月一BL小説企画にリクエストをいただきました!
noteに新しくついた機能、匿名で色々質問できる「note質問箱」に小説企画のリクエストをいただきました!
先に回答しXの方にも流したのですが、noteでも共有しておきます。
お題を見て #noteでBL の参加の予定を立てる人もいますからね。知らんけど。
6月:第3回かし子の不穏祭り「不穏淑女かし子嬢からの挑戦状!」※ただいまエントリー受付中!
7月:木たこさんリクエスト「ショートショート!」BL関係なしの3000字以内のガチ怖〜不思議な話を募集する予定。
8月:匿名さんリクエスト「夏の夜長のモブ視点BL」第三者目線の妄想BL、詳細は後で書きます。
9月:いつも通りの、クレイジーな3つのお題の小説企画。
10月:第2回「俺の話を聞け!1万字だけでもいい!」一度でも企画に挑戦してくれた作家のみ参加出来る、秋の骨休み企画。
とりあえず今の所ここまで考えています。
もしも間でまた面白そうなリクエストが来たら「お題として追加」するなど考えますので遠慮なくどうぞ!予定は未定でいいのです。
月毎の企画の詳細
7月のショートショート
企画の常連の作家・木たこさんより「ショートショートやろうぜ!」とリクエストいただきました!
文字数は、ショートショートの帝王、星新一先生が大体3000字で書いているというデータからパクり、3000字以内としました。
いつもはブロマンス〜BL小説の縛りで企画をしていますが、この募集は「ガチ怖、実話怪談、創作怪談、都市伝説、不思議なオチ、少し不思議な話」を募集します。
BLはあってもいいけどなくていい、ただ私が怖い話〜不思議な話を読みたいだけです!
8月の匿名さんリクエスト
・第三者目線一人称のブロマンス〜BL小説 を希望致します。いわゆるモブBLです。
・主軸になる二人が一緒にいる場面はNG。 (電話、メールなど通信手段を利用してのコミュニケーションは可。会話文にて「あいつら~だよね」という話が出るのは可。視点キャラの回想に登場するのはギリ可)
質問箱より、創作のリクエスト部分だけ抜粋してます。
第三者目線の一人称、のBL小説。
簡単に言うと、とあるカップル(かもしれない)2人を第三者のモブが推測・熟考・妄想するような話と捉えてます。
1番のキモは「主軸になる二人が一緒にいる場面はNG」のモブの語りで話が展開される部分。
少しのヒントを元に、目の前にいない主軸の2人を脳内妄想で追い込むリクエスト!この匿名さんは、かなり上級の妄想族だと思われます。
妄想族・一番隊特攻隊長、脳内猛追の匿名さん、素晴らしい変態リクエストありがとうございました!あんたも好きねぇ。
10月の「俺の話を聞け!」
一度でもこの企画に挑戦してくれた作家さんのみが参加できる、自分の創作に関して1万字以内で語る企画です。
普段、どんな風に作家さんが小説を書いているのかや、小説を書くきっかけになったエピソード、登場人物や、自分の好きなカップリングで語るなど色々と放出する企画です。
Bリーグの開幕戦が観たい主催者が、目一杯小説を書くのをサボる企画なのは内緒です。
質問箱でリクエスト、感想などお待ちしてます!
なんやかんやと2年くらいですかね、まぁようやってると思います。知らんけど。
これから先もどうにかこうにか、なんとなくそれなりにやっていこうかなって思い始めているような気もします。
匿名で質問やリクエストが出来るnote質問箱やってます!
