FIREして仕事を辞めたかった私が、投資に出会って「別に辞めなくていいや」と思えるようになるまで
「もう、すべてを投げ出して一刻も早くこの場所から逃げ出したい」
ほんの少し前まで私は仕事でメンタルがやられそうになるほど追い詰められていた。
毎日ベッドから起き上がるのが重苦しい。
頭の中を占めるのは「やるべきこと」という責任感とそれに比例して擦り減っていく自分の心だけ。
当時の私にとって人生のバランスなんて言葉は机上の空論だった。
生きるための仕事が100%で自分のやりたいことなんてどこにも入る余地がなかった。
そんな絶望感の中で私はあるひとつの「希望」にしがみついた。
それが投資だった。
目的はただひとつ。
「投資で稼いで一刻も早くFIRE(早期リタイア)してこの仕事を辞めてやる」
当時はそれだけが暗闇の中の光だった。
しかし、仕事を辞めるための手段として必死に始めた投資は思いもよらない形で私の人生をひっくり返すことになる。
すべてがつながる、という快感
投資を勉強し始めて私は衝撃を受けた。
それまでニュースでなんとなく見聞きしていた政治経済、世界情勢、金融、そして日々の暮らしの中にある日常のお金。
それらがまるでパズルのピースがパチパチとはまっていくように「すべてがつながっている」ということに気づいたのだ。
地球の裏側のニュースがまわりまわって自分の資産の数字を動かす。
そのダイナミズムを分析し深く考えることがとにかく面白くてたまらなくなった。
それは単なるマネーゲームではなく世界の仕組みを紐解く最高にエキサイティングな知的なエンターテインメントだった。
夢中で画面に向かい、本を読み、市場を分析する。
その楽しさに没頭しているうちに私の脳みそは完全に覚醒していった。
気がつけば私の視野はかつてないほどに広がり、人生における「選択肢」が何倍にも増えているのを実感した。
そして、その変化はあんなに大嫌いだったはずの「仕事」に奇妙な変化をもたらす。
いい意味での「適当さ」が連れてきた仕事の楽しさ。
投資を通じて知識と選択肢が増えたことで私の心に大きな余白が生まれた。
「最悪いつでも会社なんて辞めて生きていける」
そう思えるようになったのだ。
この「しがみつかなくてもいい」という心の余裕は、仕事に対して良い意味での「適当さ」を私にくれた。
真面目に悩みすぎてメンタルを病みそうになっていた私が一歩引いて冷静に仕事と向き合えるようになった。
すると信じられないことが起きた。
世界情勢や経済の知識が本業のビジネスにリンクし始めたのだ。
今まで見えなかったビジネスの構造が見えるようになり、仕事の中で「こうすれば面白いんじゃないか?」というアイデアが泉のようにどんどん湧き出てくるようになった。
視野が広がり、心が前向きになった結果、皮肉なことにあんなに辞めたかった仕事そのものがめちゃくちゃ楽しくなってしまったのだ。
ここで私は最高の矛盾(パラドックス)に直面することになる。
「あれ? 仕事を辞めるために投資を始めたのに、投資のおかげで仕事が楽しくなっちゃったから……別に辞める必要なくなったな」と。
自分の言葉が「届く」という、新しい居場所
この、自分の中で起きたあまりにも劇的な変化と、投資を通じて得た「考える楽しさ」を私はどうしてもどこかに吐き出したくなった。そうして始めたのがnoteだった。
これまでは自分の内に引きこもっていた言葉を文字にして発信してみる。
すると初めて「自分の書いた記事が誰かに読まれている」という確かな手応えを感じた。
顔も知らない誰かが私の分析や、私の言葉を受け取ってくれている。
その感動は何にも変え難いものだった。
今では仕事の合間に「次はnoteに何を書こうか」と考えてしまうほどこの場所が生活のメインになりつつある。
これが私のワーク・ライク・バランス
かつての私は「やるべきこと(仕事)」を減らさなければ「やりたいこと」はできないと思い込んでいた。
でも違った。
限界だった私の人生に、投資という「やりたいこと」を全力でねじ込んだら、視野が広がり、選択肢が増え、結果的に「やるべき仕事」のクオリティまで上がってすべてが前向きに回り出した。
仕事を辞めて楽になることだけが救いじゃない。
投資で世界の仕組みを学び、仕事でアイデアを形にし、noteでそれを表現する。
この3つが重なり合った今、私の人生の主導権は完全に私の手の中にある。
完璧なバランスなんて狙わなくていい。
ただ夢中になれるものに飛び込んだ先で私の人生は今、最高に充実している。
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