6年前のAnkerから買い替え【REDMI Buds 8 Lite】
Xiaomi REDMI Buds 8 Liteというイヤホンを買った。
定価3,280円→セールで2,480円 という、まともなメーカーの完全ワイヤレスイヤホン(TWS)では最安クラスの価格。
にもかかわらず、逆位相の音で周囲の雑音を低減するアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載する。
価格破壊、というかもはや常識改変イヤホンだ。
異次元の低音

自分はノイキャン初体験だから、このイヤホンがどれぐらい頑張っているのかはわからない。その話は後でしよう。
そんなことよりも、低音に一番驚かされた。
自分は6年前に買ったAnkerのSoundcore Liberty Air2というTWSを使っていた。その前にはJBLのTUNE 110BTという左右一体型Bluetoothイヤホン。(そしてぶっちゃけメインで使っていたのは有線のEarPods。)
Liberty Air2というと当時でも約八千円はしたイヤホン。これでも非Pro版のAirPodsの半額で、それなりにお買い得な買い物をしたつもりだった。
一方でその音質はぶっちゃけ期待外れだった。三千円の一体型JBLと一緒。そのJBLは千円台のメーカー系有線イヤホンと同じ。これはTWSな部分にコストが掛かっているから仕方ないことだと思っていた。
良くてAnkerと同じ、もしくはダイソーレベルを想像していたら……
別次元の低音で殴られた。
よくよく考えてみれば無理もない、スペックからしてドライバーサイズ2倍(6mm→12.4mm)。でもこの音質は完全に予想外だった。EarPodsより低音出てるじゃん。高級耳栓代わりになればなんて考えはこの時点で打ち砕かれた。
冷静に聴き比べしてみたら、中~高音領域の音質自体はさほどAnkerやJBLと差はないのかもしれない。でも重低音はXiaomiのコールド勝ち。EarPodsですら明らかに経験したことのない領域。しかもむやみに低音が強いというよりはちゃんと力を制御できているような感じ、これだけで大満足。付け加えてノイキャンをオンにするとより低音が強調されるような気がした。
装着感

サイズ、形状、イヤーピースの形状、何もかもが違う
これまで約八千円のAnkerイヤホンを差し置いて、有線のEarPodsをメインに使用していた理由は装着感だ。(音質もあるけど)
自分はカナル型のイヤホンが根本的に苦手なんだと思う。
イヤーピースを大きめにしてしっかり密閉するのが正解なんだろうけど、そうすると真空感というか鼓膜が引っ張られる感覚が出てしまうのがどうも苦手。着けるときに加減してゆるくしてしまうから落としやすい。落としたら終わりだからTWS自体❌️。
そんなTWSに対する偏見さえもREDMI Buds 8 Liteは払拭してくれた。
着けた瞬間から全然着用感が違う。これはどちらかと言えばインナーイヤー型である有線EarPodsに近い。Ankerがイヤーピース自体のシリコンの摩擦力で保持する感覚なら、こっちは耳珠の軟骨で保持するような。直感的にこれならイケると感じた。
耳うどんのサイズが小さくなったのも好影響かもしれない。イヤホンが外れやすい原因のひとつにうどん部分の重量や長さがあるのではないだろうかと想像している(テコの原理的な)。
ノイキャン性能
肝心のノイズキャンセリングの性能だが、先述の通り自分はノイキャン自体が初体験だから他と比較することができない。だが、だからこそあえて完全に直感的でフラットな意見を話していきたいと思う。
アプリからノイキャンをONにすると、なるほど確かに部屋のファンヒーターのうるさい雑音が低減された。といっても完全に無音になるわけではなく、6~8割ぐらい音が減る感覚だろうか。ザワザワとした一定のノイズに強く、人の声などはわりかし通す傾向がある。オンオフを切り替えたりオン状態からイヤホンを取り外すと『確かに凄い技術だ』と感心させられる。
一方で気になったのは外音取り込み機能のほうだ。マイクで拾った周囲の音をそのままイヤホンに再生する機能なのだが、そもそも自分はこの機能がなくとも周りの音は十分聞こえると思っているから必要性を感じなかった。オンにすると違和感だけが生まれるので多分使うことはない。
まとめ
6年前のAnkerから買い替えたら音質も装着感も、なにもかも別次元に変わっていてびっくりした(ガキ)(8,000円→2,480円でこれはエグい)
音質も装着感もEarPodsとほぼ一緒で、完全ワイヤレスでノイキャンも付いているのに価格帯が一緒だから最強だと思う(ガキ)
何度も言うけどこの値段でノイキャン付いてるのガチで意味わからん エグい
