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黒部峡谷鉄道宇奈月駅周辺を徘徊


2026.07.11
黒部峡谷鉄道宇奈月駅にやって来た目的は、黒薙温泉にある大露天風呂に入浴するためであった。始発電車が出発するまでの時間に駅周辺を徘徊しよう。


まずは、工事関係者が乗る列車(時刻表に乗らない本当の一番列車)が通過するのを待ってやまびこ展望台にやって来た。


7:08 新山彦橋を通過してゆく。


この新山彦橋は1986年に完成し、長さ166メートル、高さ約40メートルの鮮やかな真紅のアーチ橋で、どうして旧橋から代わったのかと言えば、一番の理由は、宇奈月ダム建設によって、これまでの線路が一部水没してしまうため、水没を避けるためのルート変更で新山彦橋が作られていた。因みに旧山彦橋は、大正12年に完成していた。


お役御免となった旧山彦橋は、現在は線路が外され、ウォーキングが楽しめるやまびこ遊歩道として整備され、新山彦橋を走るトロッコ列車を間近で撮影できる人気の絶景スポットであった。


次は、宇奈月神社で、トロッコ電車の出発点である宇奈月駅から歩いて5分ほどの距離にあります。


その歴史は、大正時代、黒部川の本格的な電源開発が始まったことによって大正13年に、温泉街の繁栄と黒部川電源開発の安全を祈願して創建されていた。温泉の守護神である「少彦名命」が祀られている。ここの絵馬を確認したかった、温泉マーク(♨)がデザインされた絵馬があると言う。また、境内には温泉が湧き出る御神湯があると言うが、そんなもの見つからなかった。


宇奈月神社隣にあるのが、黒部市芸術創造センター セレネ美術館であるが、営業時間は9時からとなっているため入館は出来なかったが、黒部峡谷の大自然をテーマにした美術館であった。


次は、黒部川電気記念館にやって来た。記念館は、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅の目の前にある、関西電力が運営する入場無料のPR施設で、黒部峡谷の電源開発や黒部ダムの歴史、水力発電の仕組みを、映像や模型で楽しく学べるスポットで、世紀の大工事と言われた黒部ダムをはじめ、大正時代から続く黒部川流域の過酷な発電所建設の歴史が、貴重な写真や資料とともに展示されていた。宇奈月駅のすぐ目の前という絶好のロケーションにあり、入場も無料であるため、トロッコ電車の乗車前や降車後のちょっとした空き時間に気軽に立ち寄ることができるが、無料と言うだけあって展示内容は少ない。


記念館正面入口に展示されているのは「EB5号」電気機関車で、黒部峡谷の電源開発の歴史における黎明期を支えた、非常に貴重なアメリカ生まれの小型電気機関車です。


EB5号は、大正15年にアメリカ・オハイオ州のジェフリー社で製造され、黒部川の本格的な電源開発を始めた日本電力が、黒部専用鉄道の建設と資材運搬のために輸入したものであった。線路の幅が762mmという狭いレールを走るため、車体は非常にコンパクトで、重量はわずか約5.6トンしかありません。 屋根の上を見ると、1本の長い棒で電気を取り込んでいました。大正時代に稼働を始めてから、昭和59(1984)年に引退するまで、約60年もの長きにわたり現役で黒部の険しい山道を走り続け、ダムや発電所の建設資材、そして過酷な環境で働く作業員たちを運び続け、黒部の近代化を文字通り根底から支え続けた名車であった。
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