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折りたたみ畳マットの口コミ・評判は?畳屋目線で床暖房と湿気対策も解説

※この記事にはAmazonアソシエイトの広告が含まれます。


「フローリングの部屋に畳を敷きたいけれど、普通の畳は重くて収納にも困りそう」

このように考え、必要なときだけ広げられる折りたたみ畳マットを探している方も多いのではないでしょうか。

折りたたみ畳マットなら、和室のない住宅でも手軽に畳の香りや感触を楽しめます。

敷布団の下へ敷くほか、リビングの一角をごろ寝スペースにしたり、来客用の寝具と組み合わせたりと、使い道も少なくありません。

一方、通販で販売されている畳マットは実物を確認できないため、い草の品質や表面のほつれ、寝転がったときの硬さ、カビの発生などが気になります。

私も以前、保育所で使われていた折りたたみ畳の補修を頼まれたことがありました。

どこかの通販で購入した商品だったようですが、長く使用するうちに折り曲げる部分が傷み、修理してほしいというご相談でした。

しかし、正直にいうと、一般的な畳のようにきれいには直せませんでした。

折りたたみ畳は、複数に分けた芯材や表面材をつなぎ、決められた位置で折れるように作られています。


普通の畳とは構造が大きく異なるため、畳店で表替えや部分補修をするのは簡単ではありません。

おそらく、ほとんどの畳店では修理を断られるか、補修できたとしても新品のような見た目へ戻すのは難しいでしょう。

そのため、折りたたみ畳が欲しい場合は、最初から通販で完成品を購入する方法が現実的です。

今回紹介するのは、天然い草100%を使用したエムールの折りたたみ畳マットです。

クイーンサイズは約160cm×200cmあり、おおよそ畳2枚分に近い広さ。それでいて、確認時の販売価格は約1万4000円でした。

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畳屋の目線で見ても、この大きさで折りたたみ加工と滑り止め加工まで付いているのは、かなりお得感があります。

この記事では、Amazonに寄せられた口コミや評判を確認しながら、天然い草の表面に見られるイ切れ、床暖房で使う際の注意点、湿気やカビを抑える使い方について畳職人の立場から解説します。



【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊
・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている 前田畳店の二代目店主
・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表
・現在登録者10000人の襖系Youtuber
・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有
・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く53歳



この記事では
1.折りたたみ畳マットの口コミや評判
2.畳屋目線で見た価格と品質の評価
3.床暖房で使うときの注意点
3.湿気やカビを防ぐためのお手入れ方法

について解説します。






■折りたたみ畳マットを畳屋目線で見るとおすすめできる?

結論からいうと、洋室へ手軽に畳スペースを作りたい方には、検討する価値のある商品です。

特に魅力を感じるのが、約160cm×200cmという広さと、使わないときに折りたたんで収納できる構造です。

天然い草を使用し、裏面には滑り止め加工も施されています。

ただし、本格的な畳とまったく同じものではありません。


厚さは約1.3cmと薄く、畳床を使用した新畳のような厚みや耐久性は期待しにくいでしょう。

また、折り曲げる場所が多いため、長く使っているうちに接続部分や折り目付近が傷む可能性もあります。

こうした特徴を理解したうえで、価格や収納のしやすさを優先するのであれば、使いやすい商品といえます。



・折りたたみ畳は一般的な畳店では作りにくい

一般的な畳は、畳床の表面に畳表を張り、両側へ畳縁を縫い付けて仕上げます。

一方、折りたたみ畳は複数に分かれた芯材を布や裏面材でつなぎ、一定の方向へ折れるように加工しなければなりません。

折り目の位置が少しずれるだけでも、広げたときに段差や隙間ができる可能性があります。

表面の畳表も折り目に合わせて動くため、通常の畳より複雑な構造です。



畳店には一般的な畳を製作するための設備がありますが、折りたたみ商品専用の生産設備まで備えているわけではありません。

オーダーで作ってほしいと相談しても、対応できる畳店はかなり限られるでしょう。

仮に製作できたとしても、通販商品のような価格へ抑えるのは難しいと思います。

折りたたみ畳は、専用の工場で同じ規格の商品をまとめて生産するからこそ、手頃な価格を実現できる商品です。



・160cm×200cmで約2畳分の広さがある

今回紹介するクイーンサイズは、約幅160cm×奥行200cmです。

一般的な江戸間の畳は、1畳あたり約88cm×176cmです。


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地域や住宅によって畳の寸法は異なりますが、160cm×200cmあれば、おおよそ2畳分に近い畳スペースを作れます。