補足
マルチポイント接続は超便利。スマホとPCの2台で繋いでおけば、PCで音を聴きながらでもスマホアプリからイヤホンの設定変更ができて良い。繋ぎ変えは動画等で音を鳴らしてやれば自動でしてくれる。
ただし『スマホで通話しながらSwitchのゲーム音を聴く』みたいなことはできない。
3台以上機器を登録するとちょっとややこしい。Bluetooth自体の挙動に慣れるまではオフでもいい。
機能オフでもペアリング履歴さえあれば『元デバイスと接続状態のまま』&『ケースから出した状態のまま』繋ぎ変えができる。
Liberty Air2では一度ケースに戻してペアリングボタンを長押しするか、もしくは元デバイス側で一旦接続解除をしないと繋ぎ変えができなかった。
ここまでが通常のレビュー。
ここからは雑談。
ノイキャン、確かにすごい技術なんだけど、常時オンにするものではないと思った。気分で切り替えている。ノイズが減って疲労軽減されているはずなのに何故か逆に疲れているような感覚があるのが気になる。
逆位相の音を使うのって安全性的には大丈夫なの? ずっと信じきれていない。『外音+逆位相+音楽』で耳への負担が3倍になってしまわないのか。『外音+(-逆位相)+音楽』で1倍になるならいいんだけど。(普通のイヤホンなら『外音+音楽』で2倍、という考え方)
ちなみに巷ではノイキャン難聴なんてのも噂されている。けどこれは『ノイズのない環境に脳が慣れすぎて、いざノイズ込みの普通の環境だと聞きにくくなってしまう』って内容だから、ちょっと自分の考えとは別ベクトルの話っぽい。
ノイキャンは無くてもいいのかと言われたら難しい。人は作業用としてわざとノイズを流したりするぐらいだから、そういう意味ではノイキャンなんて無くたっていい。仮に完全に無音になったとしてもそれはそれで集中できないし、雑音は音楽を流すだけでもある程度誤魔化せる。
でも騒がしすぎて音楽や動画なんて聴いていられない場面では欲しい。
シンプルに分類するならこうか
うるさめの環境で使うならノイキャン有りがいい
マック、フードコート、電車、都会、国道沿い、家の隣で工事中、近所のガキがうるさい etc……
静かな環境で使うならノイキャン無しでもいいかも
自宅、いい感じのカフェ、住宅街 etc……
ノイキャンの有無やイヤホンの形状(カナル型、インイヤー型、イヤーカフ型)によらず、そもそもイヤホンというガジェットは耳への物理的な負担が掛かるもの。やっぱり自宅での長時間使用はスピーカーかヘッドホンがベスト。
競合製品を考える
ノイキャン付きのTWSで同価格帯に競合製品はおそらくないと思われるので、他の軸から考えてみる。上位グレードは試聴してみない限り判断できないのでパス。
同社の最安イヤホン、Redmi buds 6 Play(1,380円)。
上記の利用シーンと照らし合わせて、ノイキャン無しでいいならこれがいいかもしれない。比較レビューを見る限り8Liteと少し音質に差があるようなのと、この価格差でノイキャン付きになるのはエグすぎるから自分なら8Liteを選ぶ。定価同士ならこっちもアリかも?
ダイソーやスリコ・GEOイヤホンと比べるならこれが優秀っぽい。
有線派が注目するべきはこちら。acrivo ACR-ACX2ANC(3,278円)。
長らく存在していなかった低価格有線イヤホン×アクティブノイキャン市場がようやく開拓された(もう少し出せばオーテクがあったが)。
あまりにマイナーなメーカーでレビューも少なすぎるから中々手を出しにくいが、情報だけでも押さえておくとよさそう。
蛇足の蛇足
いくらなんでも比較対象がアバウトすぎるから家電量販店で色々試聴してきた。USB-CタイプのATH-CKS330NC/ATH-CKD3C、3.5mmタイプのATH-CKS550XiS/ATH-CK350XiS(すべてaudio-technica)。
1つ目はノイキャン機能ありとのことだが、これはオンオフで全くといっていいほど違いが感じられず。本当にこれノイキャン入ってる? 音質については視聴環境が騒音まみれでロクに比較なんてできないが、上記4つともLiberty Air2とさほど変わらない領域のイヤホンだと感じた。
もちろん同環境でもREDMI Buds 8 Liteのノイキャンはバチバチに効いていたし(なんなら一番得意な領域の騒音)、相変わらず低音の出力も異次元。もうなんか逆になにも信じられなくなった。オーディオむずい。
AZLA TRINITY(USB-C)との比較
高コスパ有線イヤホンの代表格であるTRINITYも試聴できた。少なくとも低音だけなら勝てる。中高音はトントン? 全体的にEarPodsに近い? 好み?
ようわからん。オーディオむずい。
