毎回迷う予定納税をスマホアプリで払う手順【e-Taxの納付情報登録から解説】
はじめに
こんにちは。ITエンジニアとして働きながらFIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指している30代会社員のとしおです。妻と2人の息子とともに、家族みんなの選択肢を広げるべく日々資産形成に励んでいます。
2026年7月、今年も予定納税の季節がやってきました。
毎回やり方を忘れる。
楽天ペイの「請求書払い」で納付書のバーコードを読むんだっけ? e-Taxから入るんだっけ? 昨年やったはずなのに、見事に忘れていました(笑)。
結論から言うと、国税の予定納税をスマホアプリで払う場合は、楽天ペイアプリで紙の納付書をスキャンするのではありません。
e-Taxで「納付情報登録依頼」を作成・送信する
e-Taxの受信通知から「国税スマートフォン決済専用サイト」へ進む
楽天ペイなどの対応アプリを選んで残高で支払う
この流れです。次回の自分が迷わないように、実際の導線をメモとして残します。
この記事は2026年7月29日時点の国税庁・e-Tax公式情報をもとにしています。e-Taxの画面名や配置は変更されることがあるため、表示が少し違う場合は画面内の「納付情報登録依頼」「納付区分番号通知」を目印にしてください。
そもそも予定納税とは
予定納税は、その年の5月15日時点で確定している前年分の所得や税額などをもとに計算した予定納税基準額が15万円以上になる人が、所得税及び復興特別所得税の一部を前払いする制度です。
対象者には、税務署から6月15日までに書面またはe-Taxで予定納税額が通知されます。
予定納税額は、原則として予定納税基準額の3分の1ずつを2回納付します。翌年の確定申告で、その年の税額から精算される仕組みです。
誰が対象?
副業・フリーランス収入がある会社員(株式の配当・譲渡所得、不動産収入など含む)
個人事業主・フリーランス
ざっくり言うと「毎年確定申告をして、それなりの税額が出た人」
会社員で給与のみの方は通常は対象外ですが、副業や投資で確定申告している方は要チェックです。私もまさにこのパターン。
納付スケジュール

(※前年の所得税の2/3を2回に分けて前払いするイメージ)
納期限を過ぎると延滞税がかかる場合があります。まずは予定納税額の通知書で、自分の区分と金額を確認しておきます。
なお、前年より所得が大きく減る見込みなど、一定の条件に当てはまる場合は予定納税額の減額申請という制度もあります。ここは今回の納付手順とは別の話なので、必要な方は国税庁の案内を確認してください。
最初に押さえたいこと:納付書のバーコードは使わない
今回使う「スマホアプリ納付」は、自治体の税金や公共料金で見かける請求書払いとは流れが違います。
紙の納付書を楽天ペイアプリで直接読み取る手順ではありません。
2025年2月1日以降、国税スマートフォン決済専用サイトへのアクセス方法はe-Tax経由に集約されています。予定納税のように申告データを送信していない税金は、e-Taxで税目や金額を登録する「納付情報登録依頼」を先に作成します。
つまり、今回必要なのは紙の納付書ではなく、次のものです。
e-Taxを利用できる状態にしておく
予定納税額の通知内容(税目、対象年、期別、納付額)
対応するスマホ決済アプリ
納付額以上のアプリ残高
楽天ペイを使う場合も、支払元は楽天カードからの直接引き落としではなく、国税庁の案内上はアプリのアカウント残高です。事前に必要額をチャージしておきます。
e-Taxで予定納税の納付情報を登録する手順
ここが毎回わからなくなる本題です(笑)。
現在は旧「e-Taxソフト(SP版)」が「e-Taxソフト(WEB版)」に統合されており、スマートフォン・タブレット・パソコンから利用できます。公式FAQでは、納付情報登録依頼はパソコン版の操作例で案内されています。
Step 1:e-Taxソフト(WEB版)へログイン
e-Taxホームページの「ログイン」から、e-Taxソフト(WEB版)へログインします。
ログイン方法は、マイナンバーカードや利用者識別番号など、自分が普段使っている方法でOKです。
Step 2:「申請・納付手続を行う」から新規作成
ログイン後、次の順に進みます。
「申請・納付手続を行う」
「新規作成」
「納付情報登録依頼」
公式FAQでは、「申請・納付手続を行う」を押すと「申告・申請・納税」メニューへ移動し、そこで「新規作成」を選ぶ流れになっています。


Step 3:提出先と作成方法を確認
提出先税務署が表示されたら、内容が正しいことを確認して次へ進みます。

作成方法は「新規に納付情報登録依頼を作成する」を選びます。

Step 4:予定納税の内容を入力
予定納税額の通知書と照らし合わせながら、次の内容を入力します。

課税期間の入力形式や申告区分の表示文言は、利用端末やe-Taxの更新により変わる可能性があります。「令和8年分」「第1期分または第2期分」「通知書の金額」が一致していることを優先して確認してください。
ここを間違えると納付後に取り消せません。税目、課税期間、期別、金額は送信前にもう一度見直します。
Step 5:内容を確認して送信
「入力内容の確認・訂正」で内容を確認し、「受付システムへの送信」画面から送信します。
送信後は「即時通知の確認」が表示されます。続けて「受信通知の確認」へ進むと、「受信通知(納付区分番号通知)」が開きます。
この納付区分番号通知が、スマホアプリ納付への入口です。