大人1人が寝転がるには十分な広さがあり、敷布団やクイーンサイズの寝具とも組み合わせやすい寸法です。

リビングへ敷けば、家族で座るための畳スペースとしても使えます。


小さな子どもの遊び場、来客用布団の下、ストレッチや昼寝の場所など、用途は幅広いでしょう。

使わないときは8つ折りにでき、収納時の大きさは約幅80cm×奥行50cm×厚さ10.8cmです。

一般的な畳2枚を収納しようとすると、置き場所だけでなく持ち運びにも困ります。

その点、折りたためる構造は、洋室で必要なときだけ畳を使いたい方にとって大きなメリットです。



・畳店で新畳を購入する場合と比べても安い

一般的な畳店で新畳を2枚注文すると、使用する畳表や畳床にもよりますが、安い商品でも合計2万円から3万円程度かかる場合があります。

国産い草や耐久性の高い畳床を選べば、価格はさらに上がります。

もちろん、畳店で作る新畳は部屋の寸法に合わせて製作するため、隙間なく納められるのが強みです。

耐久性や修理のしやすさについても、一般的な新畳のほうが優れています。

ただし、普通の畳2枚を小さく折りたたむことはできません。

滑り止めも標準では付いていないため、フローリングの上へ置いて使う場合は、別に滑り止めを用意する必要があります。

エムールのクイーンサイズは、確認時の販売価格が約1万4000円でした。

天然い草100%で約2畳分の広さがあり、8つ折り構造と滑り止め加工まで含まれています。

本格的な新畳とは目的が異なりますが、手軽さと価格を優先する方には魅力的です。



■折りたたみ畳マットの特徴とサイズ

商品名には畳マットレスとありますが、厚手のウレタンマットレスのような商品ではありません。

天然い草を使用した薄型の畳マットで、フローリングと布団の間へ敷いたり、ラグとして使ったりする商品です。

購入後に思っていたより薄かったとならないよう、素材や厚さ、折りたたんだ際の大きさを確認しておきましょう。



・表面には天然い草100%を使用

表面には、天然い草100%の畳表が使われています。

織り方は双目織です。

双目織は、一般的な住宅用畳表よりも織り目の間隔が広く、上敷きやい草ラグ、畳マットなどによく使用されています。

天然い草を使っているため、開封直後には新しい畳に近い香りを感じられるでしょう。

い草には湿気を吸収し、周囲が乾燥すると水分を放出する性質があります。

ただし、吸収できる湿気の量には限界があります。



湿度の高い状態が続いたり、濡れた布団を長時間敷いたままにしたりすれば、天然い草でもカビが発生する可能性があります。

商品には防カビ加工が施されていますが、防カビ加工があるから絶対にカビないわけではありません。

布団を敷きっぱなしにせず、定期的に畳マットの両面へ風を通すことが大切です。


・裏面には滑り止め加工が付いている

裏面の素材はポリプロピレンで、滑り止め樹脂加工が施されています。

一般的な畳をフローリングへ直接置くと、座ったときや布団へ入る際に畳が動くことがあります。

滑り止め加工があれば、畳マットのずれを抑えやすくなり、日常的に使いやすくなります。


一方、この滑り止めについては、床暖房を高温で使用した際に床へ付着したという口コミもありました。

購入者によると、畳マットを移動した際、床が筋状にべたついており、裏面の滑り止め部分が熱によって変化した可能性があるとのことです。

この商品が床暖房へ正式に対応しているか分からない状態で、高温の床へ長期間敷きっぱなしにするのは避けたほうがよいでしょう。

床暖房を使用する場合は、商品説明や取扱説明書を確認し、販売元にも使用できるか問い合わせると安心です。



・厚さ約1.3cmなので単体では硬く感じやすい

畳マットの厚さは約1.3cmです。

薄いながらも一定のクッション性はありますが、一般的な敷布団やウレタンマットレスのような柔らかさはありません。

そのまま寝転がると、フローリングの硬さを感じる方もいるでしょう。

商品レビューにも、厚さ1.3cmでは寝転がるとやや硬いという意見が見られました。


短時間の昼寝やごろ寝であれば、その硬さを心地よく感じる方もいます。

しかし、夜間の寝具として使う場合は、畳マットの上へ敷布団やマットレスを重ねるのがおすすめです。

