はじめに「フランス人の気楽な働き方、全力の休み方」(フォレスト出版)
こんにちは。
2026年7月21日発売「フランス人の気楽な働き方、全力の休み方」(フォレスト出版)の著者、トレオレル美智子です。
この度はこちらのnoteにて、拙著の「はじめに」を公開させていただきます。
楽しく読んでいただけると、幸いです。
はじめに
「ワークライフバランス」という概念がない人たち
毎日を生きるので、精一杯。
仕事で、ストレスは溜まる。寝ても疲れが取れなくて、朝起きる時点ですでに疲れている。仕事だけでいっぱい、いっぱいで、好きなことをやる時間なんてない。そんな時間があったら、まず寝たい!
だけど、たった一度きりの人生。ちょっとは良くしたい。
そのための方法と言えば、「ワークライフバランス」?
ワークライフバランスを考えることで、仕事もプライベートも充実させよう。
でも、現実はそう簡単にはうまくいかない… …。
そんな思い悩むあなたに、こんな提案をさせていただきたい。
「ワーク(苦)ライフ(楽)バランス」を意識するのをやめて、生活丸ごとを「楽」 にしてしまおう。
ずばり、「休むように働いて、動きながら休む」生き方だ。
楽しいことを続けているから、悩み苦しんで疲れたり、やる気がなくなって効率が 落ちることはない。
仕事もプライベートも、まるで今までの 24 時間が嘘のように、やりたいことを自然 に達成し、ストレスなく心地よく、成果を上げ続けることができるようになる。
そんな夢のような話、現実では無理でしょ?
と思うかもしれない。
私も、以前はそう思っていた。
でも、フランス在住 14 年で、「休むように働いて、動きながら休む」生き方をたくさん目にしてきた。
「私たち日本人と同じ地球で生きる人間なのか?」と疑いたくなるほど、フランス人 たちは、わが人生を楽しみ、幸せに生きている。
楽しいだけじゃない。あちこちの家庭で夫も妻も出世して、子どもたちは医者に裁判官に銀行員、スポーツでフランス代表として活躍。もちろん、全週末とバカンスと、 毎晩の家族時間を楽しみながらだ。
そんな人生だから、フランス人たちの頭の中には、「ワークライフバランス」なん て言葉は存在しない。
日本人過ぎる、不幸な日本人の人生を変えた フランス人の思考法&実践法
かつての私は、フランス人がこんな理想的な人生が実現できるのも、フランスとい う国だから、この国で生まれ育った人たちだからできるのだと思っていた。日本人過 ぎる私は、正直に言うと、心の底から妬んだ
フランスに移住した当初までの私は、自分で言うのもなんだが、頑固に不幸ライフを貫く、なかなかの曲者だった。
私は元々、日本で重度のうつ病で寝たきりの人生を送っていた。重めの精神薬をた くさん飲んで、少し動けるようになったところで結婚。2児の母となったが離婚し、 シングルマザーとなった。その後フランス人と結婚したことで、子どもたちを連れて 渡仏。そこから5人出産したことで、フランスで7人の子どもの母となった。
いい加減、そろそろ幸せになれるかと思えば、なんとそこから、フランス語が話せない状態で、7人の子どもを連れてシングルマザーとなる。どこで何をしても、不幸な毎日。
私は、夫と子どもたちのために尽くせば尽くすほど、家族は良くなるし、それが私の使命だと思っていた。
「頑張っている」とまわりから認められたくて、いつも忙しくするよう心掛けたし、 近況報告では苦労を知ってもらえるようにした。
何もすることがなくなったときや、たまに家事や仕事で手抜きをしたときは、ひどく罪悪感に苛まれた。
まわりはうまくいっている人ばかりなのに、自分だけがうまくいっていないと思っていた。
仕事では山ほど不満があるし、家庭も苦しいことばかりが起こったまま、寝る時間 になる。
満足できる日は、一日もなかった。
いくら努力しても不幸な日々が続いた私は、「いい加減フランス人のように、当たり前のように楽をして、ホイホイうまくいく人生を送りたい」と強く思うようになっ た。
そこから、フランス人たちへのインタビューを重ね、フランス人の働き方と休み方 の秘訣を追求していった。
そしてついに私は、フランス人が実践する「休むように働いて、動きながら休む」 生き方の思考法と実践法を体系化し、自身の人生も大きく変えることができた。
「仕事で成功したい」「学び続けて、新たな技術を習得したい」「家族で頭を空っぽにして遊びたい」「夫婦で、付き合いたてのカップルの頃のように語らいたい」「友人や親戚と集まって、パーティーしたい」「料理も掃除もちゃんとしたい」「あちこち出かけたい」「いつも、何もなくても、ただ幸せだと感じていたい」… …。
これらすべての望みを、フランスで8人の子育てワーキングマザーでありながら、 リラックスした状態で叶えられるようになった。
この本でお伝えする「フランス人の気楽な働き方、全力の休み方」のエッセンスを あなたの人生に取り入れれば、やりたいことを制限したり、あきらめたりすることなく、一日 24 時間の中に余裕を生み出しながら成果を上げることができる
日常の思考や実践をちょっと変えるだけ
必要なのは、時間の余裕でも、仕事量の少ない職業でもない。
ちょっとした考え方や捉え方、そして実践の違いだけ。
仕事の「やりがい」の持ち方を変えたり、日本人がよく言うあの口癖をやめたり、 通勤時の歩くスピードを変えたり、仕事に取り組むタイミングと順番を変えたりする だけ
フランス人の前で言ったら怒られるかもしれないが、日本人に比べて明らかに〝頑 張っていない〟フランス人たちが実際にやっていて成果につなげている思考法と実践 法だから、日本人のあなたならできることばかりだ。日本人過ぎる私でも大きく変え ることができたのだから、自信をもっておすすめできる。
本書を読み終えたとき、「こんな人生があるんだ」だけにとどまらず、「自分の人生 が変わるかも」と思ってくれたら、著者としてこれほどうれしいことはない。