受信通知からスマホアプリで支払う
Step 6:「スマホアプリ納付」を選ぶ
受信通知(納付区分番号通知)には、利用できる納付方法が表示されます。その中からスマホアプリ納付の導線を選び、「国税スマートフォン決済専用サイト」へ進みます。
e-Taxから専用サイトへは、納付区分番号、納付先税務署、税金の種類、課税期間、納付税額が引き継がれます。住所や氏名を専用サイトで改めて入力する必要はありません。
Step 7:専用サイトで利用するアプリを選ぶ
2026年7月29日時点で、国税庁が案内している対応アプリは次の5つです。
PayPay
d払い
au PAY
メルペイ
楽天ペイ
以前対応していたアプリが一覧から外れることもあります。支払う直前に国税庁「スマホアプリ納付の手続」で最新情報を確認するのが確実です。
Step 8:金額を確認して残高で支払う
利用するアプリを選ぶと、そのアプリへ遷移します。納付額と支払元の残高を確認し、支払いを確定します。
楽天ペイの場合も、この段階で楽天ペイを選びます。楽天ペイアプリを先に開いて「請求書払い」からバーコードを読むわけではありません。
決済が終わったら、専用サイトの「納付手続の完了」画面まで戻って完了を確認します。途中でブラウザを閉じないように注意です。
Step 9:納付記録を保存する
スマホアプリ納付では領収証書が発行されません。
専用サイトの完了画面にある「納付内容をダウンロード」から記録を保存しておくと安心です。後からは、e-Taxのメッセージボックスに届く「スマホアプリ納付手続完了通知」でも確認できます。
私はこういう完了画面をすぐ閉じてしまうタイプなので、今回はきちんと保存しました(笑)。
支払う前に知っておきたい注意点
納付できるのは30万円以下
スマホアプリ納付を利用できるのは、納付税額が30万円以下の場合です。利用するアプリ側の上限が、さらに低く設定されている場合もあります。
30万円を超える税額を、スマホアプリ納付のために複数回へ分けることは国税庁から控えるよう案内されています。その場合は、ダイレクト納付やインターネットバンキング納付などを検討します。
決済手数料はかからない
スマホアプリ納付の決済手数料は無料です。ただし、通信料などは利用者負担です。
ポイントはアプリごとに扱いが異なる
国税庁は、ポイント付与の扱いは各決済サービスの運営会社へ確認するよう案内しています。「税金だから必ず付く」「楽天ペイなら必ず付かない」と一律には言い切れません。
ポイントよりも、まず残高のチャージ方法と利用上限を確認しておくのが安全ですね。
一度完了すると取り消せない
専用サイトで納付手続が完了すると、取り消しはできません。税目や課税期間などを誤った場合は、所轄税務署への連絡が必要になります。
だからこそ、e-Taxで納付情報を登録するときの確認が一番大事です。
振替納税との二重納付に注意
予定納税で振替納税を利用している場合は、口座から自動で引き落とされることがあります。スマホアプリ納付も行うと二重納付になる可能性があるため、自分の振替納税の設定を先に確認してください。
実際にやってみた感想
手続そのものは難しくありませんでした。
難しいのは、楽天ペイの中を探しても入口が見つからないことです。そもそも入口が楽天ペイではなく、e-Taxの「納付情報登録依頼」だったんですよね。
一度流れがわかれば、
e-Taxで登録 → 受信通知 → 専用サイト → 楽天ペイ
と覚えるだけです。
ITエンジニアでも、年に数回しか使わない行政手続は普通に忘れます(笑)。来年の自分よ、楽天ペイの請求書払いを探す前にこの記事を開いてください。
まとめ
予定納税をスマホアプリで払う流れをまとめます。
予定納税額の通知で、税目・対象年・期別・金額を確認する
e-Taxソフト(WEB版)へログインする
「申請・納付手続を行う」→「新規作成」→「納付情報登録依頼」と進む
「申告所得税及復興特別所得税」、課税期間、予定納税第1期分または第2期分、納付額を登録・送信する
受信通知(納付区分番号通知)からスマホアプリ納付を選ぶ
国税スマートフォン決済専用サイトで対応アプリを選び、残高で支払う
完了画面の納付内容を保存し、e-Taxの完了通知も確認する
納付書のバーコードを楽天ペイで読む手続ではない。
今回いちばん残しておきたかったのは、ここです。予定納税のたびに同じ場所で迷う方の参考になればうれしいです。
参考にした公式情報
※この記事は個人の体験・記録をもとにした情報提供を目的としています。制度や画面は変更される可能性があります。実際の手続では最新の公式情報と予定納税額の通知を確認し、税務上の判断が必要な場合は税務署や税理士等へご相談ください。