反対に、柔らかすぎるベッドマットの上へ敷いたところ、適度な硬さになり眠りやすかったという口コミもあります。

柔らかい寝心地が苦手な方には、寝具の硬さを調整する補助マットとして使える可能性もあります。


・5種類のサイズから選べる

折りたたみ畳マットは、次の5サイズから選べます。

  • コンパクトショート 約65cm×180cm

  • スモールツイン 約90cm×200cm

  • シングル 約100cm×200cm

  • ダブル 約140cm×200cm

  • クイーン 約160cm×200cm

コンパクトショート、スモールツイン、シングルは4つ折りです。

ダブルとクイーンは8つ折り仕様となっています。

寝具の下へ敷く場合は、現在使用している布団やマットレスの幅に近いサイズを選びましょう。

部屋の一角に畳スペースを作りたい場合は、設置予定の場所だけでなく、折りたたんだ後の収納場所まで測っておくと安心です。

クイーンサイズの重量は約5.85kgです。

一般的な畳2枚と比べれば扱いやすいものの、毎日出し入れするには少し重く感じる方もいるでしょう。

収納性だけでなく、持ち上げやすさも考えてサイズを選ぶことが大切です。


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■折りたたみ畳マットの良い口コミ・評判

Amazonでは、い草の香りや使い勝手、布団の下へ敷いた際の湿気について、良い評価が見られます。

ただし、寝心地や香りの感じ方、湿気の発生状況は、住んでいる地域や部屋の環境によっても変わります。

口コミは、商品の特徴や傾向を知るための参考として確認しましょう。



・い草の香りを楽しめる

良い口コミで目立っていたのが、い草の香りに関する評価です。

畳の香りがして和を感じられた、フローリングでも畳の雰囲気を楽しめるといった感想が寄せられています。

天然い草を使用しているため、樹脂製の畳マットでは感じにくい、自然な香りを楽しめるのが特徴です。

和室のない住宅でも、リビングや寝室に敷くだけで、畳のある空間に近い雰囲気を作れます。

ただし、い草の香りが好きな方にとっては長所でも、においに敏感な方には強く感じられる可能性があります。

新しい畳の香りが強いという口コミもあるため、開封直後のにおいが気になる場合は、風通しのよい室内で陰干ししてから使用するとよいでしょう。



・フローリングに畳スペースを作りやすい

居間の一角へ敷いて使っているという口コミもありました。

一般的な新畳は部屋の寸法に合わせて作るため、一度設置すると簡単には移動できません。

折りたたみ畳マットなら、必要な場所へ広げ、使い終わったら折りたたんで移動できます。

賃貸住宅のように本格的な和室を作れない場合でも、床を大きく工事せずに畳スペースを取り入れられます。

リビングでくつろぐ場所として使うほか、子どもの遊び場、ヨガやストレッチ、来客時の布団スペースなどにも活用しやすいでしょう。



・布団の裏側が湿りにくかったという口コミがある

クイーンサイズを購入した方からは、フローリングへ布団を直接敷いていたときよりも、布団の裏側が湿りにくくなったという口コミがありました。

以前は折りたたみ式のすのこを使っていたものの、すのこが壊れたため、この畳マットへ変更したそうです。

数日間布団を敷いて使用したところ、布団を上げた際に裏側の湿りを感じなかったと高く評価しています。

天然い草には湿気を吸収する性質があるため、フローリングと布団の間へ敷くことで、一時的に湿気を受け止めた可能性があります。

ただし、この口コミだけを見て、敷いておけばカビが発生しないと考えるのは危険です。



畳マットが吸収した湿気を逃がすためには、布団を上げ、畳マットの裏側にも風を通す必要があります。

折りたたみ式だからこそ、定期的に立てかけて乾燥させる使い方が大切です。


・硬めの寝心地が合う人もいる

柔らかすぎるベッドマットが腰への負担になっていたため、その上へ畳マットを敷いたところ、ちょうどよい硬さになったという口コミもありました。

畳マット自体に厚いクッション材が入っているわけではありませんが、柔らかい寝具の沈み込みを抑える目的では役立つ場合があります。

