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三遊亭円丈は「名古屋から埼玉に出てきた数十年前の藤井聡太」にして『御乱心』は現在と過去の「笑点」を学ぶ上でのリトマス試験紙。を踏まえてかなり深く突っ込んで東西の落語を聴き込んでた堀井憲一郎のコラムを味わう(それくらい今の「笑点」がどうなってはるのか、状況がいまいち飲み込めないので)。

日曜夕方ではないけれど、せめて午後5時半更新は目指してみるか。


ま、ここでは「ら」スレのまくらに使ってしまいましたが。

いよいよ時節到来。「ら」スレを観るなら個人的にはテーマソングがこれになる。槇原敬之『Simplify』。|torov

三遊亭円楽が結果的に大言壮語の馬鹿囃子にあやつられる形で名跡自体が矮小化したから、少し外に外れる形で大家となり仰せた「ラジオの帝王」伊集院光(元は楽太郎が必然的にお世話しなければならなかった三遊亭楽大)を生み出した、とされる流れは三遊亭円丈『御乱心』と夢枕獏の尽力によって刊行された「師匠、御乱心!」(小学館文庫)によって詳(つまび)らかにされていると。

オードリーを知ったのは珍しく、藤井青銅からの逆打ち、でした。|torov

 だから若竹は潰れるし、伊集院光はしっかり歩き詰める試行錯誤を
経て、オードリー春日先行の「ベスコングルメ」で若竹の話を
思い出話として語るところまで時代の風化は進んでいる、なんだけど。

 なもので東の4分裂している協会の縮図の中心だったり、
一敗地に塗れた落ちこぼれ達だったり、その焼け野原から
脱却したかと思ったら今度は学級崩壊してるのが「笑点」
の縮図である、といふのはあながち間違ってもいないと。
(まあ最後に抜けた立ち上げの立川流がほぼ「笑点」に
参加してない、ってのがまあしこりといえばしこりでも
あるのだが、立川志の輔の弟子である立川晴の輔が喜久扇
の代わりに2024年の4月から加入して、東の4団体から晴れてバリテュードする体制にはなってはると)

この「龍角散ダイレクト」に師匠立川志の輔と共に出てるのが
なるほど立川晴の輔か。


 銭ゲバヘッポコ政治屋だった馬ヅラ円楽の御大層な
古典落語がズルズルと老いぼれていく一方で、新作落語に
注目して東海圏から埼玉に移住してきて一大潮流を作った
(つか作らざるを得なかったのが、ゲーマーでクリエイターで新作落語ムーブメントの中心にいた三遊亭円丈、なので)

 で、師匠は「究極超人あ~る」の校長春風亭柳昇を選び
新作落語ムーブメントに乗りながら「ストレスの海」を生み出し、
本流の落語協会で上り詰めたのが春風亭昇太、って
ところが現代の痛快な点、なんだけどね。

https://m.youtube.com/watch?v=32mprKGsaEw&t=373s

アニメ「究極超人あ~る」の知吹愛弓監督は春風亭柳昇の
実の息子さんなので。


こちらを踏まえて、これを再履修するのもまたいいかと。


『笑点』メンバーは落語がうまくない その通念はいつ覆されたのか by 堀井憲一郎|ty-tokio21

ヤホのページはいつ消失するかわからないからね。

でも堀井憲一郎がなんでこんなに「テレビウォッチャーである以前に」落語や落語家の分析が出来るか、といえばバイリンガルじゃないけど、かなり深く突っ込んで東西の落語を聴き込んでいて、それにまつわる著作もあるからですね。

9784062880077

一応キノッピー系でしょうが、電書もあるにはあるかと。

でなければこうした冷静で各所を押さえた言説にはならない。


『笑点』のレギュラーメンバーはあまり入れ替わらなかった。

とくに1983年から2004年まで、22年間、固定されていた。

そのときのメンバーが以下の7人である。

五代目三遊亭円楽(称して“馬づらの円楽”)

桂歌丸

林家木久蔵(2007年秋より林家木久扇)

三遊亭小遊三

三遊亭好楽

林家こん平

三遊亭楽太郎(のちの六代目円楽/称して“楽太郎の円楽”ないしは“腹黒の円楽”)

22年間変わっていなかった。

『笑点』の落語家 春風亭一之輔ら新参4人と三遊亭好楽ら古参3人の「ある決定的な差」
(堀井憲一郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース

