何者でもないまま、発信する。
「普段なにしてるの?」って聞かれると、
私は今でも、ちょっと笑って「ニートですね」って答えてる。
ほんとはいろいろやってるけど、
何て言っていいのかいつも迷ってしまう。
“名乗る”って、案外むずかしい。
なんだかどれにも自分は “足りてない” 気がして。
この程度で名乗ってしまったら終わりな気がするし、
もしも人に笑われたら、って思うと口ごもってしまう。
どこかで「まともな人間じゃない」って、自分で思っている。
いったいいつになったら、私は「配信者です」
「クリエイターです」って、胸を張って言えるんだろうと
こういう場面になるたび、いつもそう思ってしまう
最近はありがたいことに、
YouTubeのお仕事をはじめ、「本当にやりたかった仕事」だけで
生活できるようになってきた。
それでも、「私は何者なのか」って、
ずっとわからないまま活動している。
未来のことなんて何もわからない。
登録者数、再生回数、インプレッション、クリック率。
そんな数字を毎日のように見ていると、
自分の存在が、全部“そこ”にかかっているような気がしてしまう。
「もっと伸ばさなきゃ」って思うし、
「数字で見えないものに、価値ってあるのかな」って思うこともある。
私は結果を出せない自分にずっと引け目を感じてる。
だからこそ数字だけを見て
自分が空っぽみたいに思えてしまうときもある。
でも本当はそうではない。
それだけがすべてじゃないってことも。
配信を楽しみにしてくれる人がいて、
動画に反応してくれる人が少なからずいてくれる。
私が「好きだ」と思って始めたことを、今もちゃんと“好きなまま”やれてること。そういうのを、忘れたくないなって思う。
私がやっているお仕事は、いろいろある。
自分のYouTubeチャンネルの運営はもちろん
企業に提供する広告動画を作成したり、案件を引き受けたり
ときにはコスプレや被写体として活動したり
自分は一切出ずに、誰かのSNS運用を裏で手伝ったり、
お仕事の仲介をすることもある。
当てはまるもので言えば、「動画クリエイター」で、「配信者」で、
「コスプレイヤー」で、「インフルエンサー」…なのかもしれない。
どれもが本当に中途半端だ。
やりたいことがすぐ変わるし、あっちもこっちも手を出してしまう。
それにやりたくないことはやりたくない、という我儘な気持ちも強かった。
でもそんな“飽きっぽさ”があったからこそ、いろんな仕事に出会えたし、
「好きなことだけで生きていく」今の働き方にたどり着けたのかもしれない。
中途半端は、いつもコンプレックスだった。
今も自分自身の中途半端にがっかりすることも多々ある。
でも今はそれも「自分らしさ」なのかと、少しだけ思えるようになった。
「こうなれたらいいな」って理想像はいつもある。
お仕事はいつでもやれるだけのことをこなしているけど
理想に近づけた日なんて一度もない。
それでも、今日もマイクをONにして、
録画ボタンを押して、編集して、“何か”をつくってる。
名乗れないままでも、
いつか「名乗ってもいい日」が来るかもしれないって、そう思いながら。
結局、私はまだ「何者でもない」
でも、それでも今日も発信してる。
「好きなことだけして生きていくなんて無理だよ」って思ってた私が、
今こうして、自分の手で仕事を作って、生活してる。
名乗れなくても、ちゃんと歩けてる。
それって、案外すごいことなのかもしれない。
だから、もし今
「自分には何もない」と思ってる人がいたら、
それでも、発信をし続けているなら、それだけで“何か”なんだと思う。
誰にも見られてない気がしても、
誰かの心の中で「あ、なんか好きだな」って、ちゃんと残ってるかもしれない。
「自分には何もない」とか「何者にもなれそうにない」って
感じてる人がいたら、それでも続けていってほしい。
自分の言葉で発信してみてほしい。
いつか “名乗れなくても生きていける” くらい、
世界のほうがちょっと優しくなってくれるかもしれないから。
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