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なぜ交換できないの?畳のサイズ」は一枚ずつ違うように作られているからです

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「せっかく新しい畳を買ったのに、サイズが合わない…なんで!?」そんな声を、私はこれまで何度も耳にしてきました。

実は、畳というのは“工場で量産される既製品”とは違い、一枚一枚その家、その部屋に合わせて丁寧に作られています。だからこそ、見た目は同じでもサイズが合わない――そんな事態が起こるんです。

私は畳職人として30年、この「畳のサイズが合わない問題」で困った方々の相談をたくさん受けてきました。

この記事では、なぜ畳は一枚ずつサイズが違うのか、その理由と背景、そして実際に交換したいときにどうすれば失敗しないのか、わかりやすく解説していきます。

引っ越し・リフォーム・DIYで畳交換を検討している方にこそ、ぜひ読んでほしい内容です。


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■畳のサイズが合わないのはなぜ?/一枚ずつ違う理由を職人が解説

畳って、実は「一枚一枚サイズが違う」ってご存じでしたか?

だからこそ、他の家や別の部屋から持ってきた畳をポンと入れても、ぴったりはまらないのは当たり前なんです。実はこれ、畳職人の間では“あるある”の話なんですよ。

・畳は「一枚ずつ寸法を測って作る」のが当たり前

畳というのは、工場で作られた既製品ではありません。どの家のどの部屋にも、少しずつクセや歪みがあるため、それに合わせて一枚一枚寸法を測り、手作業で仕立てています。

新築であっても、壁の角が正確な直角とは限りませんし、柱や梁の位置によっても微妙に形が変わります。さらに、時間が経てば木造住宅ならではの“ゆがみ”も出てきます。

このため、たとえ見た目は正方形や長方形に見えても、実は少しずつサイズや角度が異なるんです。

畳を作るときは「部屋の一番奥の角から順番に合わせていく」など、決まった手順があります。これもすべて“ぴったり収める”ための技なんです。

・実際に私もやってしまった…畳の交換で大失敗

昔の話になりますが、若いころに引っ越し先の空き家で「畳が古いから、前の家の畳を持っていって使えばいいや」と安易に考えたことがありました。

トラックで運んで、いざ敷こうとしたら…どう頑張っても入らない。無理やり押し込んでも浮いてしまう。

当時は「畳って規格があるんじゃないの?」とすら思っていました。でも実際に職人になって学んだのは、「畳は1ミリ単位の世界」だということ。

たった1ミリのズレでも、敷いたときの見栄えや足触りに差が出ます。だから現場で寸法を測って、一枚一枚仕立てるのが当たり前なんです。

・同じサイズの畳は、ほぼ存在しません

家の中で、まったく同じサイズの畳が並んでいるように見えても、実際にはそれぞれ微妙に寸法が異なります。これは畳が「家の形に合わせて作られたオーダーメイド品」である証拠です。

また、職人が現場で作業する際には、畳の裏に「何番の場所に敷くか」番号をつけて納品します。これも、順番通りに敷かないときれいに収まらないからなんです。

つまり、どこかから持ってきた畳をそのまま別の場所に敷こうとしても、合わないのは自然なこと。交換できないのではなく、“その部屋のために作られていない”だけなんですよ。

この違いを知らずに交換しようとすると、時間もお金もムダになってしまうことがあります。畳を入れ替える前に、「本当にサイズが合うのか?」を確認することが、とても大切なんですね。

もし不安なときは、近くの畳屋さんに声をかけてみてください。現場を見れば、必要な寸法もすぐにわかります。気軽に相談してみてはいかがでしょうか。お待ちしております。

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■既製品じゃないの?/畳のサイズが一枚ずつ違うことのメリットと理由

畳が一枚ずつサイズ違いで作られているのは、実はとても大切なことなんです。決して面倒だからじゃなくて、ちゃんと意味があるんですよ。

むしろ、そのおかげでピタッと収まり、見た目も使い心地も格段によくなります。

・一枚ずつ違うのは「わざと」なんです

畳はどれも同じに見えるかもしれませんが、じつはわざと一枚一枚のサイズを少しずつ変えて作っています。

これには理由があります。家って、壁も床もすべてが完璧にまっすぐとは限らないんですよね。特に木造住宅だと、建てたときは真っすぐでも、時間が経つと少しずつ動いていくこともあります。

だから、部屋のすみずみまできれいに畳を収めるためには、それぞれのスペースに合わせて寸法を変える必要があります。これはまさに「オーダーメイド感覚」で作られているということになります。

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・ピッタリに仕上げるのが職人の腕の見せどころ

ピッタリと畳が収まると、見た目も美しく、足ざわりも気持ちがいいんです。逆にちょっとでもズレていたり、浮いていたりすると、見た目が悪いだけじゃなく、踏んだときの感触も落ちてしまいます。