結局名称はコロコロ変わったけど現在の落語団体の名前は
「五代目円楽一門会」なんだっけ。
 五代目円楽の師匠圓生の晩年から始まる四分五裂劇の一大叙事詩が
言ってみれば三遊亭円丈『御乱心』で、その後の大まかな雪解けと
風化を留める為の融和的な状況で再び世に出たのが「師匠、御乱心!」
(小学館文庫)といえるのですが。

 現在は楽太郎も亡くなったので三遊亭圓橘が会長。
早くから五代目円楽に付き添ったので「笑点」にしがみつけて、
息子が三遊亭王楽になった三遊亭好楽や、「ちっちゃい
千鳥大悟」とか言われる元末高とむこと三遊亭とむがいる
あたりが「五代目円楽一門会」。
 だから総じて落語が上手い人はここにはいない。

 で、三遊亭小遊三は圓生(六代目三遊亭圓生)の弟子に
なる予定が圓生に断られ明治大学の先輩三遊亭円丈(その頃はぬう生)
のとりなしを受けて「落語芸術協会(当時は日本芸術協会)に行って、
古典落語をやりたかったら古典落語の得意な若手真打に弟子入りするのが
いいんじゃないか?」
とアドバイスされて落語芸術協会にいった人。
 そこで会長の桂歌丸をよく補佐していたことから長くして
「笑点」に出てると。

 で、その桂歌丸は二ツ目(ってポジションが東の落語にしかないのは
ご存知の通り)時代の春風亭柳昇の落語を聴いて
落語家になる覚悟をきめた人、であるからして落語芸術協会
からは小遊三の他に春風亭昇太(落語芸術協会会長)と桂宮治が
「笑点」に出ていると。

芸協は三代目神田山陽や神田伯山(六代目)の師匠に当たる
神田松鯉(しょうり、三代目)が参与にいるのね。
 山田邦子も笑福亭鶴光も噛んだりしてるとか。

元ヤンで三遊亭円丈以来約四十年振りの名古屋市出身である
真打昇進をした瀧川鯉斗も芸協なのか。

でもう一つの大団体「落語協会」からはレギュラー入りした
春風亭一之輔をはじめ林家木久蔵(2007年秋より林家木久扇)、林家こん平などが「笑点」に出てたわけで。

ここにある東の4分裂とその変遷はこの図が詳しいなと。


一之輔が持っているような、聞いている人を黙らせる「圧倒的な制圧力」を持った落語家もいない。

落語好きの客を唸らせるような名人タイプの落語家は、残念ながらここにはいないのだ。

そう。落語がうまい人とおもわせるには「場の制圧力」が必要なのである。

この昭和からの7人は、あまり持ち合わせていなかった。

ライブで実際に何回も7人を見て、申し訳ないけど、正直なところ、そうおもう。

好楽はこの時代のメンバーを指して「落語がダメだからみんな『笑点』に来る」と言っているのだ。

『笑点』の落語家 春風亭一之輔ら新参4人と三遊亭好楽ら古参3人の「ある決定的な差」
(堀井憲一郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース

なので、大切な地ならしをして、歌丸から楽太郎の軸を締め
ながら、実力制で落語にも「強い」タイプの落語家を受け入れられる体制にしてきたのが、昨今の流れ、ってことなのか。

紆余曲折はあったが、入れ替わったのは以下の4人。(加入順)

林家たい平

春風亭昇太

桂宮治

春風亭一之輔

この4人は、2004年までのメンバーとは、ちょっと落語家としてのクラスが違う。

4人とも抜擢真打というエリート中のエリート

あらためて気づいたが、この4人は4人とも「抜擢で真打」になった4人である。

気づかなかった。

いま並べて気づいて、めちゃ驚いている。

つまり若手(二ツ目)の時代からその落語の実力が抜きん出ており、協会の年寄り連中が、こいつらを抜擢して真打にしたほうが、落語界のためになる、と判断した逸材だったのだ。

現代では真打への昇進は入門した順に順序よく上がっていくのだが、たまに(何十年かに一人くらいの割合で)先輩を抜いて「抜擢される」若手がいるのだ。

4人が4人ともそれだった。

(落語芸術協会では、1992年の昇太の抜擢以来、落語家としては次の抜擢は2021年の桂宮治とされている/あいまに講談師の神田伯山がいる)

いわば、落語界のエリート中のエリートなのだ。

『笑点』はたい平が入って以来、「落語界のエリートが出る番組」へと変貌しつつある。

『笑点』の落語家 春風亭一之輔ら新参4人と三遊亭好楽ら古参3人の「ある決定的な差」
(堀井憲一郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース




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