企画絵のリクエストや感想、ご意見も募集してます!参加している作家さんも、直接聞きにくいことや言いにくいリクエストがあれば使ってください。
主催者の私個人への質問なども大丈夫です、お好きにどーぞー。
モブ視点のBLがどうしてもコメディになるショートショート
『鳥どころじゃない』
鳥類学者の肩書を持つ私達は、春〜夏にかけて飛来しこの島に飛来するアマツバメ科の鳥の繁殖行動の観察のため、本州から専用のフェリーで1時間ほどの小島に向かう予定を立てた。
この島にへの上陸手段は三日に一度だけ物資を輸送するための往復フェリーを利用するしかなく、私達は乗り遅れを恐れて海岸沿いの古びた漁師民宿に部屋をとった、宿泊客は自分達を含めた大人4人で満員らしい。
あてがわれた二階の四畳半の和室は二人分の布団を敷くと足の踏み場が無くなって、布団の上でカメラの機材をチェックしている私の隣で非常食を詰め直した友人が廊下と部屋を隔てる障子の入った引き戸を見ながら呟いた。
「廊下挟んだ向かいの部屋って男の二人連れよね?」
向かいは若い男の釣り客の二人連れとだけ聞いていて、今は近所の銭湯に行ったらしく人の気配はない。
「宿主夫婦も下で寝てるし、まさかそんな事は起きないと思うけど」
望遠レンズをカメラバックに仕舞ってファスナーを閉じながら、顔を合わせていない男二人の風貌を勝手に想像する。
「こんな僻地で男二人で海釣りってかなり仲良いよね」
「う〜ん女遊びを目的としてないことは明白かな?」
「そう思いたい」
「だよね?」
「とは言え一応、何か起きたらすぐ動けるようにだけはしないと」
「ストレッチとか?」
軽く笑ってくれたが、友人は寝巻きがわりに持ってきたパイルの部屋着からむき出しになった足を掛け布団代わりのケットに隠した。
女の二人旅は気ままだが、不測の事態が起きた時にいつでも対処が出来るよう身構えておかねばならない。
20時を過ぎたころ、階段を上がる足音が聞こえた。
少し軽めの音を気遣った慎重な足音の後ろから、しっかり体重のある男が着いて登ってくる。
ちょうど窓を閉めて隣の布団に来た友人の重みと全く軋みが違い、その足音に私達は視線を交えて身を寄せ合って廊下の向こうに聞き耳を立てた。
古い日本家屋は隙間が多く、抑えても声や物音は届いてしまう。
それでなくても漁師街は朝が早いせいで夜も早く、街全体が静かな眠りについたように人影一つ見えない。
民宿は波の音と海風に押された家鳴りだけになり、男二人の気配だけがくっきりと浮きあがった。
「明日は何時?」
声を潜めたせいで高く鼻に抜いたため息みたいな声がした、多分先に階段を上がった小柄な男だろう。
こちらに配慮し過ぎて緊張で震える語尾を連れの男がかすかに鼻で笑う。
「4時には起きて朝間詰しながら日の出をみよう」
喉に粘りのある水飴を落とすような、ほの甘い低さの声が安心させるようにゆっくり返す。
「じゃあ、早いけど寝るか」
お向かいの部屋も静かだし。
こちらへの配慮を伺える静かな会話が途絶え、私達も下手な詮索は良くない反省し、明かりを落として布団に横になる。
しばらくしてカチカチ、と古い電気の紐を引き明かりを落とす音を立てたきり向かいも静かになった。
15分程してまた小さな声がした、注意しないと聞き逃すほど頼りなく、そのくせ妙な熱のある声だ。
「…眠れない」
「普段寝ない時間だしな」
「それもあるけど」
「それも?の、もって何?」
ふふっと含みのある笑いと、ごそっと寝返りを打つ衣擦れがして畳の下の床板が寝返りを打った男の体重で軋んだ。
「ダメ、お向かいに聞こえる…」
「『それもあるけど』のも、の部分が気になって。ほら、たとえば…」
しばしの沈黙と衣擦れ、吐息の後に大きく息を吸って吐き出しながら言い切る上擦った返事。
「ちょ、…そう言う意味じゃ無くて」
じゃあどういう意味ですか?!
「…みたいなBLが向かいの部屋で密やかにかつ意外と大胆に繰り広げられたらどうしようと思うと私、眠れないんだけど」
「激しく同意。顔も知らない男二人だけど、こんな僻地に男二人で来てしかもこの距離で寝ているってただ事じゃないわ」
向かいの部屋が気持ちが悪いほど静かなせいで、私達の妄想と鼻息が海風と家鳴りを超えていった。
鳥どころじゃねぇわ。
私達は音もなく下級的速やかに廊下に出た。
昭和のコソ泥顔負けの忍び足で私は室内を覗ける障子の穴を探し、友人はイリュージョンのような身のこなしで男二人の部屋に隣接する物置に侵入、壁に耳をつける。
「ミミ、しっかり音声記録して」
「任せてメアリー!あんたこそカメラで鍛えた構図で即座にイラストに落とすのよ!」
「チッ、この穴からじゃ衝立が邪魔で良く見えないわ、…配置ミスだっつのあのクソ宿主…ハゲ頭カチ割って脳みそ撒き餌にしてやろうかしら…!」
「テステステス!メアリー殿ぉ、メアリー殿ぉ?ちょっと一言よござんすか?私チビガリ攻め推しなんですけどー?」
「オホォ♡出ましたよ、ミミさんのオス受け愛〜!!」
私達は警戒心の高い野鳥に鍛えられた倍速ハンドジェスチャーで情報交換をし、部屋の中の親密な時間を記録する。
ある時は野鳥の環境保護に努め、またある時は自分の身は自分で守れる意識高い系女子。
しかしその実態は…
壁にミミあり障子にメアリー!!プリプリでキュアキュアに愛し合う男の絡みハートキャッチ!!
BLハンター!ミミ&メアリーとは私達の事よ!!
私達の目的は鳥の繁殖活動から、今から繰り広げがれるかもしれない男二人の交尾の記録にすり替わった。
主軸になる二人は出てないけど、会話を聞くのはアウトかな。
なんか、映画クレヨンしんちゃんに出てくるめっちゃ強い敵やと思ってたらいい奴やったパターンの二人組みたいになった。
覗きは犯罪でやからアウトやけどな、ミミ&メアリー。
てか誰やねん、ミミ&メアリーて。
