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頑張っているのに苦しい人は、何に疲れているのか #06 出口編


*このシリーズは、「頑張っているのに苦しい人は、何に疲れているのか」をテーマに、情報疲労・比較疲労・判断疲労など、現代人が抱えやすい“見えにくい疲れ”を分かりやすく観測していく記事です。本日は、第6弾となります。 《最終回です》

時間がない方は、途中の図解だけでも流れが掴めるようにしています
以下のシリーズものですね(*^▽^*)


回復は、努力を足すことではない

お疲れ様です。

灯の旅人です。

ここまで灯研究施設では、「頑張っているのに苦しい人は、何に疲れているのか」というテーマで、情報疲労、比較疲労、判断疲労、認知負荷、焦燥感について観測してきました。

情報が多すぎると、人は疲れます。人と比べ続けても疲れます。選択肢が多すぎれば、判断するだけで消耗します。頭の中で同時に処理しなければならないものが増えれば、動きたくても動けなくなる事があります。そして最後には、誰かに急かされているわけでもないのに、何故か落ち着かない。休んでいるはずなのに休めない。そんな焦りだけが残ってしまう事があります。

ここまで調べてきて感じたのは、私達の苦しさは単純な努力不足だけで片付けられるものではない、という事です。

もちろん努力が必要な場面はあります。行動しなければ変わらない事もあります。ですが、頭の中が情報でいっぱいになり、比較で疲れ、判断で消耗し、処理するものが増えすぎている状態で、さらに「もっと頑張れ」と自分を急かし続ければ、回復するどころか余計に苦しくなってしまいます。

だから今回の出口編では、少し視点を変えます。

回復とは、努力を足すことではありません。まずは、負荷を減らすことです。

入ってくる情報を少し減らす。比べる機会を少し減らす。判断する回数を少し減らす。頭の中で抱え込んでいるものを、紙やメモに出してみる。そして休む時は、罪悪感を抱えながら休むのではなく、次に動くための整備として休む。

今回の記事では、これまで観測してきた疲れを踏まえて、「どうすれば少し回復しやすくなるのか」を整理していきます。

これは、人生を一瞬で変える方法ではありません。明日から急に完璧な生活を送るための方法でもありません。ただ、頑張っているのに苦しい人が、少しだけ呼吸しやすくなるために、何を減らし、何を外に出し、どう休みを取り戻していくのか。その部分を、灯研究施設としてまとめていきます。

大きな変化ではなく、まずは小さな整備から。

それでは今回も、観測を始めていきましょう。

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まず、入ってくるものを減らす

回復しやすくするために、最初に考えたいのは「何を増やすか」ではなく、「何を減らすか」です。

疲れている時ほど、私達はもっと情報を集めようとします。もっと調べなければ。もっと学ばなければ。もっと正しい答えを見つけなければ。そう考えて、スマホを開き、検索し、SNSを見て、動画を見て、また別の情報に触れてしまう。

けれど、頭が疲れている時に情報を足し続けると、回復ではなく処理が増えてしまいます。

情報そのものが悪いわけではありません。SNSも、動画も、AIも、ニュースも、使い方によっては役に立ちます。ただ、疲れている時の頭に大量の情報を入れ続けると、必要なものと不要なものを分けるだけでも消耗します。

だからまずは、入ってくるものを少し減らす。

通知を全部受け取らない。SNSを見る時間を決める。ニュースを追い続けない。調べ物を始める前に、「今、本当に必要な情報なのか」を一度だけ確認する。それだけでも、頭の中に入ってくる刺激は少し減ります。

大切なのは、情報から完全に離れることではありません。

自分の頭に入れる量を、自分で選ぶことです。

現代は、何もしなくても情報が流れ込んできます。だからこそ、意識して減らさない限り、頭の中はすぐに埋まってしまいます。回復の第一歩は、もっと知ることではなく、今は知らなくてもいいものを少し手放すことなのだと思います。

頭の中にあるものを外に出す

次に大事なのは、頭の中にあるものを外に出すことです。

焦っている時や疲れている時、頭の中では色々なものが同時に動いています。仕事のこと、将来のこと、お金のこと、人間関係のこと、やりたいこと、やるべきこと。どれも大事に見えるし、どれも今すぐ考えなければならないように感じる。

けれど、頭の中だけで抱えていると、全部が同じ大きさで迫ってきます。

だから紙でもメモアプリでもいいので、一度外に出してみる。今気になっていることを、きれいに整理しようとせずに書き出してみる。すると不思議なことに、「これは今日考えなくてもいい」「これは今すぐではない」「これは誰かに相談した方がいい」と、少しずつ分けやすくなります。

頭の中にある時は、全部が一つの大きな不安に見えます。

でも外に出すと、それはタスクだったり、予定だったり、心配だったり、ただの思考だったりします。

もちろん、書き出しただけですべてが解決するわけではありません。ですが、頭の中だけで抱え込んでいる状態から、目の前に置いて眺められる状態に変わるだけでも、負荷は変わります。

焦燥感が強い時ほど、私達は「早く何とかしなければ」と考えます。ですが、最初に必要なのは、すぐに解決することではありません。

何に追われているのかを見える形にすることです。

見えないものには、ずっと追われます。

でも見える形になれば、少しずつ扱えるようになります。

休む時は、休むと決める

そして最後に大事なのは、休む時は休むと決めることです。

これは簡単そうに見えて、かなり難しいです。

休んでいるはずなのに、頭の中では仕事のことを考えている。ゲームをしているのに、「こんなことをしていていいのか」と考えてしまう。動画を見ているのに、将来の不安が頭をよぎる。布団に入っているのに、明日の予定や記事のことが離れない。

