラヴェルのボレロなど、主要な作品の楽譜を見ながら読み替えの方法とフィンガリングについて解説しました。主にバロック作品で使うことの多いピッコロトランペットは、オーケストラでもソロでもほとんどの場合in Dの楽譜になっていて、それをA管で演奏することが一般的です。理屈を知って読み替えができるようになって欲しいですし、ぜひ学生全員に一度はピッコロトランペットを経験して欲しいと思っています。
今年度のおさらい会はこれで多分終了です。来年度からは新体制になったトランペットパートでまた1ヶ月に1回開催できればと思います。
荻原明(おぎわらあきら)
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