私自身も新人の頃、「ここは既製品でもいけそう」と思って畳を敷いたことがありました。でも結果は…部屋の一角だけどうしても浮いてしまって、お客様にも違和感があると言われてしまったんです。

その時に痛感したのが、「現場を見て、サイズを測って、それに合わせて作ることの大事さ」でした。

・サイズ違いが和室を長持ちさせる工夫にも

畳を一枚一枚合わせることで、和室全体のバランスがとれます。

ほんの少しのゆがみを見逃さずに作られた畳は、ズレたりガタついたりしにくいんです。それが結果的に、和室全体のもちをよくすることにもつながっています。

さらに、部屋にピッタリ合った畳は風通しや湿気の管理もしやすくなります。カビが生えにくくなったり、長く快適に使える状態をキープしやすくなるのです。

畳って、ただの床材ではありません。その部屋の呼吸に合わせて作られる、いわば「空間の一部」です。だからこそ、一枚ずつ違うのが“正解”。それこそが、昔から続く日本の畳づくりの知恵でもあるんです。

知らずに「同じサイズでいいでしょ」と思ってしまうと、後で苦労することになります。

これを読んでくださっている方には、そうなってほしくありません。ぜひ、畳の本来の作り方とその意味を知って、お役立てくださいませ。

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■畳のサイズが違う時の対応策/失敗しない交換方法とおすすめの流れ

畳のサイズが合わないときは、まず落ち着いてください。無理に押し込んだりカッターで切ったりすると、畳が傷んでしまうばかりか、部屋にも影響が出てしまいます。

合わない理由にはちゃんと理由がありますし、きちんとした手順を踏めば問題なく対応できます。

・寸法を測るって、そんなに難しいの?

畳のサイズを測るのは、定規で長さを測ればいいだけ…そんなふうに思っていませんか?実際は、そんな単純な話ではないんです。

部屋の角は微妙にゆがんでいることも多く、直線に見えていてもまっすぐじゃないこともあります。

それに、畳の厚さや柱との関係など、見るポイントがいくつもあります。これを読み違えると、いざ畳を敷いたときに「合わない!」となってしまうのです。

私も修業時代、見た目だけで測って畳を作ってしまい、現場で1枚まるまるやり直しになったことがありました。結局、お客様に待っていただくことになってしまい、ものすごく申し訳なかった思い出があります。

・職人に頼むと何がちがうの?

畳職人は、ただ寸法を測るだけでなく、その部屋のクセや動きを読み取って、最適なバランスで畳を作ります。長年使った家には、独特の“クセ”がありますし、床の傾きなども無視できません。

さらに、職人は敷く順番や押し込みの加減なども考えて設計します。見積もりの段階から「どの程度の仕上がりが理想か」などを相談できるので、安心して任せられますよ。

もちろん、金額や納期の目安を事前に確認しておくのも大事です。余裕をもって相談することで、より丁寧な仕上がりが期待できるかと思います。

・実際にあった「サイズ違いで再調整」したケース

あるお宅で、「ホームセンターで買った畳を自分で入れてみた」というご家庭がありました。

ところが数枚が浮いてしまい、ドアも閉まらない状態に。連絡をいただいて現場に行ってみると、微妙な柱の張り出しと、部屋のわずかなひずみが原因でした。

その後、正確に採寸し直して作り直したところ、今度はスッと収まってとても喜んでいただけました。こういう“あと一歩”のズレが、畳では大きな差になるんです。

・畳の交換・表替え・新調のちがい、知っていますか?

よく混同されがちなのですが、「畳の交換」とひと口に言っても内容はいくつかあります。

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たとえば、「表替え」は畳の芯(中身)はそのままで、表面のゴザだけを新しくする方法。これはサイズが合っていれば、比較的リーズナブルに見た目をリフレッシュできます。

一方、「新調」は畳そのものをまるごと作り直すこと。部屋に合わせて新たに作るので、サイズもぴったりにできます。古い畳がブカブカしたり、傷んでいたりする場合はこちらがおすすめです。

状況に応じて「どの方法がベストか」は変わってきます。自分では判断しにくいこともあるので、迷ったら一度ご相談くださいね。

もし盛岡市近郊の方で、「畳を外したら戻せなくなった」「入れようとしても合わない」そんなお悩みがあれば、前田畳店へご連絡いただければと思います。

現場の状況を見て、その場に合ったご提案をさせていただきますので、ご安心くださいませ。お気軽にどうぞ。

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【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊
・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている
前田畳店の二代目店主
・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表
・現在登録者8000人の襖系Youtuber
youtube.com/@tatami777
・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有
・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く52歳


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たたみ、ふすま、しょうじ、カベ紙、アミ戸の張替えリフォームは
畳製作技能士一級・畳訓練指導員、壁装技能士1級、2級在籍の

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