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夕顔瀬橋から仰ぐ春の山&畳に預ける冷蔵庫の重み

2026年4月3日、金曜日 朝6:10。

今朝の盛岡は、春の重みを含んだようなしっとりとした空気でありました。


いつものように夕顔瀬橋に立って岩手山を仰ぎ見れば、山頂付近がすっぽりと厚い雲に覆われています。

あれはなんだか、お金持ちのキャラクターが立派な襟巻きを巻いている姿に似ているなと思って、一人で少し可笑しくなってしまったな。


前田畳店 公式x


足元の北上川も、水の色が少し濁っている。山からの雪解け水が混ざり始めた証拠だろう。







冷たさの中にも着実に季節が巡っていることを教えてくれる、盛岡の春の匂いがしたな。




こうして季節が変わると、引越しや模様替えをする人も多いようであります。

新しい門出に胸を膨らませる姿を見るのは嬉しいものですが、畳を縫い続けてきた身としては、一つだけ心配なことそれは、和室に冷蔵庫を置くときの話。



畳に冷蔵庫を置くなら、直置きだけは避けてほしい

最近の住宅事情では、和室に冷蔵庫を置かなければならない場面も多いかと思います。

しかし、畳を愛する職人の目から見れば、そのままポンと置くのはどうか踏みとどまってほしい!。

畳というのはフローリングとは全く性質が違う。見た目は静かだが、実は呼吸をし、湿気を吸ったり吐いたりしている生き物のような床材です。

そこに100キロを超えることもある冷蔵庫の重みを、四隅の小さな脚だけで預けてしまえば、畳の芯までグシャリと潰れて深い凹みになってしまいます。

あとで動かしたときにその傷跡を見て「ああ、やってしまった」と後悔する人を、私は何度も見てきました。



たたみ職人がすすめる「三段構え」の守り方

もし家の畳に冷蔵庫を据えるなら、一つで全部解決しようとせず、役割を分けて重ねていく方法がおすすめです。

まず一番下には、厚めのコンパネや構造用合板を敷いて、鋭い重さを広い面に分散させる。


その上にはクッションフロアのような水を通さない素材を重ねて、結露や水漏れが直接畳に染み込むのを防ぐ盾。

そして仕上げに、しっかりした「すのこ」を挟こむ。

このわずかな隙間が畳の呼吸を助け、カビや変色を防ぐ大きな役割を果たして、見た目は少しゴツくなるかもしれないが、畳を預かる職人としては、これが一番確実な据え方だと信じています。


※画像はイメージ




パターン2


板を直接敷くのがカビで怖い方へ

板を直接敷いて湿気がこもるのが心配な方は、

下から「すのこ」「厚めのコンパネ」「クッションフロア材」の順で重ねてみてください。

まず畳の上に「すのこ」を置いて空気の通り道を作り、その上に重さをしっかり受け止める「コンパネ」を載せます。


仕上げに水漏れ防止の「クッションフロア材」を敷いてから冷蔵庫を据えるのです。これなら畳の呼吸を邪魔せず、安心感も高まります。

ただし、すのこの脚が細いと、重みが集中して畳を強く押しつぶしてしまいます。

できるだけ脚の面積が広いものや、平らなパレットのような形を選ぶのが、畳を泣かせないための職人としての約束です。

少し背は高くなりますが、カビを防いで安心して暮らすための、これも立派な知恵であります。


透明マットはフローリングの味方、畳には不向き

最近はネットなんかで「冷蔵庫用の透明マット」という便利なものがよく売られています。

透明で部屋の雰囲気を壊さないし、傷や汚れから床をしっかり守ってくれるやつで、フローリングの部屋で使うなら、これほど重宝するものはないかと思います。



でも、それをそのまま畳に敷くのは少し慎重に。

透明マットは密着しやすいから、畳との間に湿気がこもりやすくなる心配があるし、2ミリ程度の厚さでは畳の深い凹みを防ぎきるには少し心細いです。

フローリングには透明マット、畳には板やすのこ。

こうやって床の性質に合わせた「適材適所」を見極めるのが、家を長持ちさせる一番のコツです。

冷蔵庫は一度置いてしまったら何年も動かさない、生活の相棒のような家電だ。だからこそ、最初のひと手間に少しだけ知恵を絞ってください。

下記に詳しく書いておくので気になる方はチェックしてみてください。


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さあ、これから預かっている3階集合住宅の畳と襖の搬入。

皆様の新しい生活も、丁寧な積み重ねの先にある清々しいものであってほしいと願っております。

それでは素敵な一日を🌸

前田昌俊 



【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊
・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている 前田畳店の二代目店主
・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表
・現在登録者10000人の襖系Youtuber
・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有
・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く53歳


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たたみ、ふすま、しょうじ、カベ紙、アミ戸の張替えリフォームは
畳製作技能士一級・畳訓練指導員、壁装技能士1級、2級在籍の
前田畳店・インテリアマエダ

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