一方、フローリングへ直接敷き、その上で寝転がると硬く感じる方もいます。

硬さに関する評価が分かれるのは、畳マットの下に何を敷くか、上にどのような寝具を重ねるかによって寝心地が変わるためです。

硬めの寝心地を好む方には向いていますが、ふかふかした感触を求める方は、敷布団やマットレスとの併用を前提に考えたほうがよいでしょう。




■折りたたみ畳マットの悪い口コミ・評判

全体としては高く評価されている商品ですが、Amazonのレビューには気になる意見も見られました。

特に確認しておきたいのが、い草のにおい、表面のほつれ、湿気によるカビ、床暖房使用時の滑り止めです。


天然素材を使った商品には、樹脂製マットとは異なる注意点があります。

購入後に後悔しないよう、良い口コミだけでなく、使う場所やお手入れ方法まで確認しておきましょう。



・新しい畳のにおいを強く感じる場合がある

Amazonには、新しい畳のにおいが強かったという口コミがありました。

天然い草を使った畳マットなので、開封直後にい草特有の香りがするのは不自然ではありません。

新しい畳の香りが好きな方には魅力ですが、においに敏感な方や、寝室で使用する方には強く感じられる可能性があります。


届いてすぐに布団の下へ敷くのではなく、まずは梱包を開け、風通しのよい室内で広げておくとよいでしょう。

ただし、天然い草を長時間強い直射日光に当てると、色が早く変わったり乾燥しすぎたりすることがあります。

においを飛ばす目的なら、強い日差しの下へ放置するよりも、日陰や換気した室内で風を通す方法がおすすめです。



・厚さ1.3cmでは硬いと感じる人もいる

厚さが約1.3cmなので、折りたたみ畳マットだけをフローリングへ敷いて寝ると、硬さを感じる可能性があります。

畳マットレスという商品名から、一般的な折りたたみマットレスのような厚みを想像すると、思ったより薄く感じるでしょう。

この商品は、それだけで寝具を完成させるというより、フローリングと敷布団の間へ敷く畳マットとして考えたほうが分かりやすいです。

ごろ寝や短時間の休憩ならそのままでも使えますが、夜間に寝る場合は敷布団やマットレスとの組み合わせが基本となります。

反対に、柔らかすぎる寝具の沈み込みを抑えたい方には、この薄さと硬さが合う場合もあります。

硬いか柔らかいかは商品だけで決まるのではなく、下の床材と上に重ねる寝具によっても変わります。



・湿度が高い環境ではカビが出ることもある

Amazonには、湿気の多い時期にカビが発生したという口コミもありました。

商品には防カビ加工が施されていますが、防カビ加工はカビの発生を永久に防ぐものではありません。

天然い草は空気中の湿気を吸収します。

適度な湿度であればい草の長所になりますが、吸収した湿気を放出できない状態が続くと、かえってカビが発生しやすくなります。

特に注意したいのが、フローリング、畳マット、敷布団を重ねたまま長時間動かさない使い方です。

人は睡眠中に汗をかきます。

その水分が敷布団から畳マットへ移り、さらにフローリングとの間にたまると、畳マットの表面だけでなく裏面にも湿気が残ります。

梅雨時期、結露しやすい部屋、風通しの悪い寝室では、毎日布団を上げることが大切です。



・表面にイ切れやほつれが見られる場合がある

星1つのレビューには、表面からい草が飛び出し、触ると痛い部分があったという内容がありました。

掲載されていた写真も確認しましたが、私が見た範囲では、一般的にイ切れと呼ばれる状態に近いように感じます。

イ切れとは、畳表を織る途中でい草の長さが足りなくなり、表面へ短いい草の端が出てくる状態です。

天然い草は1本ずつ長さや太さが異なるため、すべてのい草が端から端まで同じ長さで続くわけではありません。

特に中級程度までの畳表では、数か所のイ切れが見られることがあります。

もちろん、あまりにも数が多い場合や、広い範囲で織り目が崩れている場合は別です。

しかし、写真に写っていたような部分が2か所程度であれば、この価格帯の商品としては大きな問題ではないと私は考えます。




■折りたたみ畳マットのイ切れは自分で直せる?