これでは、身体は止まっていても、頭は休めていません。

休息というのは、何もしていない時間のことだけではありません。頭と心が少しずつ落ち着きを取り戻す時間です。だから、休む時にまで成果を求めすぎると、休みそのものがまた別のタスクになってしまいます。

「ちゃんと回復しなきゃ」

「有意義に休まなきゃ」

「休んだ分、後で取り返さなきゃ」

そう考え始めると、休息の時間まで焦燥感に飲まれてしまいます。

だからこそ、短い時間でもいいので、「この時間は回復の時間」と決めることが必要です。10分でも、15分でも構いません。その間だけは、成果を出す時間ではなく、頭の熱を下げる時間にする。

休むことは遅れではありません。

逃げでもありません。

休むことは、次に動くための整備です。

スマホも、パソコンも、ずっと動かし続ければ熱を持ちます。人の頭も同じです。ずっと情報を入れ、考え、比べ、判断し続けていれば、どこかで熱がこもります。

その熱を下げる時間を、怠けと呼ばなくていいのです。

これからの時代に必要なのは、整え方

これから先、情報はさらに増えていくと思います。

AIも進化します。学べることも増えます。出来ることも増えます。働き方も、発信の仕方も、創作の方法も、どんどん変わっていくと思います。

それは希望でもあります。

ですが同時に、「もっとやらなければ」「もっと学ばなければ」「置いていかれてはいけない」という焦りも生まれやすくなります。

だからこれからの時代に必要なのは、ただ頑張る力だけではありません。

自分の中に入れるものを選び、頭の中を整理し、休む時間を守る力です。

全部に追いつく必要はありません。

全部を知る必要もありません。

全部を比べる必要もありません。

今の自分に必要なものを選び、いらないものを少し減らし、抱え込んでいるものを外へ出し、休む時は休む。その小さな整え方が、これからの時代にはかなり大事になっていくのだと思います。

頑張ることは悪いことではありません。

でも、頑張るためには整備が必要です。

走るためには、止まる時間も必要です。

考えるためには、考えない時間も必要です。

前に進むためには、今どこに立っているのかを確認する時間も必要です。

灯研究施設でこれまで観測してきた疲れは、どれも「あなたが弱いから苦しい」という話ではありませんでした。むしろ、現代社会の中で多くの人が抱えやすい構造的な疲れでした。

だからこそ、出口もまた、気合いだけで作るものではありません。

減らす。

出す。

休む。

まずはそこからでいいのです。

まとめ

今回は、これまで観測してきた見えない疲れの出口として、どうすれば少し回復しやすくなるのかを整理してきました。

情報疲労、比較疲労、判断疲労、認知負荷、焦燥感。どれも別々の問題に見えますが、共通しているのは、頭と心に入り込むものが増えすぎていることです。

だから回復の第一歩は、もっと頑張ることではありません。

まず、負荷を減らすことです。

入ってくる情報を少し減らす。頭の中にあるものを書き出す。休む時は、休むと決める。その3つだけでも、頭の中の渋滞は少しほどけていきます。

もちろん、それだけですべてが解決するわけではありません。ですが、焦っている時ほど、大きな解決策を探すより、まずは小さく整えることが大切です。

今日、全部を変えなくていい。

全部を片付けなくていい。

全部に追いつかなくていい。

まずは、頭の中にあるものを1つ外に出す。通知を1つ減らす。10分だけ、回復の時間にする。

それだけでも、出口へ向かう小さな一歩になります。

頑張っているのに苦しい時、自分を責める前に、少しだけ考えてみてください。

今、自分は足りないのでしょうか。

それとも、抱えすぎているのでしょうか。

もし抱えすぎているのなら、必要なのはさらに背負うことではありません。

少し下ろすことです。

回復は、逃げではありません。

回復は、次に動くための整備です。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

この記事が少しでも役に立ったと感じた方は、フォローしていただけると励みになります。

最後に

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

情報疲労。

比較疲労。

判断疲労。

認知負荷。

焦燥感。

そして出口編。

気付けば、かなり長いシリーズになっていました。

第1シリーズでは、主に無料記事による実験を行ってきました。

どんなテーマに反応があるのか。

図解は分かりやすいのか。

研究施設という形は伝わるのか。

読者の皆様は何に悩み、何に興味を持つのか。

そんな事を観測しながら、一つずつ記事を書いてきました。

正直なところ、この研究が成功だったのかどうかは、まだ分かりません。

数字だけを見れば、上手くいった記事もあれば、思ったより届かなかった記事もありました。

ですが、一つだけ確かな事があります。

それは、このシリーズを書いている中で、

「頑張っているのに苦しい人は、意外と多い」

という事です。

そしてその苦しさは、気合いや根性だけで説明できるものではありませんでした。

情報が増えた。

比較する機会が増えた。

判断する回数が増えた。

頭の中で処理する事が増えた。

その結果として疲れている。

そんな構造が少しずつ見えてきました。

だからこの研究は、少なくとも私自身にとっては意味のあるものでした。

そして、もしこの記事を読んだ誰かが、

「自分だけじゃなかった」

と思えたのなら、それだけでも研究を続けた価値はあったのだと思います。

灯研究施設の研究は、まだ続きます。

次はどんなテーマを観測するのか。

どんな研究になるのか。

それはまだ分かりません。

ですが、また何かを見つけた時は、研究記録としてまとめていこうと思います。

第1シリーズを最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

それではまた、次の研究記録でお会いしましょう。

灯研究施設
灯の旅人

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