未来のために




この掛けがえのない自然の中で、光が沈み、闇が訪れます。
光があったことを当たり前のように感じ、
感謝の心すら見失い、犠牲となった光を忘れ、
沈んだ太陽が、
まるで初めから無かったかのように振る舞い、
スイッチひとつで当たり前のように光を得て、
いつしかそれが自分の力だと錯覚をする。
この、どこか悲しくも美しい太陽のもとには、
いったい何があるのでしょうか。
私が偶然にもフェリーから写した写真。
その太陽の真下には、
六ヶ所村『日本原燃再処理施設』が写っています。
青森に来て、私は以前この施設で働きました。
敷地内は、まさにゼネコンの博覧会のようです。
施設内には容易には入れません。
セキュリティーはとても厳重で
場所によっては指紋認証も必要とします。
数千人もの人々が、さまざまな場所から集まり、
命懸けで仕事に取り組んでいます。
とても印象的だったのは、
泥臭い仮設事務所の廊下に貼られていた、
子どもたちが描いた『お父さんの絵』
「お父さんへ…」――
それぞれの絵には、
それぞれのメッセージが綴られていました。
皆の心と体が守られるよう、ただ祈るばかりです。

『モックス』と言う施設でプル『トニウム』と『ウラン』を取り出し
「再処理」して使用する為の施設ですが、1993年に工事が着工。
工事は約32年続いており、
これまでに工期が27回延期されているとのことです。
永遠に完成しないように感じます。
プルトニウムとウランは取り出せても、
ゴミ(高レベル放射性廃棄物)は残ります。
これまでに地下深く貯蔵されているガラス固化体の本数は約2万7000本。
イギリスやフランスで
再処理された使用済み燃料から生じた放射性廃棄物が、
ガラス固化体とし下北半島、
自然豊かな、六ケ所村の地下深くに眠っています。

煙突らしき物も見える
「世界中から集められた、核ゴミの墓場」
早い話は
「とりあえず深い穴を掘って埋めている」だけです。
挙句に宇宙空間へ捨てる話もあります。
夜中、ほぼ毎日外に出て夜空を見上げます。
UFOかもしれませんが・・
衛星は肉眼でも確認できます。
スターリンク衛星は一定の感覚で五機~七機くらい、
数珠のように連ねて飛んでいます。
地球の回りは現在稼働している人工衛星を含め
役目を終えた衛星などの宇宙ゴミで、
もはや溢れかえっている。
日本原燃がこれまで費やした総予算は、
17兆5千3百億円
光の反対側には常に影が存在しているようです。
光ばかりを追い求めるうちに、多くの人の心から、
本当の闇が失われてしまいました。
というより、
闇に向き合うことを避けているように感じます。
高レベル放射性廃棄物の放射能が、
自然界のウラン鉱石レベルに達するまでには、
約十万年。
とても馬鹿げている。
『一時の繁栄のために十万年』
この世は確実に、何かしらの犠牲の上に成り立っている。

今にも落ちてしまいそうな、
線香花火のような夕日。
その儚い美しさが未来へと引き継がれ、
そしてやさしく護られますように。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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環境、仕事、精神、全てが不安定です。
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