表面から短いい草が出ていると、気になって指で引っ張りたくなります。

ただし、飛び出したい草を強く引き抜くのはおすすめできません。

周囲の織り目まで動き、かえってほつれが広がる可能性があるためです。


・飛び出したい草はハサミや爪切りで切る

数本のい草が表面から飛び出している程度なら、よく切れるハサミや爪切りを使って短く切ることで対応できます。

畳表の表面と同じ高さになるよう、根元に近い位置で少しずつ切ってください。

爪切りは小さない草をつまみやすく、周囲を傷つけにくいので使いやすいと思います。

切った部分を強くこすったり、無理に押し込んだりする必要はありません。

表面と同じ高さまで切れば、通常の使用ではほとんど気にならなくなります。



・天然い草に多少の色や太さの違いがあるのは自然

天然い草は、工業製品の樹脂素材とは違い、色、太さ、長さがすべて均一ではありません。

畳の端に近い部分が白っぽく見えることもあります。

これは、い草の根元や先端に近い部分が使われているためで、必ずしも日焼けや不良品とは限りません。


商品説明にも、畳の端が白いのはい草本来の性質によるものと記載されています。

表面の色が完全に均一でないことや、わずかなイ切れがあることは、天然素材ならではの特徴でもあります。

少しの違いも気になる方は、樹脂製や和紙製の畳マットのほうが向いているかもしれません。



・交換や返品を相談したほうがよい状態

多少のイ切れは自分で処理できますが、どのような状態でも問題ないわけではありません。

次のような状態で届いた場合は、使用前に販売店へ相談したほうがよいでしょう。

  • 広い範囲で畳表の織り目が崩れている

  • 表面が大きく破れている

  • 畳縁が外れている

  • 折り目部分が裂けている

  • 裏面の滑り止めが大きく剥がれている

  • 開封時からカビや濡れた跡がある

  • 強い汚れや異物が付着している

自分で切ったり補修したりすると、交換や返品が難しくなる可能性があります。

明らかな破損がある場合は、手を加える前に写真を撮り、販売店へ連絡してください。


■折りたたみ畳マットを床暖房で使うときの注意点


今回の口コミで特に気になったのが、床暖房を使用したところ、裏面の滑り止めが床へ付着したという内容です。

表面のい草ではなく、裏面に施された滑り止め樹脂が熱の影響を受けた可能性があります。


・滑り止めが筋状に付着したという口コミがある

購入者は数か月使用した後、家具を移動した際に床のべたつきへ気づいたそうです。

畳マットの裏側にある滑り止め部分と同じような筋が床へ残っており、高温で使用していた床暖房の影響ではないかと考えていました。

このレビューを書いた方も、商品自体には満足しており、床暖房への注意が足りなかったと説明しています。

しかし、床材に樹脂が付着すると、掃除だけで簡単に元へ戻せない場合があります。

床暖房を使用する住宅では、価格や畳表の素材だけでなく、裏面の耐熱性も確認する必要があります。


・床暖房対応の表示がなければ敷きっぱなしにしない

商品ページや説明書に床暖房対応と明記されていない場合は、床暖房の上へ長期間敷きっぱなしにしないほうが安全です。

床暖房といっても、床材の種類、設定温度、暖房方式によって表面温度は異なります。

低温であれば必ず問題が起きないとも言い切れません。


使用する場合は販売元へ確認し、床材メーカー側の注意事項も確認してください。

また、畳マットを定期的に持ち上げ、裏面の変形、べたつき、床の変色がないかを見ることも大切です。

異変を感じたら、そのまま使い続けないようにしましょう。


・除湿シートは床暖房の熱を防ぐ専用品ではない

湿気対策として除湿シートを一緒に使う方法があります。

ただし、除湿シートを挟めば、床暖房の熱による滑り止めの変化を必ず防げるわけではありません。

除湿シートは湿気を吸収するための商品であり、断熱材や耐熱シートとは目的が異なります。

床暖房の上で使用するなら、畳マットだけでなく、間に敷く除湿シートについても床暖房対応や耐熱温度を確認してください。

対応表示が確認できない場合は、床暖房を使わない場所へ移動させるか、床暖房を切った状態で使うほうが安心です。



■折りたたみ畳マットの湿気とカビ対策


天然い草の畳マットを長く使うには、湿気を吸わせるだけでなく、吸収した湿気を定期的に放出させる必要があります。

防カビ加工がある商品でも、布団を敷きっぱなしにしないことが基本です。


・起きたら布団をめくって湿気を逃がす

寝起き直後の布団には、睡眠中にかいた汗や湿気が残っています。

