スキを押したのに、なぜフォローしないのか
こんにちは。☀️
灯の旅人です。
灯の研究所、第9回です。
前回の記事では、人が「次も読みたい」と感じたとき、なぜフォローを考えるのかを観測しました。
スキは、今読んだ記事への拍手。
フォローは、まだ公開されていない次の記事へ席を取る行動。
旅人は、そんなふうに考えました。
けれど、ここで少し不思議なことが残ります。
記事に満足した。
発信者の名前も覚えた。
次の記事にも少し興味がある。
それでも、スキだけを押して、フォローしないことがあります。
今回は、
「また読みたい」と思ったのに、なぜフォローボタンを押さないのか。
を観測します。
この研究シリーズは、マガジンにまとめています。
▶ 灯の研究所|人は、なぜその人をフォローするのか
前回の記事はこちらです。
▶ 第8回|なぜ「次も読みたい人」をフォローするのか
スキを押した。それでも、その場を離れる
旅人は、noteで記事を読んだあと、スキだけを押してページを閉じることがあります。
面白くなかったわけではありません。
むしろ、
「この人の記事、また読みたいな」
と思っていることさえあります。
それでも、プロフィールを開かなかった。
フォローボタンを押さなかった。
そのままタイムラインへ戻り、別の記事を読み始めてしまう。
自分でそうしているのだから、旅人の記事で同じことが起きても不思議ではありません。
スキが付いた。
読んでもらえた。
それでも、フォロワーは増えない。
以前なら、
「記事に魅力が足りなかったのか」
と考えていたかもしれません。
けれど、自分自身の行動を見ると、理由はそれだけではなさそうです。
読者は、記事を評価したあと、必ず次の行動へ進むわけではありません。
満足したからこそ、その場で終わることもあります。

フォローされなかったことは、拒絶とは限らない
フォローされなかったとき、発信する側は、その理由を大きく考えてしまいます。
文章が合わなかった。
発信者として魅力がなかった。
興味を持たれなかった。
そんなふうに、自分そのものへの評価だと感じることがあります。
けれど、読者の中では、もっと小さな理由で止まっている場合があります。
今はプロフィールを見るほどではなかった。
あとで押そうと思って忘れた。
すでに多くの人をフォローしている。
スキを押したことで、気持ちを伝え終えた。
つまり、
「良かった。でも、今はここまで」
という判断かもしれません。
フォローされなかったことは、発信者として否定されたこととは限らない。
この見方は、反応が少ないときに、自分を責めすぎないためにも必要だと思います。
「また読みたい」と「今フォローする」は同じではない
第8回では、フォローには未来への期待があると考えました。
けれど、期待が生まれたからといって、その場ですぐ行動するとは限りません。
本屋で、
「この本、少し気になるな」
と思っても、必ずその日に買うわけではありません。
少し立ち読みをして、棚へ戻す。
読みたくないわけではない。
ただ、その瞬間に決める理由が足りなかった。
noteのフォローにも、似たことが起きているのかもしれません。
記事は良かった。
次の記事にも少し興味がある。
けれど、
「今ここでフォローしよう」
と決めるほど、必要性が強くなかった。
つまり、止まっているのは興味ではなく、
行動する理由が、その場で十分に見えなかった。
という可能性があります。
読者は、フォローした後までぼんやり想像する
フォローは、ただ数字を一つ増やす行動ではありません。
読者の側から見れば、その人の記事を今後のタイムラインに迎える選択です。
どんな記事が届くのか。
どのくらいの頻度で投稿されるのか。
自分に関係のある内容が多いのか。
フォローする直前に、そこまで細かく考えているとは限りません。
それでも、プロフィールや最近の記事一覧から、
「この人をフォローした後」をぼんやり想像します。
旅人は、一日に複数の記事を書くことがあります。
朝活、灯の研究所、ゲーム、創作。
書いている本人には、それぞれ違う役割があります。
けれど読者から見れば、
「フォローしたら、毎日たくさん流れてくるのかな」
と迷うかもしれません。
内容には興味がある。
でも、自分のタイムラインに入れるかは少し迷う。
これは、記事の質とは別の問題です。

