クイーンズトン周辺観光で楽しむ歴史とアフタヌーンティー
ナイアガラ観光というと、どうしても滝の迫力やワイナリー、ナイアガラ・オン・ザ・レイクの可愛い街並みに目が行きます。もともとイギリスだったこの地ではアフタヌーンティーなど休憩や楽しめる場所もたくさんあります。
例えば、クイーンズトン周辺からナイアガラ・オン・ザ・レイク方面へ移動する途中、少し立ち寄りたい歴史スポットがあります。
それが、マクファーランド・ハウスです。
赤レンガの落ち着いた外観、白い柵、緑に囲まれた庭。ぱっと見ただけでも、古いカナダの邸宅らしい雰囲気があります。しかもここは、ただの古い家ではありません。1812年戦争の時には、アメリカ軍とイギリス軍の双方によって軍の病院として使われた場所でもあります。Niagara Parksの公式案内でも、1800年前後に建てられたこの家が、1812年戦争中に軍事病院として使われたことが紹介されています。
そして今は、歴史見学だけでなく、ガラス張りのティールームでアフタヌーンティーも楽しめる場所になっています。
この記事では、マクファーランド・ハウスの歴史、見どころ、アフタヌーンティーの楽しみ方、そしてナイアガラ周辺でアフタヌーンティーが楽しめる場所をまとめます。
マクファーランド・ハウスとは

ナイアガラ・パークスが所有する最も古い建物
マクファーランド・ハウスは、ナイアガラ・オン・ザ・レイクにある歴史的な邸宅です。住所は15927 Niagara Parkway。ナイアガラ川沿いの美しい道、ナイアガラ・パークウェイ沿いにあります。
Niagara Parksの案内では、スコットランド出身のジョン・マクファーランドによって19世紀初めに建てられた家と紹介されています。現在は、Niagara Parksが所有する最も古い建物とされています。
この地域を車で走っていると、滝、ワイナリー、川沿いの景色に気を取られて、こうした歴史的な建物は見落としがちです。
でも実際に立ち寄ってみると、ナイアガラという場所が、ただの観光地ではなく、戦争や開拓、移民の歴史が重なった場所だったことが少し見えてきます。
1812年戦争では病院として使われた場所
マクファーランド・ハウスで必ず知っておきたいのが、1812年戦争との関わりです。
1812年戦争は、アメリカとイギリス、そして当時のアッパー・カナダ側が関わった戦争で、ナイアガラ川周辺はその重要な舞台のひとつでした。クイーンズトン・ハイツやフォート・ジョージなど、このあたりには今も戦争に関係する場所が多く残っています。
マクファーランド・ハウスは、その戦争中に軍の病院として使われました。しかも興味深いのは、アメリカ側とイギリス側の両方によって使われたとされていることです。戦場に近い場所にあったこの家が、負傷した兵士たちのための場所になったと考えると、静かな邸宅の印象が少し変わって見えてきます。
今の穏やかな庭やティールームの雰囲気からは想像しにくいですが、こういう背景を知ってから訪れると、建物の見え方が変わります。
見どころは、歴史と静けさのバランス
コスチュームガイドによる館内ツアー
マクファーランド・ハウスでは、季節によって館内ツアーが行われています。Niagara Parksの公式情報では、ツアーは季節営業で、所要時間の目安は約45分とされています。見学はガイド付きで、当時の暮らしを感じられる家具や部屋のしつらえを見ることができます。
ナイアガラ観光は、どうしても大きな滝や派手なアトラクションが中心になりがちです。だからこそ、こういう小さめの歴史スポットをひとつ入れると、旅に奥行きが出ます。
とくに歴史が好きな方、古い建物を見るのが好きな方、ナイアガラ・オン・ザ・レイクのクラシックな雰囲気が好きな方には、相性がいい場所だと思います。
庭もゆっくり見たいポイント
建物の外には、ヘリテージガーデンがあります。Niagara Parksによると、この庭はGarden Club of Niagaraによって手入れされていて、昔の暮らしに必要だった薬草、料理に使う植物、飾りの花などが植えられているそうです。ティールームで使われる食材に活用されるものもあると紹介されています。
こういう話を知ると、庭もただの飾りではなく、生活の一部だったことがわかります。
昔の家は、家の中だけで完結していたわけではありません。庭も食べ物、薬、香り、季節の飾りとして大切な役割を持っていました。
急いで写真だけ撮るより、少し歩いて植物を眺める時間があると、この場所らしさを感じやすいと思います。
アフタヌーンティーが楽しめるのが大きな魅力

ガラス張りのConservatory Tea Room
マクファーランド・ハウスの大きなフックが、ティールームです。
ガラス張りの明るい空間で、緑を眺めながらアフタヌーンティーを楽しめます。ナイアガラパークスの案内では、サンドイッチ、焼き菓子、フルーツ、デザート、紅茶などを楽しめるトラディッショナル・アフタヌーンティーが紹介されています。ティールームは水曜から日曜の12時から17時まで、最終着席は15時と案内されています。予約がおすすめです。
アフタヌーンティーというと、少し特別な日のイメージがありますよね。
でも、ここは歴史ある邸宅の見学とセットで楽しめるので、ただ甘いものを食べに行くというより、ナイアガラの歴史を味わう時間に近いです。
友人との小旅行、母娘旅、ワーホリ中の週末のお出かけ、観光案内の途中の休憩にも向いています。

