図面がなくても、商品開発は始められます
「作りたいものはあるんです。でも、図面がなくて……」
商品開発のご相談をいただくとき、最初にこう言われる方が多く
いらっしゃいます。手元にあるのは、頭の中のイメージと、
ノートの端に描いた手書きのスケッチだけ。
「こんな状態で相談していいのだろうか」と、問い合わせのボタンを
押す前にためらってしまう。そういう声を、日々お聞きしています。
私たちの答えは
商品開発は、図面がなくても始められます。
です。
アイデアや漠然としたイメージをいただくだけでもデザイン、
設計などご提案をさせていただきながら形を作ります。
なぜ「図面がないと動けない」と思ってしまうのか
多くの方が、ものづくりはこういう順番で進むと思っておられます。
図面をつくる → 見積を取る → 製造する。
だから「まず図面がないと、誰にも相談できない」
と考えてしまう。図面を用意するには専門知識も
費用もいるので、その入り口で止まってしまうわけです。
しかし、相反して工場は図面がないとものが作れません。
はじめの一歩で図面が整うことはまずありません。
手描きのメモ、似たような市販品、
「こういう場面で、こう使いたい」という言葉。
そうした断片からでも、ものづくりは動き出します。
まずはそのイメージを形に出してみる、具体化しないと
図面を描き出すというのは難しいことになります。
止まったままにしておくと、どうなるか
一番もったいないのは、アイデアが「頭の中のまま」で
年単位に眠ってしまうことです。
「いつかちゃんと図面を用意してから」と思っているうちに、
時間だけが過ぎていく。その間に、似たような商品が他社から
出てしまうこともあります。せっかくの「作りたい」
という熱量は、時間がたつほど冷めてしまいます。
先日も、こんなご相談がありました。ある飲食店の方が、
これまで仕入れていた什器を調達できなくなり、困っておられた。
話を伺ううちに「どうせ作るなら、うちだけのオリジナルにしたい」
という方向に変わっていきました。
「作れなくなって困った」が、「自社ならではの一点をつくる」
になりました。お客様の希望に合わせて何ができるのか、
引き出しを開けてご提案することでお客様の作る目的をに
近づけることができます。
まず、何をすればいいのか
図面の前に、やっておくと一気に進むことがあります。
それは、
「何を・誰に・どう使ってほしいか」を言葉にしておく
ことです。
何をつくりたいのか(用途・大きさ・イメージ)
誰が、どんな場面で使うのか
今、何に困っていて、どうなれば理想か
これだけで、つくり手の側は「なるほど、それならこう作れる」と
道筋を描けます。逆に言えば、ここが曖昧なまま図面だけ
立派に用意しても、後で「思っていたものと違う」となりがちです。
図面は目的ではなく、道具。先に決めるべきは、目的のほうです。
MACHICOCOができること
私たちMACHICOCOは、技術者とのつながりでこうした
「まだ形になっていない段階」からのご相談をお受けしています。
手描きのメモでも、写真でも、現物でも構いません。
そこから用途を整理し、試作ができるかどうか、
どれくらいの規模・費用感になりそうかを、一緒に見ていきます。
金属・樹脂・ゴム・表面処理と、分野をまたぐ案件も、
工程を分担して道筋を組み立てます。「一社で全部」ではなく
「技術者と一緒に一つを」つくるのが、私たちの強みです。
図面がそろってから、ではありません。揃ってなくても
まずは聞いてみてほしいなぁと思っています。
今、頭の中にあるものを、そのまま送ってください
「こんな状態で相談していいのかな」
その段階が、実は一番いいタイミングです。
作りたいもののメモ、参考になりそうな写真、
うまく言葉にできていない要望。
どんな形でも構いません。
そのまま投げてもらったら考えます。
それが私たちの強いところでもあり、発想の引き出しが多い
私たちだからこそご一緒できる部分でもあります。
