和室の存在感 は?心地よさとその活用法について【盛岡市前田畳店】
■和室の存在感 は?心地よさとその活用法について
こんにちは、岩手盛岡の前田畳店です。今日は和室の存在感とその活用法について最近目にした興味深い調査結果を元に考察してみたいと思います。
和室が良い?
『まいどなニュース』様に掲載された記事によれば自宅に和室がある全国の10~60代以上の男女500人を対象にした調査で約8割の人が「和室があって良かった」と回答しました。
和室が良いと感じる理由としては、「和室は落ち着く」という意見が最も多かったそうです。これは和室が提供する静寂と安らぎ、そして畳の香りが私たちの心を落ち着けリラックスさせる効果があるからだと思います。

しかし自宅に和室がある全国の10~60代以上の男女500人を対象なので和室がいらないとは言えないところはあると思います。自宅に和室がある人とない人を半分半分で調査をすれば和室が良いと答える人も少ないのではないでしょうか。
■和室の存在感とその使い道
また和室の使い道としては「寝室・私室」「子どもが遊ぶスペース」「客間・来客用寝室」「物置・収納スペース」など様々な活用法が見られました。
これらの結果から、和室が日本の家庭でフレキシブルに活用されていることがわかります。居間が含まれておりませんがおそらく私室に分類されているのだと僕の推測です。ちなみに僕の実家は畳の部屋しかなかったのでフローリングの洋間に憧れをもっていました。
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寝室・私室:214人(全体の42.8%)
子どもが遊ぶスペース:100人(全体の20%)
客間・来客用寝室:97人(全体の19.4%)
物置・収納スペース:54人(全体の10.8%)
和室の存在や維持に対する課題
しかし一方で「和室はあまり必要なかった・不要だった」と答えた人々からは「掃除・メンテナンスが面倒」「和室である必要がない」「結局あまり使っていない」「統一感が出ない」などの理由が挙げられました。これらの意見は和室の存在や維持に対する課題を示しています。
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たしかにこれには納得いくことも多いです。掃除やメンテナンスは維持する上で結構な負担になります。定期的な畳替えは必要ですし何か飲み物などをこぼした時も水でジャブジャブと洗う訳にはいきません。「和室である必要がない」はどういう事かその理由が書いてないのでわかりません「統一感がない」も含めこれはあまり和室がもとから好きではない方の意見だと思います。

私たち畳屋としてはとしてはこれらの意見を大切に受け止めお客様が和室をより快適により効果的に利用できるような提案をしていきたいと思います。
畳のメンテナンス:
畳は定期的なメンテナンスが必要です。畳の表面をきれいに保つためには、定期的に掃除機をかけることが重要です。また、畳が湿気を吸収しないように、適度な湿度と通気性を保つことも大切です。
畳の交換:
畳は時間とともに劣化します。特にペットを飼っている家庭では畳が傷つくこともあります。そういった場合には畳の交換を検討してみてください。
金銭的に負担は大きいですが畳表替えの安いクラスでは5000円程度から可能ですし6畳で3万円くらいなら何とか捻出できない事もございません。
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和室の活用法:
和室は多様な用途で活用できます。例えば和室をリラクゼーションスペースとして利用することで日々のストレスから解放される場所を作ることができます。また和室を子どもの遊び場や学習スペースとして利用することも可能です。これは個人的になのですが筋トレを畳の上ですると言うのもおすすめです。重いダンベルなどフローリングや二階の床に落としてしまうとキズがついたり大きい音がするので畳の上であれば畳に傷がついたところでそれほどお財布のダメージはありません。
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イ草の香りは集中力を高めると大学の研究結果でも発表されておりますので子どもの勉強部屋にはとても良いと考えます。
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■和室がもたらす「存在感」とは何か
和室の存在感とは、単に「畳がある部屋」というだけではありません。
静寂・落ち着き・自然素材が生み出す空間の力が、部屋全体の雰囲気を引き締め、住まいに特別なリズムを与えてくれます。
現代住宅の中に和室が一部あるだけで、家全体に「緩急」が生まれ、生活にメリハリがつきます。
例えばリビング横に畳スペースを設けるだけで、そこが自然と家族の憩いの場になったり、来客時のちょっとしたおもてなし空間になったりします。
和室はただ存在するだけで、目に見えない心の余白をつくる「静かな主張」を持っているのです。
■和室が生み出す「心地よさ」の正体
和室の心地よさは、科学的にも裏付けられています。
畳に使われるイ草の香り成分にはリラックス効果があり、副交感神経を優位にしてストレス軽減に役立つとされています。
また、畳の適度なクッション性は足腰にやさしく、床に座ったり寝転んだりしても負担が少ないため、自然と心身がリラックスできるのです。
さらに、畳は湿度調整機能を持ち、夏はサラッと涼しく、冬はほんのり暖かさを感じられる快適な床材でもあります。
こうした自然素材ならではの作用が、和室特有の心地よさを支えています。
■現代風に活かす!和室の新しい使い方アイデア
和室は伝統的な使い方にとらわれる必要はありません。
現代の暮らしに合わせて、もっと自由にアレンジしてもいいのです。
たとえば、
小上がりスペースにしてリビングに段差をつける
ワークスペース兼リラクゼーションルームにする
壁紙や照明をモダンにして、和モダン空間を演出する
ヨガや瞑想専用スペースにする
ミニマルな「無印良品風和室」としてシンプルに整える
など、アイデア次第で和室は今のライフスタイルにも自然になじみます。
「畳だからこうしなければならない」と考えるのではなく、自分らしい使い方を探してみると、和室はもっと自由で心地よい空間になります。
和室のデザイン:
和室のデザインは、その使い心地に大きな影響を与えます。例えば畳の色や模様、壁の色、照明などを工夫することで、和室の雰囲気を大きく変えることができます。私たちは、お客様の好みやニーズに合わせた和室のデザインを提案します。縁のない正方形の畳もありますしカラー畳などと組み合わせて使ったりあえて『純和室』を作るのも以外と良いかも知れません。実は畳は使い方次第ではとても生活する上で万能なのだと言う事を頭の片隅に入れてもらえたら嬉しく思います。
前田まさとし
参考記事 『まいどなニュース』様
【家に「和室があって良かった」約8割…「畳の香りが心地よく落ち着く」 一方で「畳替えが面倒」の声も】
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前田畳店 代表 前田昌俊
・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている
前田畳店の二代目店主
・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表
・現在登録者8000人の襖系Youtuber
・畳技能と職人指導員、壁装技能資格
・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く52歳