すぐに畳んで押し入れへ入れるのではなく、まずは布団をめくり、畳マットの表面へ風を当てましょう。

可能であれば、敷布団を別の場所へ移動し、畳マットだけの状態にします。

毎日完全に片付けるのが難しい場合でも、布団の半分をめくり、時間を置いて反対側もめくるだけで湿気を逃がしやすくなります。

敷きっぱなしの状態を減らすことが、最も簡単なカビ対策です。


・折りたたみ構造を乾燥にも活用する

折りたたみ畳は、収納しやすいだけでなく、乾燥させやすいこともメリットです。

使用後は完全に重ねて収納する前に、山型に折ったり壁へ立てかけたりして、裏側へ風を通してください。

扇風機やサーキュレーターを使えば、畳マットとフローリングの両方を乾かしやすくなります。

ただし、湿った状態のまま折りたたみ、押し入れや収納庫へ入れるのは避けましょう。

湿気が逃げにくくなり、折り重なった部分へカビが発生する可能性があります。



・フローリングの結露にも注意する

畳マットの表面だけでなく、フローリング側の湿気も確認してください。

冬場の冷たい床へ布団や畳マットを敷くと、体温で温められた空気と床面の温度差によって、裏側へ結露が発生する場合があります。

見た目には分からなくても、畳マットを持ち上げると床が湿っていることがあります。

特に外壁に近い場所、北側の部屋、1階の冷えやすい床は注意が必要です。

定期的に畳マットを移動し、床面を乾拭きするだけでも状態を確認できます。


・除湿シートを併用する

フローリングの湿気や布団の寝汗が気になる場合は、寝具用の除湿シートを併用する方法もあります。

たとえば、クモリの除湿シートは、吸湿繊維を使用した厚さ約4mmの商品です。

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防ダニ、抗菌防臭、消臭機能が案内されており、吸湿状態を確認するためのセンサーも付いています。

湿気がたまったことを目で確認しやすく、干す時期を判断しやすい点は便利です。

使用環境によって異なりますが、商品説明では週1回を目安に陰干しや日干しをするよう案内されています。

梅雨時期や湿度の高い部屋では、より短い間隔で乾燥させたほうがよいでしょう。

なお、この除湿シートは洗濯機での丸洗いには対応していません。



汚れた場合は濡らした布で軽く拭くか、汚れた部分だけを手洗いする使い方になります。

畳マットと同様、除湿シート自体も敷きっぱなしにせず、定期的に干すことが大切です。

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・カビが発生したら早めに対処する

表面に小さなカビを見つけた場合は、広がる前に対処してください。

まずは布団やほかの寝具から離し、換気できる場所へ移動します。

表面が湿っている状態で強くこすると、カビの胞子を周囲へ広げたり、い草を傷めたりする可能性があります。

十分に乾燥させてから、表面の状態を確認しましょう。


軽いカビであれば、消毒用エタノールを布へ含ませ、表面を軽く拭いてから乾燥させる方法があります。

畳マットへ直接大量に吹きかけるのではなく、目立たない部分で変色しないか確認してから作業してください。

黒く変色している、広範囲にカビが広がっている、裏側まで強いにおいが残っている場合は、無理に使い続けないほうがよいでしょう。



■折りたたみ畳マットがおすすめな人

この折りたたみ畳マットは、本格的な和室を作る商品ではありません。

しかし、価格を抑えながら洋室へ畳の感触を取り入れたい方には向いています。


・洋室に手軽な畳スペースを作りたい人

フローリングのリビングや寝室へ広げるだけで、畳のある空間を作れます。

工事や部屋の採寸が不要なので、賃貸住宅でも取り入れやすいでしょう。

使う場所を変えられるため、昼間はリビング、夜は寝室という使い方もできます。


・使わないときに収納したい人

普通の畳は大きく、使わないときに片付けるのが大変です。

この商品はシングルまでが4つ折り、ダブルとクイーンは8つ折りになっています。

来客時や子どもが遊ぶときだけ広げたい方にも使いやすい構造です。


・新畳よりも費用を抑えたい人

クイーンサイズは約160cm×200cmあり、おおよそ2畳分に近い広さがあります。

確認時の価格は約1万4000円でした。

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畳店で新しい畳を2枚作る場合と比べ、折りたたみ加工や滑り止めまで含めて、この価格はかなり頑張っていると感じます。

