熱があっても動くのが旅。グランドバザールと警察と私。【世界半周 Day14 🇹🇷イスタンブール】
⚠️ この記事は2024年9月の旅行記録です。 記載の料金・交通情報・物価および円換算金額はすべて当時の為替レートをもとにしており、現在は物価・為替レートともに変動している場合があります。渡航前に必ず最新情報をご確認ください。
体調が悪いとき、どうしますか。
普通はホテルで寝ますよね。でも旅のスケジュールは待ってくれないんです。「翌日のバスチケットを買わなきゃ」という一点だけを目標に、熱と喉の痛みを抱えたままコロナ対策で余ったマスクをし外へ出ました。
そしたらオトガル(バスターミナル)に着いていきなり警察に呼び止められました。
翌日のための「死ぬ気の外出」
喉が痛い。体が重い。でも動かなきゃいけない理由があった。
翌日の朝、イスタンブールを出てエーゲ海沿いの街・セルチュクへ向かうバスに乗る。問題は、当日いきなりオトガル(長距離バスターミナル)に向かうと迷子になりかねない、ということ。
なので体調最悪のこの日に、あえて下見に行くことにしました。場所の確認と、チケットの早めの確保。一石二鳥です。「明日の自分に優しくする」ための外出と言えば聞こえはいいですが、要は今日のうちに済ませておかないと不安で眠れないタイプなんですよね。

トラムと地下鉄を乗り継いでエセンレル・オトガルへ向かいます。イスタンブールカードという交通系ICカードをこの日に発行したんですが、カード代50リラ、トラム初乗り20リラ。Suicaみたいなもので、バスもメトロもトラムも全部これ一枚でいける、なかなか便利なやつです。
警察に呼び止められた件
オトガルに到着して、さあチケット売り場を探すか……というところで警察に声をかけられました。
え、何?何かした?
向こうは英語でなにかを言っているけど、体調最悪でいまひとつ頭が回らない。とりあえず「Japanese」と答えたら、あっさり「OK、行っていいよ」みたいな感じで解放されました。
何だったのか、いまだによくわかりません(笑)

気を取り直してバスチケットを購入。METRO社という大手バス会社のカウンターでセルチュク行きを1枚、1,000リラ。当時のレートで約4,000円くらい。そこそこしますね。でもこれで翌日の足は確保できた。


グランドバザール、正直な感想
チケットも買えたし、せっかくなのでグランドバザール(カパルチャルシュ)にも寄ってみることにしました。1461年に建設された、世界最大規模の屋根付き市場。66本の通りに4,000軒以上の店が並ぶ、というやつです。




で、正直な感想を言うと……モロッコのバザールと、あんまり変わらないな、と。
スパイス、革製品、陶器、絨毯、水タバコ。どこかで見た構成なんですよね。もちろん規模はこっちが圧倒的に大きいし、キレイに整備されてはいる。でも「初めてバザールに来た!」という感動は、残念ながらすでにモロッコで使い果たしてしまっていました。
旅の順番って大事だなと改めて思った瞬間でした。

🏛️ グランドバザール(カパルチャルシュ)基本情報(2024年9月時点)
場所:チェンベルリタシュ駅すぐ(トラムT1線)
営業時間:月〜土 8:30〜19:00
日曜定休 入場料:無料 店舗数:約4,000軒・66本の通り
モスクを覗いて、限界を悟る
グランドバザールを出たあと、すぐ隣にあるヌルオスマニエ・ジャーミィに立ち寄りました。バザールの出口から直結していて、気づいたら中庭に入っていた、という感じです。


ドームの内側のステンドグラスと金細工が、曇り空の中でも静かに光っていて。体はしんどいのに、なぜか足が止まりました。旅ってこういう偶然の出会いがあるから、やめられないんですよね。

でもここで限界を悟りました。ホテルに帰ろう、と。
午後はひたすら寝た
帰りのトラムの中から記憶がありません。
ホテルに戻って横になったら、そのまま夕方まで爆睡。発熱しながら半日歩き回ったんだから当然といえば当然ですが、起きたときには窓の外がすっかり暗くなっていました。
夜ごはんは、ホテルの隣で
この日、ほとんど何も食べていなかった。
体調が悪いと食欲も落ちるもので、気づいたら一日まともに食べていない状態になっていました。さすがにこれはまずい、無理にでも何か入れておかないと、と思ってホテルの隣のレストランへ。観光地を歩き回る気力はゼロだったので、「隣」という理由だけで選んだお店です。
頼んだのはケバブのプレート。串焼きのケバブにライス、グリル野菜が添えられたやつで、320リラ(当時のレートで約1,300円くらい)。


体調が悪いときの食事って、なんでこんなにしみるんでしょうね。特別なものじゃないのに、じんわり美味しかった。
イスタンブール、おわり
こうしてイスタンブール最終日は、警察に呼び止められ、グランドバザールに若干辛口な感想を持ち、ひたすら寝て終わりました。
観光という意味では正直あまり充実していない1日でした。でも、翌日のバスを確保できた。それだけで十分だった気がします。旅も後半に入ってくると、こういう「整える日」が必要になってくるんですよね。
🚌 移動メモ:イスタンブール→セルチュク(2024年9月時点)
バス会社:METRO(大手)
購入場所:エセンレル・オトガル(Esenler Otogar)
料金:1,000リラ(約4,000円)
所要時間:約7〜8時間
乗り場まで:トラムT1+地下鉄M1乗り継ぎ(イスタンブールカード使用)
次回予告
翌朝、38度の熱を抱えてオトガルへ。乗り込んだバスの中では事前情報と全然違うことが発覚して、ちょっと笑えない状況になります。そして7〜8時間後、ようやくたどり着いたエーゲ海の街・セルチュクでは、なぜか急に「旅ってやっぱりいいな」という気持ちが戻ってくる。
次回もぜひ読んでもらえると嬉しいです。フォローしてもらえると更新のお知らせが届きますよ。
いいなと思ったら応援しよう!
応援ありがとうございます。次の記事作成の糧とさせていただきます!