料金の目安
オープンテーブルに掲載されている2026年4月更新のメニューでは、アフタヌーンティーは44.95カナダドル、クリームティーは14.95カナダドル、キッチン・チョイスは19.95カナダドルとされています。アフタヌーン・ティーには、飲み物、フィンガーサンドイッチ4つ、スコーン2つ、焼き菓子のデザートが含まれる内容です。
観光中にしっかり座って休憩したいならアフタヌーン・ティー、軽く雰囲気だけ楽しみたいならクリーム・ティーという選び方もよさそうです。
ただし、料金や営業時間、メニュー内容は季節やイベントで変わることがあります。行く前には公式サイトや予約ページで最新情報を確認してください。
ナイアガラ周辺で楽しめるアフタヌーンティー
1. McFarland House Tea Room

マクファーランド・ハウスのティールームは、歴史ある邸宅の雰囲気を楽しみたい人に向いています。
料金目安は、アフタヌーン・ティーが44.95カナダドル、クリーム・ティーが14.95カナダドル。場所はナイアガラ・パークウェイ沿いなので、クイーンズトン、ナイアガラ・オン・ザ・レイク、ワイナリー巡りと組み合わせやすいのも便利です。
落ち着いた雰囲気で、観光の合間に静かに休みたい方におすすめです。
2. The Drawing Room at Prince of Wales

ナイアガラ・オン・ザ・レイクの中心部で、クラシックなホテルのアフタヌーンティーを楽しみたいなら、プリンス・オブ・ウェールズ・ホテル内「ザ・ドローイング・ルーム」も有名です。
公式サイトでは、トラディッショナル・アフタヌーンティーが1人$60カナダドル、チーズ付きの国王の紅茶が70カナダドル、スパークリングワインなどを選べるロイヤルティーが70カナダドル、さらにチーズとドリンク付きの王室の紅茶は1人$78カナダドルと案内されています。子ども向けのリトルプリンセス・リトルプリンスティーは1人$31カナダドルです。
雰囲気はかなり王道です。花柄のティーポット、クラシックな内装、ホテルらしい華やかさがあるので、記念日や女子旅に向いています。
3. Old Stone Inn Boutique Hotel

ナイアガラ・フォールズ側でアフタヌーンティーを探すなら、Old Stone Inn Boutique Hotelも候補に入ります。
アフタヌーンティーが1人$69.99カナダドルと案内されています。内容は、手作りスコーン、ジャム、サンドイッチ、ケーキ、タルト、紅茶などです。
滝の近くに泊まる方や、ナイアガラ・オン・ザ・レイクまで行かずにホテル内でゆっくりしたい方には便利です。
4. Fallsview Tea Room at The Brock Hotel

ナイアガラの滝を眺めながらアフタヌーンティーを楽しみたい方には、The Brock Niagara Falls-Fallsview 内にある Fallsview Tea Room も候補に入ります。
場所はホテルの10階。Falls Avenue Resortの公式案内では、ナイアガラの滝を望むダイニングルームで、プレミアムティー、フィンガーサンドイッチ、焼きたてのスコーン、ペストリーなどを楽しめるティールームとして紹介されています。営業時間は土曜・日曜の12時から15時、最終着席は14時30分と案内されています。
料金の目安は、大人のHigh Tea Experienceが63カナダドル、子ども向けメニューは4〜12歳で29カナダドル。メニューには、オーガニックティー、The Brock特製スコーン、ロブスターロール、ビーフブリオッシュ、チキンサラダロール、トリュフ風味のエッグサラダ、きゅうりとミントのサンドイッチ、スイーツなどが含まれています。
マクファーランド・ハウスが歴史ある邸宅でゆっくり過ごす雰囲気なら、The Brock Hotelは滝の景色を楽しみながら少し華やかにお茶をするイメージです。ナイアガラ・フォールズ側に宿泊する方、滝の近くで特別感のある休憩を入れたい方には使いやすい場所だと思います。
なお、OpenTableでは土日の12時から15時に提供と案内されており、料金やメニューは変更される可能性があります。アフタヌーンティーを目的に行く場合は、事前予約と最新メニューの確認がおすすめです。
行く前に知っておくと安心なこと
営業は季節によって変わりやすい
マクファーランド・ハウスは、通年で同じように開いている施設というより、季節営業やイベントに合わせて楽しむ場所です。
ナイアガラ・パークスの公式ページでも、ビクトリアデーからサンクスギビングまでの営業と案内されています。ツアーやティールームの営業日、最終受付時間は変わることがあるので、行く日が決まったら必ず確認しておくと安心です。
特に夏の観光シーズン、週末、秋の紅葉シーズンは混みやすい可能性があります。アフタヌーンティーを目的にするなら、予約してから行く方が安全です。
滝だけの日帰り旅に足すと、満足度が変わる
トロントからナイアガラに日帰りで行く場合、滝だけ見て帰ると、意外と時間が余ることがあります。
そんな時に、クイーンズトン・ハイツ、花時計、ローラ・セコードゆかりの場所、マクファーランド・ハウス、ナイアガラ・オン・ザ・レイクを組み合わせると、ただ景色を見るだけでなく、歴史と街歩きの流れができます。
無理に全部回るより、滝をしっかり見て、そのあとに歴史スポットをひとつ、最後にお茶やワイナリーを入れるくらいが、初めての方にはちょうどいいと思います。
まとめ
マクファーランド・ハウスは、派手な観光スポットではありません。
でも、ナイアガラの歴史を静かに感じられて、1812年戦争中には軍の病院として使われたという背景があり、さらに今はアフタヌーンティーまで楽しめる。そう考えると、かなり味わい深い場所です。
ナイアガラの滝の迫力、クイーンズトンの歴史、ナイアガラ・オン・ザ・レイクの街歩き。その間に、マクファーランド・ハウスのような場所を入れると、旅の印象が少し変わります。
歴史が好きな方、落ち着いたカフェ時間を楽しみたい方、ナイアガラ観光を少し大人っぽく組み立てたい方には、ぜひ候補に入れてみてほしい場所です。
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