部屋へぴったり納める必要がなく、手軽に使える畳を探している方にはお得感があります。


・天然い草の香りが好きな人

表面は天然い草100%なので、フローリングの部屋でも新しい畳に近い香りを楽しめます。

樹脂製の畳マットよりも、自然な風合いや和の雰囲気を求める方に向いています。

ただし、開封直後の香りを強く感じることもあるため、においに敏感な方は注意してください。



■折りたたみ畳マットをおすすめしにくい人

価格や収納性に魅力がある一方、使い方によっては合わない場合もあります。

購入前に、自分が求めているものと商品の特徴が一致しているか確認しましょう。

・厚みのあるマットレスを求める人

厚さは約1.3cmです。

ふかふかしたクッション性や、体を包み込むような寝心地を期待する商品ではありません。

単体で夜通し寝るためのマットレスを探している方は、厚みのある寝具を選んだほうがよいでしょう。


・床暖房の上へ敷きっぱなしにしたい人

裏面の滑り止めが床へ付着したという口コミがあるため、床暖房の上で常時使用したい方は慎重に判断する必要があります。

販売元へ床暖房対応を確認できない場合は、直接敷きっぱなしにする使い方はおすすめできません。


・毎日布団を上げるのが難しい人

天然い草には調湿性がありますが、吸収した湿気を逃がさなければカビの原因になります。

布団を敷いたまま長期間動かさない使い方には向いていません。

布団を定期的に上げ、畳マットの表面と裏面を乾燥させる必要があります。


・天然素材の個体差が気になる人

天然い草には色や太さの違いがあり、数か所のイ切れが見られる場合もあります。

表面が完全に均一でなければ気になる方や、少しの飛び出しも不良品だと感じる方には、樹脂製の畳マットが向いている可能性があります。


■折りたたみ畳マットは畳屋目線でも価格に魅力がある

※画像はイメージです


折りたたみ畳は構造が特殊で、一般的な畳店が同じものを作ったり、傷んだ部分をきれいに直したりするのは簡単ではありません。

私も以前、保育所で使われていた折りたたみ畳の補修を頼まれましたが、通常の畳と同じようには直せませんでした。

そのため、折りたたみ畳が必要な方は、通販で完成品を購入する方法が現実的です。

今回紹介した商品は、クイーンサイズで約160cm×200cm。

約2畳分に近い広さがあり、天然い草100%、8つ折り、裏面の滑り止め加工まで付いています。

確認時の販売価格は約1万4000円でした。

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一般的な畳店で新畳を2枚購入すれば、安い商品でも合計2万円から3万円程度かかることがあります。

耐久性や修理のしやすさでは一般的な新畳が優れますが、折りたたんで収納できる機能まで考えると、この畳マットは価格以上の魅力があると感じます。

Amazonの口コミでは、い草の香り、フローリングでの使いやすさ、布団の湿りにくさなどが評価されていました。

一方、厚さ約1.3cmなので単体では硬く感じることがあります。

湿気の多い環境ではカビに注意が必要で、床暖房を高温で使用した際に滑り止めが床へ付着したという口コミも見逃せません。

布団を毎日上げ、折りたたんで裏側へ風を通すことが、長く使うためのポイントです。

湿気が気になる方は除湿シートも併用し、畳マットと除湿シートの両方を定期的に乾燥させましょう。

本格的な和室を作るほどの費用はかけられないものの、洋室へ手軽に畳スペースを取り入れたい方には、検討しやすい商品です。


・折りたたみ畳マットの口コミ・評判は?畳屋目線で床暖房と湿気対策も解説の総括

✓ 折りたたみ畳マットは洋室に畳スペースを作りやすい商品です。

✓ クイーンサイズは約160cm×200cmで約2畳分の広さがあります。

✓ 約1万4000円で折りたたみ加工と滑り止めが付くため割安感があります。

✓ 表面には天然い草100%が使用されています。

✓ 厚さは約1.3cmなので単体では硬く感じる場合があります。

✓ 夜間に寝る場合は敷布団やマットレスとの併用が向いています。

✓ い草の香りを楽しめるという良い口コミがあります。

✓ フローリングへ手軽に和の空間を作れる点が評価されています。

✓ 布団の裏側が湿りにくかったという口コミもあります。

✓ 防カビ加工があっても敷きっぱなしではカビる可能性があります。

✓ 布団を上げて畳マットの両面へ風を通すことが大切です。

✓ 表面の軽いイ切れはハサミや爪切りで短く切れば対応できます。

✓ 広範囲の破損やカビがある場合は販売店への相談が必要です。

✓ 床暖房では裏面の滑り止めが床へ付着したという口コミがあります。

✓ 価格と収納性を重視する方には畳屋目線でも検討しやすい商品です。



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