プロフィールを開いた瞬間に、迷いが増えることもある
記事を読んだ直後は、
「この人、いいな」
と思っていた。
けれど、プロフィールを開いたら、急に分からなくなることがあります。
最近の記事が、今読んだ内容とまったく違って見える。
固定記事が長く、どこを見ればよいか分からない。
フォローすると何が届くのか、かえって見えなくなる。
第4回から第6回では、読者が限られた断片から「何の人か」を判断する流れを観測しました。
第9回では、その判断が、フォロー直前の迷いにもつながります。
フォローされない理由は、記事の中ではなく、記事を読み終えたあとの画面にあることもあります。
「フォローしてください」より、押した先を見せる
記事の最後に、
「フォローしてください」
と書けば、行動のきっかけになることはあると思います。
読者がフォローボタンを意識していなかった場合、ひとことが最後の後押しになることもあります。
ただ、お願いを強くすれば、迷いが消えるわけではありません。
次に何が届くのか分からない。
発信全体との相性が見えない。
その状態のままでは、読者は決めにくいままです。
必要なのは、お願いの強さよりも、
なぜフォローするのかが、読者自身に見えること。
なのだと思います。
「このシリーズの続きを読めます」
「人の認知や感情を、これからも観測します」
「次回は、この疑問を扱います」
こうした案内があれば、読者はフォロー後に受け取れるものを想像できます。
押してほしいと頼むより、押した先を見せる。
その方が、灯の研究所には合っています。
旅人も、理由を一つに決めない
スキが多く付いた記事でフォロワーが増えないと、旅人も原因を探したくなります。
プロフィールが悪かったのか。
記事の最後に案内が足りなかったのか。
投稿する時間が悪かったのか。
けれど、読者一人ひとりがフォローしなかった理由は、こちらからは見えません。
記事だけで満足した人もいる。
また見かけたら読もうと思った人もいる。
深い理由はなく、そのまま忘れた人もいる。
それを全部、
「自分の記事に魅力がなかった」
という一つの答えにまとめる必要はありません。
灯の研究所で見たいのは、誰かを無理にフォローさせる方法ではありません。
読者が迷ったときに、必要な情報が見えているか。
次へ進む道が閉じていないか。
発信者側で確認できるのは、その部分です。
自分のnoteで確認したい二つ
今回、自分のnoteで確認したいことは二つです。
フォローした先に何があるか、すぐ分かるか
記事を読み終えた読者が、プロフィールや最近の記事を見たとき、
「この人をフォローすると、何が届くのか」
を想像できるでしょうか。
テーマを一つに固定する必要はありません。
けれど、共通する視点やシリーズ、次回の内容が見えると、読者は判断しやすくなります。
「フォローしてください」と頼む前に、フォローする理由が見えるかを確認します。
記事を読み終えたあと、迷いを増やしていないか
記事の内容とプロフィールの印象が大きく離れていないか。
最近の記事一覧が、まったく別の発信者に見えないか。
次の記事への入口が、見つけにくくなっていないか。
足りないものを追加するだけでなく、迷わせるものがないかも見てみます。

今回の観測結果
今回の観測から見えてきたのは、
スキを押した人がフォローしないのは、記事を評価していないからではなく、その場で次の行動を決める理由が足りなかった可能性がある。
ということです。
スキが付いたのに、フォローが増えなかった。
その数字だけを見て、記事の価値まで否定しなくてもよいのです。
読者は、記事には満足してくれた。
ただ、その先まで進まなかった。
それは拒絶ではなく、保留かもしれません。
またどこかで見かけたときに、思い出してくれるかもしれない。
別の記事を読んだあとに、ようやくフォローするかもしれない。
発信は、一度の記事だけで決まるものではありません。
だから旅人は、フォローをお願いするより先に、
「この人をもう少し見ていたい」
と思える道が、ページの中にあるかを確認したいと思います。
次回への接続
これで、第3部「記憶と期待」は終了です。
第7回では、記事や発信者の名前が、なぜ記憶から消えてしまうのかを観測しました。
第8回では、読者がまだ存在しない次の記事へ、なぜ期待を持つのかを見ました。
そして今回は、その期待があっても、フォローという行動へ進まない理由を考えました。
けれど、人が誰かを信頼するきっかけは、自分で記事を読んだ経験だけではありません。
知らない人の記事でも、信頼している誰かが紹介していたら、少し安心して開くことがあります。
次回から始まる第4部では、
一人の発信者への認識や信頼が、他の人へどのように広がっていくのか。
を観測します。
次回は、
なぜ他人に紹介された人は、最初から少し信頼されるのか
です。
第10回は、明日11-13時ごろ公開予定です。
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ここまで歩いていただき、ありがとうございます。
もし何か感じていただけたなら、その想いをそっと置いていっていただけると嬉しいです。